おいしくて健康的なチーズの栄養　この４つの効果がすごかった！

チーズの栄養素でも重要なのは、カルシウム、タンパク質、ビタミン、そして発酵食品のチーズには乳酸菌も豊富に含まれています。

それぞれの栄養素が健康的な体づくりにもたらしてくれる効果には、どのようなものがあるでしょうか。
おいしいだけじゃない、チーズの秘められた効果についてまとめてみました。

カルシウムは骨や筋肉を作る栄養素です。それだけでなく筋肉を動かしたり、精神状態を安定させたりする効果もあります。
イライラしたときや寝つきが悪いときはカルシウムの不足が考えられます。ストレスがたまっているときにもカルシウムを補うと気分をやわらげてくれる効果がありますので、チーズを毎日の食事に取り入れるとリラックスして生活が送れるようになります。

そしてチーズは牛乳やヤギの乳などを濃縮して作る食品ですので、チーズにはカルシウムもぎゅっと詰まっています。その量はチーズの種類によっては小魚に含まれるカルシウムの量を上回るほどです。

またチーズは製造過程で乳頭が分解されますので、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロなる人もチーズなら大丈夫です。

食品からタンパク質を摂る効果は筋肉や肌、髪の毛のためばかりではありません。わたしたちの体を作る細胞や遺伝子も、タンパク質から成り立っているのです。もちろん骨の成分のほとんどはカルシウムではなくタンパク質です。

ですからタンパク質が不足すると、肌荒れや髪のパサつきなどの表面的な弊害だけではなく、内臓の新陳代謝も悪くなり、すべての臓器が新鮮な細胞を作れなくなります。そうなると体を保つためにわたしたちの体内ではどのようなことが起こっているでしょうか。

わたしたちの肌は約28日間で新陳代謝を行うと言われています。
また銀杏の細胞は約5日間、筋肉や肝臓では約２ヶ月間、骨は約３年間の周期で新陳代謝を行います。

皮膚から古い角質が垢となって落ちるように、体内でも同じことが起こっています。
そして新しい細胞が作られるのですが、そのときに十分なたんぱく質が体内にないとき、わたしたちの体はどうすると思いますか？

新しいたんぱく質が手に入らないとき私たちの体は、新陳代謝によって落ちた垢である古いたんぱく質、すでに排出されるために腸へと送られている古いたんぱく質を使って、内臓や血液などを作ります。

そのようなたんぱく質で作られた体が健康的であるとは言えません。
わたしたちは毎日、十分なたんぱく質を体内に取り込む必要があり、それをチーズを食べることによって簡単に効果的に行えるのです。

チーズに含まれているビタミンの中でも多く含まれているのが、ビタミンB２です。

ビタミンB２の持つ効果は、美肌効果、脳の栄養、脂肪燃焼効果などがあります。
ビタミンB群が健康的な肌を作る効果を持っていることはよく知られていますが、肌荒れや口内炎、にきびなどの肌のトラブルを解決する効果もある栄養素です。

また、いくら寝ても眠いときは、脳に栄養が回っていないせいかもしれません。疲れたな、と感じたらチーズを食べてみてくださいね。
起きてすぐに脳を目覚めさせるためにもビタミンB２は効果的ですから、朝食にチーズを取り入れると気分良く一日のスタートを切ることができます。

チーズは高カロリーな食品でもありますが、反対にダイエットをしたい時に効果的に脂肪を燃焼させてくれる働きもあります。
チーズに含まれるビタミンB２は、体内に入ってきた糖質、脂質、タンパク質がエネルギーに変換されるのを助けてくれますので、それらが脂肪として体内にため込まれるのを防ぐ効果があるのです。

食べすぎはどのような食品でも良くないですが、毎日少しずつチーズを食べ続けることで、ダイエットにも効果的な食事ができます。

チーズや味噌、漬物などの発酵食品を食べると健康に良いと言われています。発酵食品に含まれている乳酸菌は私たちの体内で腸内環境を整えてくれる効果があります。

腸は体の中で脳に次いで神経細胞の多い臓器です。
ですからストレスがかかったり環境が変わると、おなかの調子が悪くなる人がいます。そうすると栄養の吸収が悪くなったり、老廃物の排出がうまくいかなくなり、体内のバランスが崩れる原因となります。

乳酸菌は腸内環境が崩れたときに発生する悪玉菌をやっつけてくれる効果を持っていますので、チーズを積極的に食べることによって腸の健康を保つことができます。

健康的な食事において効果的なことは、バランスの良い食事をすることです。
チーズがいくら健康的な体づくりに効果があっても、食べすぎるとカロリーの摂取が多くなりすぎたり、塩分量も気になったりします。

チーズの持つ栄養素を十分に生かすためにも、これまでの毎日の食事のメニューにチーズを効果的に使い、健康で美しい体を作りましょう。