2016/06/07
az2az
あまり知られていなかったえごまですが、テレビで放送されて話題の食品になりました。実はえごまには、痴呆症の予防など数々の効能があります。そこで改めてえごまの効能を調べてみると、女性に嬉しい効能がありました。えごま油で、あなたもキレイになりませんか?
えごまと聞くと、『ごま』とついているので『ごま』の一種かと思いがちですが、実はえごまは、シソ科の一種でした。いわれて写真を見れば、確かに葉っぱも実もシソに似ていますね。このえごまの種子を絞ったものが、今流行りのえごま油です。
えごまには、ペリラケトンという成分が多く入っているのですが、この匂いが日本ではあまり好ましい匂いではなかったようで、葉っぱはあまり食用とされていませんでした。えごまがシソよりも馴染みが薄いのはこのせいかもしれません。それではえごまにどんな効能があるのでしょうか?調べてみました。
えごまには、オメガ3系不飽和脂肪酸のαリノレン酸(アルファリノレンサン)という成分が多く含まれています。それとは反対にコーン油や大豆油などに多く含まれるオメガ6系脂肪酸であるリノール酸の過剰摂取が、脳梗塞、心筋梗塞、ガン、アレルギー疾患などを促進させるといわれています。
αリノレン酸は過剰となったリノール酸に代表されるオメガ6系脂肪酸を廃棄させる働きがあります。つまりリノール酸によって起こりうる生活習慣病などの疾病を予防することができ、また脳の働きを良くするという効能もあります。そして、このαリノレン酸は体内に入るとDHAやEPAに変換されるのです。えごまにはいろいろな効能があるのは、ここに秘密があったのです。
えごまは『痴呆症』の予防に効能があると言われています。『痴呆症』は治すことができません。なぜなら脳の神経細胞は老化や重いストレスによって死滅していきます。死滅した脳の神経細胞は二度と復活しません。そのため認知症を防ぐには、脳の神経細胞を減らさないことが大切です。
では、脳の神経細胞を減らさないようにするのはどうすればいいのでしょうか?そこに威力を発揮するのが、えごまに多く含まれるαリノレン酸です。αリノレン酸が体内で『DHA』や『EPA』に分解されます。この二つの栄養素には脳の神経細胞を活性化させる働きがあるのです。これによって痴呆症予防の効能があるという訳です。
最近、体重計に乗るのが怖いと思っている方、そんな方にはぜひえごまがオススメです。えごまの効能は痴呆症予防だけではありません。ダイエットにも効きます。えごまに含まれるオメガ3脂肪酸は、代謝を促進し、腸内の老廃物の排泄を促進する働きがあります。つまりお通じがよくなり、便と一緒に腸の毒素を排出してくれるのです。
また『DHA』や『EPA』によって血液がサラサラになり、基礎代謝が活発になり多くのエネルギーが使われることになります。すなわち血液がサラサラになることで血液循環が良くなり、基礎代謝を向上させることによりダイエットの効能が得られるのです。
ダイエットのところでも書きましたが、えごまを摂ることにより血液がサラサラになり、それによって老廃物が排泄されます。それによって新しい細胞を作り出すターンオーバーが正常でスムーズになり、肌のトラブルがなくなります。えごまには常に若々しい肌をキープすることができる効能があるのです。
美肌にする場合、えごまを体内から摂取するだけではなく、えごま油でフェイスマッサージをしても美肌の効果が上がります。小さじ一杯程度のえごま油を手にとって顔に広げ、5分程度マッサージして、後は石鹸で洗い流します。こんな簡単で美肌になるなんて、えごまの効能はすごいですね。ただ人によっては肌に合わない場合もありますので、お気をつけください。
えごまには、痴呆症、ダイエットなどの他、アトピー、花粉症、視力向上、血圧低下など様々な効能があります。それではそんなえごまをどのように摂取すればよいでしょうか?えごまの種子を絞ったえごま油を摂取するのがいいと言われています。
1日に小さじ一杯のえごま油を摂取するといいと言われています。えごまには熱に弱いという特徴があります。そのため熱を加えずに摂取することが大切です。熱を加えるとえごまの効能がなくなってしまうので気をつけて下さい。
えごま油には熱を加えると効能が無くなってしまうので、生で摂取しましょう。スプーンで小さじ一杯、匂いなどが気になる方はドレッシングとして野菜にかけましょう。それでも気になる方は、味噌汁や焼いた肉などに絡めるのもいいでしょう。味噌汁くらいの熱ならばえごまの効能は失われません。
えごまの効能をいろいろと書いてきました。健康はもちろんのこと、美容にも絶大な効能があることがわかりました。それもスプーン一杯で簡単に摂取できるのも嬉しい限りです。えごまを賢く取り入れて、キレイになりましょう。
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