2016/05/28
K_naho
2016/06/30 更新
炒めても煮ても、出汁としても使える野菜『しいたけ』。香りが強く味わい深いしいたけは、好きな人も多いですよね。でも、意外と傷みが早くて困ることも…。そこでここでは、しいたけの保存方法をご紹介します!正しい保存方法を知ってしいたけを美味しく食べましょう!
しいたけは、名前の由来の通り「シイ」の木の枯れ木に生えるキノコです。
シイの木の他には、クヌギやナラ・カシなどの樹木にも生え、日本全国の森林で自生しています。ですが、現在市場に流通しているしいたけは自生物ではなく、ほぼ栽培されたしいたけなのです。このしいたけの栽培にも、原木を使い自然に近い形で栽培する「原木栽培物」とおがくずを固めて使う「菌床栽培物」とに分かれています。
◆干ししいたけ
干ししいたけは、生のしいたけを天日や火力、電気などの機械で乾燥させたもので「乾物」として扱われています。生のしいたけはしっかりした保存方法でないと鮮度を保つのが難しいのですが、干ししいたけは乾燥させることにより保存性が高まります。また、栄養成分が凝縮されるので香りが強くなり違った風味を楽しむことができるのです!
せっかく買うんですから良いしいたけを見分けて美味しくいただきましょう!
まず最初に見るのは、しいたけのカサの開き加減です!カサが完全に開いていない厚みがあり丸っこいしいたけを選びましょう。カサが開ききっているものは傷むのも早く、食感の良くありません。厚みがあって丸いもののほうが美味しいのです!
次に見るのは、しいたけのカサの内側にあるヒダです!このヒダが白くてきれいに並んでいる物を選びましょう。
カサの内側が赤くなっているものは鮮度が落ちている証拠なのでご注意ください!
しいたけは水分を嫌い、水がついていると傷みやすくなります。袋やパック詰めされているしいたけの中には、蒸れて水滴がついていたり、しいたけが濡れてしまっている物がありますのでこれは避けましょう。しっかりとした保存方法でないと、すぐに傷んでしまいますよ!
◆新聞紙などを使う保存方法!
先ほどご紹介したように、しいたけは水気を嫌うお野菜です。
スーパーや八百屋さんで販売されているしいたけは、ビニール袋に入っているか、パックに入れラップに包まれて売られていますよね。通常、保存する場合はこの販売されていた状態のまま冷蔵庫に入れてしまいがちですが、実はこの保存方法は間違いなのです!
パックやビニール袋のまま冷蔵庫に入れる保存方法だと、中で蒸れてしまい水滴がつきはじめます。
こうなってしまうとしいたけは、濡れたところから傷み始めてしまうのです!なので、しいたけを長持ちさせたいのなら子この保存方法をやめ、キッチンや新聞紙を使う保存方法をお勧めします。買ったら、一回容器から全部取り出し、キッチンペーパーか新聞紙でくるんでください。それから袋に入れ冷蔵庫で保存しましょう!この保存方法だと、長くて2週間ほどは大丈夫ですよ♪
さらにこの時、しいたけの軸が上になるように置くほうが日持ちします!なぜこの保存方法が良いかというと、ヒダから胞子が落ちてしまうと傷みやすくなるからです。なので軸を上にして胞子が落ちないようにするこの保存方法が良いんですよ♬
◆冷凍庫を使う保存方法!
しいたけは冷凍ができるお野菜です。冷凍での保存方法なら比較的長く保存できるんですよ!
冷凍で保存するときに一番良いのは、しいたけの軸を切り落として適当にスライスする保存方法です。スライスしたしいたけは、フリーザーパックに入れて丁寧に空気を抜きましょう。そしてこのまま冷凍庫に入れれば完了です!また、しいたけの「いしづき」の部分を切り落としたものならスライスしなくても冷凍保存か可能ですよ。
使用用途によって保存方法を変えてみるのもいいかもしれませんね♪
注意するべき点は、しいたけを冷凍保存するときは洗わないことです。キッチンペーパーで汚れを拭きとるくらいにしましょう!さらにこの保存方法の嬉しい所は、冷凍することにより生のしいたけよりも栄養価が上がるという点です!冷凍での保存方法だと、約1か月程度持ちますよ!
◆干ししいたけの保存方法
干ししいたけは、生のしいたけよりも保存が効きます。密閉できる容器に入れ、可能なら乾燥剤も入れて保存しましょう。市販の干ししいたけはほとんどがこの形で販売されているのでそのまま冷蔵庫で保存すれば大丈夫です。常温での保存も可能ですが、高温多の場所は苦手ですので風通しのいい冷暗所などが最適ですよ。
干ししいたけは、保存方法によって賞味期限が変わりますが大体1年くらいは保存が効きますよ!
干しシイタケを水で戻した状態のものの保存方法は、戻し汁も含めて冷蔵庫での保存は可能です。ですが、あまり日持ちはせずこの保存方法では約2日~3日程度しかもたないので気をつけましょう。
いかがでしたでしょうか?しいたけの保存方法はあまり知られていないですよね。間違った保存方法で、しいたけを傷ませてしまった方も多いのではないでしょうか? しいたけは水分に弱く、水がつくとそこから傷み始めてしまうデリケートなお野菜です。少し手間はかかりますが、しっかりと上記の保存方法などを試し、しいたけを長持ちさせて美味しく食べましょう!
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