2016/01/13
ががさま
2016/01/13 更新
秋の味覚の柿。そんな柿にはさまざまな種類があるのをご存知でしたでしょうか?そこで今回は、甘い柿の種類や渋柿の種類などについてご紹介していきたいと思います。それぞれの柿の特徴や食べ方を知って、みなさんもおいしく柿を食べてみましょう!
オレンジ色の秋の味覚の果物、柿。
甘い柿から渋い柿まで柿にはさまざまな種類の柿が存在しています。
そこで今回は、甘い柿の種類や渋い柿の種類など、それぞれの種類をご紹介したいと思います。
富有柿の果実は丸に近い四角で、果皮はすべすべしていて光沢があります。
果肉は繊密でとろけるような柔らかさや甘味がある柿になっています。
また、富有柿は柿の中では最も多く生産されている種類になっています。
御所柿は甘柿のルーツとも言われ、小ぶりながらもとても甘い柿になります。
果肉は糖度が17~20度と高く、粘り気のある肉質になっています。
熱したときにヘタ隙や先割れが起こりやすく、ちょっとした環境の変化などで生理落下しやすいため、栽培が難しい種類となっています。
花御所柿は縦半分に切ると丸みのあるハート型になるので、なんだかかわいいですよ。
肉質はとても繊密で果汁が多く、糖度が20度以上と高く、とても甘い柿になっています。
その味は甘柿の中では最高とも言われており、とろけるような柿の味わいは一度食べたら忘れられない味になっています。
また、ほんのりと渋みが口に残るのも花御所柿の特徴です。
西村早生柿は甘柿の分類に入りますが、不完全甘柿なので生育条件などにより渋みも残る柿になります。
表面は淡い橙色でつやがあり、果肉はやや硬く、果汁は程よくあり、甘さはさっぱりしています。
形が毛筆の筆先に似ているかことから筆柿と名付けられたました。
筆柿は不完全甘柿で、一本の木に甘い柿に混ざって渋いものが1割程度混じってなります。
味はコクがあって濃厚な甘さが味わえますよ。
蓮台寺柿は病気や害虫に弱く、樹も老化が進んでいることから保存する目的で1958年に伊勢市によって天然記念物に指定されている柿になります。
不完全甘柿なので、渋みを含んだものが混じるため、渋抜きをするか、渋が抜けるまで完熟させたづくし柿にして食べるか、または干し柿にして食べることができます。
愛宕柿は渋柿の種類に入り、脱渋が難しかったこともあり、これまで主に干し柿に加工されることが多かったようです。渋柿の中でも渋抜き処理をしても渋が抜けにくく、炭酸ガスを使う方法では熟度によって異なりますが、だいたい10~14日かかるそうです。
脱渋されたものは、ほんのりと適度な甘味で、サクサクとした食感が楽しめますよ。
祇園坊柿は、果肉が300g前後あり、先が尖った形で縦に四条の溝が入っており、真横から見るとハートの形のようになっている柿になります。
祇園坊柿は気温や気候に大変デリケートな種類で、生産条件に適う土地が少ない種類の柿なのです。
主に干し柿にして食べることが多く、種がほとんどないのが特徴です。
西条柿は優れた品質で500年もの間人々に愛されている柿の種類です。
上品な口当たり、甘味、独特の風味が特徴で、ビタミンC、アミノ酸、カロチンなどの栄養価も高く、ヘルシーな柿になります。
完全脱渋によって作り上げた西条柿は、甘柿よりも一段と優れた甘さと、綿密な肉質を味わうことができますよ。
柿の種類はいかがでしたでしょうか?
今回は甘い柿の種類や渋柿の種類などをご紹介していきました。
柿は種類によって、甘さやおすすめの食べ方などが変わるので、柿の種類によって食べ方を変えてみてくださいね。
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