一緒に食べると体に悪い?うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いの?
食べ物の中には一緒に食べるとよくないとされる食べ合わせというものがありますが、その中でも有名なのはうなぎと梅干しではないでしょうか?でも一体なぜうなぎと梅干しの食べ合わせが悪いんでしょうか?そもそも本当に一緒に食べるといけないんでしょうか?
食べ合わせの話になるとまず思い浮かぶのはうなぎと梅干し!
他の食べ合わせは思い浮かばなくてもこれは思い浮かぶという方も多いはず。
でもなぜ食べ合わせが悪いと言われているのか、その理由をご存知ない方は結構多いのではないでしょうか?
今回はそんな梅干しとうなぎの関係についてご紹介します。
まずはこちらのテーマから考えていきましょう。
そもそも本当にうなぎと梅干しは食べ合わせが悪いのでしょうか?
なんと、医学的にみると根拠のない話なんだそう・・・!
むしろ一緒に食べるのが好ましいという事です、これは驚きですね!
これは実験も行われていて、家族四人でうなぎと梅干を一緒に食べたそうですが全く異常はなかったそうです。
確かにこのような話も聞いたことがありますよね。
まだいろんな体の仕組みが今ほどわかっていなかったころは、このような思いこみがあったのかもしれませんね。
でも今ではそんなことはないと医学的に証明されていますので、どうぞご安心を。
先ほどご紹介したように昔は梅干しとうなぎの組み合わせは消化不良を起こすと考えられていた・・・という理由がありましたが
実はそれ以外にもいろんな理由が梅干しとうなぎの迷信には関わっています。
<ぜいたくの戒め説>
梅干しは胃酸を分泌させ、食欲を増進させる効果があります。そのため、高価なうなぎをたくさん食べることになりますよね。それはさすがに贅沢だと戒めるために、生まれた迷信という説があります。
<過食の戒め説>
うなぎも梅干しも、食がすすむ食材です。脂っこいうなぎも、梅干しを食べながらだと 口の中がスッキリして、つい食べ過ぎてはいけないということで生まれたとされる説があります。
<栄養の消失説>
梅干しには、脂っこい食物をサッパリさせる性質がある為、体内でうなぎの栄養分が消されてしまうのではと心配になったからという説。
<食中毒の予防説>
うなぎは腐ると酸味がでてきます。 もし梅干しを一緒に食べると、梅の酸味のせいで、 うなぎが腐っていることが判らなくなるから、という説。
うなぎと梅干しにはちょっと笑ってしまうような説からなるほどと思う説までいろいろありますよね。
贅沢が許されない環境であったり、今ほど体の知識や保存技術が優れていない環境から生まれた不安が、このような迷信を広げる要因になったのかもしれませんね・・・!
食べ合わせは悪くないという事がわかったうなぎと梅干し。
でも栄養的にはどうなんでしょう?実は夏には嬉しい効果がいっぱいの組み合わせなんですよ!
鰻に多く含まれるビタミンB1と、梅干しに多く含まれるクエン酸は、いずれも疲労回復に効果的な栄養素のひとつ。よって、鰻に梅干しを組み合わせることで、夏のスタミナアップ&夏バテ予防に大きく役立つというわけです。
よく夏にうなぎを食べますがこれは疲労回復効果が期待できるため。
同じように疲労回復効果がある梅干しをうなぎに加えれば更に効果が期待できます!
これはなんとも嬉しい効果!
そしてもう一つ、うなぎと梅干しの組み合わせは先ほどから何度か出てきた消化に関する効果も期待できるんです。
疲労回復効果があると知っていても食べる元気がなかったり、胸やけが気になるという方にもうなぎと梅干しの組み合わせはばっちり!こちらも夏には嬉しい効果です。
箸休めとしては最適だと思いますので、この夏、うなぎを食べる時は梅干しと一緒にいかがでしょうか?
ただし!これはあくまでもうなぎと梅干しの話です。
他の食べ合わせに関しては本当に相性のよくないものもありますのでよく調べてみてくださいね。
よく言われるうなぎと梅干しの食べ合わせの話は迷信であるという事は今回わかっていただけたと思います。
迷信が広がったのには時代背景を中心にいろんな考えがあって広まったという事もわかりましたよね。
その当時の日本の様子が食から伝わってくるのもちょっと感慨深いですよね・・・!
医学的にも栄養学的にも問題がないどころか、とっても相性のいいうなぎと梅干。
是非今年の夏から一緒に食べてみてくださいね!