一生に一度は食べてみたい!憧れの金目鯛のしゃぶしゃぶのお話し
2016/07/15
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2016/06/22 更新
金目鯛はとても脂がのっている美味しい魚です。刺身のほかに煮つけやしゃぶしゃぶなど、いろいろな料理が楽しめますね。そこで今回は新鮮な金目鯛が手に入ったらぜひ作ってほしい金目鯛の刺身の作り方をご紹介します。関東では非常にメジャーな魚、金目鯛の特集です!
金目鯛は名前の通り金色の大きな目が特徴の魚です。金目鯛の名前に鯛という文字がついているので勘違いされやすいですが、金目鯛は鯛ではありません。その赤く美しい魚体のため鯛の代わりにたびたびお祝いごとに使われてきました。そういった関係で金目鯛という名前になったのです。
若い金目鯛は沿岸の100~250m付近に生息しています。そして成長するにしたがって深海へと移動していくのです。成魚は水深500mの海底に生息している深海魚です。深海魚専門の遊漁船に乗らないと狙えないターゲットですね!そして海の中にいる時は全身が赤いわけではなく、背中部分だけが赤で全体的には銀色です。ちなみに金目鯛の旬は冬です。
関東では非常にメジャーな金目鯛ですが、おもな産地は相模湾や駿河湾などが有名です。銚子沖でも水揚げがされています。また、日本で一番の水揚げ量を誇るのは、伊豆の下田港です。しかし、千葉県の房総半島の勝浦沖で水揚げされる金目鯛も通年脂がのっていておいしいと評判です。主に太平洋側の海で獲られている魚ですね。
下田港で水揚げされる金目鯛には2つの種類があります。1つは地金目鯛と呼ばれていて下田港から地金目鯛の漁場まで1時間半ほどで到着します。この地金目鯛は特に脂がのっていて非常に味が良く、お刺身や煮つけは絶品です。漁場が近いという事で鮮度のいいまま港に入るため、価格は少し高めの設定で、高級魚として扱われます。
2つ目は沖金目鯛と呼ばれる金目鯛です。こちらは漁場がもっと沖になるので沖金目鯛と呼んで区別しています。沖金目鯛は1週間ほどかけて大量に水揚げされるので、安価で提供されて家庭で楽しむ魚になっています。
材料
金目鯛1尾
まず初めに金目鯛のウロコを取り除きましょう。ウロコ取りがない場合はスプーンやペットボトルのふたでも代用が可能です。
エラぶたを持ち上げて付け根を切り離しておきます。
開いて奥のエラの付け根も切り離して下さい。
喉の付け根から腹に沿って順に切っていきましょう。
エラと内臓を取り出して水できれいに洗っておきましょう。
胸ヒレと腹ヒレのあたりに包丁を当てて頭を切り落とします。頭とカマの部分は吸い物などで使うといいでしょう。
裏返して反対側も同じようにして頭を落とします。
頭を切り落としたしら、腹から中骨に沿って包丁を尾まで入れておきます。
尾の部分には切れ目を入れておきましょう。
次は背側の身に包丁を入れます。腹側と同じように中骨に沿って切っていきましょう。
最後に身を持ち上げながら中骨の部分を切り離します。
これで2枚おろしが出来上がりました。
反対側も同じように包丁を入れていきます。
腹側も同様に入れていきましょう。
これで3枚おろしが出来上がります。
腹骨はそぎ落としておきましょう。
刺身にするために半分に切って骨は取り除いておきましょう。
湯引きしたら刺身の出来上がりです。
とても丁寧に金目鯛を刺身にしているので、この順番通りに行えばほかのさかなも同様に刺身にできますね!
通常魚を刺身にする時には皮は口当たりが悪くなるので引いてしまいますが、金目鯛は皮もとても美味しいので、湯引きします。湯引きの方法は、骨を取り除いた皮つきのサクを用意して、熱湯を皮目にかけてすぐに冷水で冷やします。しっかりと水気を取ったら湯引きの出来上がりです。
熱湯を皮目にかけるとこのような感じになります。そうしたらすぐに冷水にとって冷やします。
金目鯛について、その生態や産地、お刺身の作り方を中心にご紹介しましたがいかがだったでしょうか?金目鯛は鯛という名前がついているのに鯛の仲間ではありませんでしたね!この金目鯛以外にもアマダイも鯛の仲間ではないのですよ!少し不思議な魚の名前ですね!金目鯛はあまり頻繁に食卓に登場する魚ではありませんが、新鮮な金目鯛が手に入ったら是非お刺身にしてこりこりの皮ごと堪能してください!
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