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ハスカップってどんな味?北海道の幻の果実「ハスカップ」をご紹介!

北海道へ旅行へ行った人なら、必ずは目にする「ハスカップ」というものを使った食べ物。しかし、どんな味なのかわからない人も多いと思います。そこで今回は幻の果実といわれるハスカップの実態やお味を徹底的にご紹介していきたいと思います。きっと食べてみたくなりますよ♪

ハスカップって何?

そもそもハスカップとは何でしょう?

ハスカップとは、スイカズラ科スイカズラ属に属している落葉低木です。和名ではクロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽)といいます。

名前は北海道の先住民族「アイヌ」のアイヌ語から。
実はもちろん食用です。

そして、その果実は「不老長寿の秘薬」ともいわれていたそうです!

ハスカップの特徴は?

ハスカップは初夏にきれいな白い花を咲かせ、黄緑色の実をつけます。
それが熟すと、ブルーベリーのような青紫色の実になるのです。

また、野生のハスカップだと土壌によって味は変わりますが、基本的には酸味の強い果実です。

ハスカップの産地は北海道だけ?

新千歳空港から近いのが苫小牧市です。

酸味が特徴のハスカップは、北海道の苫小牧市がおもな生産地です。本州のごく一部の場所でも高山植物として自生しているようですが、栽培・群生しているのは北海道のみのようです。

ブルーベリーならばどこでも育てられますが、ハスカップは難しく苗として販売されているのも少ないようです。

ハスカップ 気になるその味は!?

さて、肝心のハスカップの味ですが、野生のものでは酸味の強い果実です。
現在は栽培が主ですので、それなりに品種改良はされているでしょう。

それでも、酸味はブルーベリーより強く、甘いです。後味もすっきりしています。

ハスカップは流通が難しく、冷凍で販売されることがあります。
基本的にはワインやお菓子・ジャムに加工されて販売することが多いです。

ブルーベリーとハスカップって似たようなもの?

こちらはブルーベリー

こちらはハスカップです

これはよく言われることですが、ハスカップとブルーベリーは似ているようで全く違います。

まず、見た目は見てわかるとおり、ハスカップのほうが細長く大きいです。樹木の大きさも、ブルーでリーは最大3メートルに対しハスカップは1メートルほどの低木です。

栄養素も違います。ブルーベリーはビタミンC・目に良いといわれるアントシアニンが含まれていますが、
ハスカップはブルーベリーの何倍も多いのです!
更には鉄分・ビタミンE・カルシウムと豊富に栄養素が含まれているのです!!

それ故に、北海道では「不老長寿の薬」アイヌでは「不老長寿の妙薬」とよばれていたのです。

ハスカップのいろいろな使い方をご紹介♪

甘酸っぱくて栄養豊富なハスカップですが、主にジュースやワイン・お菓子屋ジャムといった加工品にされて販売されることが多いです。
北海道では広い地域でハスカップを使った商品がたくさん並んでいます!

今回はその中からおすすめをご紹介します♪

甘酸っぱい味のハスカップ おすすめその①「よいとまけ」

筆者がまずおすすめしたいのが「よいとまけ」というお菓子です。
ハスカップと言ったらこれ!というほど有名で自称「日本一食べにくいお菓子」ともいわれています。

名前の由来は苫小牧市にある製紙工場の木場で丸太を上げ下すときの掛け声「よいっと巻け」から由来しているのだとか。

ハスカップの実をジャムにしてロールケーキの内側と外側にたっぷりと塗り、グラニュー糖をたっぷりとまぶしたいかにも甘そうなお菓子です。
表面にはベタ付かないように、オブラートが巻かれているのですが…どうやってもべたべたになってしまうので、自称「日本一食べにくいお菓子とうたっているそうです。

肝心のお味ですが、グラニュー糖がかかっているしジャムもたっぷりなので甘い!
しかし、ハスカップの酸味のおかげで後を引かず、むしろもう一つ食べたい!と思ってしまいます。
もちろんコーヒーや紅茶によく合います。

昔は北海道でしかみられませんでしたが、最近では北海道の物産展でみられることがありますので、気になった方は見てみてください♪

甘酸っぱい味のハスカップ おすすめその②「い・ろ・は・す ハスカップ味」

みなさんご存知のミネラルウォーター「い・ろ・は・す」から、北海道限定で販売している「ハスカップ味」があるんです!

北海道の自動販売機には高い確率でおいてあります。
北海道の天然水を使って、酸味の効いたさわやかな味のフレーバーが特徴です。
後味もすっきりしていますので、水分補給にはぴったりです!

こちらは北海道に行けばどこでも手に入りますので、旅行へ行った際は試しに飲んでみてはいかがでしょうか?

甘酸っぱい味のハスカップおすすめその③「ジャムおばさんの富良野ジャム ハスカップ味」

富良野の奥のほうにある東麓郷という場所に「ふらのジャム園」というのがあります。
そこでは四季折々の植物が見られ、とても素晴らしい場所です。その一角にジャムおばさんのジャム工房があります。
ここでは、一つ一つ丁寧にジャムが作られ、販売されています。
人気ナンバー1はこの「ハスカップ味」
ハスカップの甘酸っぱい味を生かした、甘くてもすっきりとした味が特徴です。
お土産に買っていく方も多いみたいです。

こちらは通信販売も行っているそうなので、興味のある方はぜひ見てみてくださいね♪

ほかにもたくさん!甘酸っぱい味 ハスカップの食べ方

先に紹介しましたものだけではありません。
ワインやジュース・コンフィチュールなどなどたくさんのものがあります。

それだけでなく、ちょっと変わった!?食べ方もあるようです。

ハスカップおにぎり!?

ハスカップを塩漬けにしたものを混ぜ合わせて作るおにぎりだそうです。
お味は、しそや梅干しとは違う独特の風味と酸味が楽しめるそうで、こちらを作った方は癖になる味だとおっしゃっています。

ハスカップ寿司!?

こちらの札幌にあるお寿司屋さんは、ハスカップの塩漬けを酢飯に混ぜて「ハスカップ寿司」を作ったそうです!
鮮やかな紫の酢飯がきれいですね!お味のほどはわかりませんが、きっと癖になる味なのでしょう。

もし、ハスカップが手に入ったら作ってみてはいかがでしょうか?

いかがだったでしょうか?

甘酸っぱくて栄養豊富なハスカップの魅力が伝わりましたでしょうか?
旬は夏だそうなので、その時期に是非、北海道へ行ってハスカップを手に入れてみてくださいね!

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