記事ID25173のサムネイル画像

美味しい大根サラダが食べたい!使う部位によって全然違う味に!?

大根はその部位によって味も栄養も変わってくる野菜です。美味しいサラダを食べたいときにはどの部位を使うべきか、サラダに使わなかった部位はどんな風に食べるのがおいしいのか、大根の美味しさも栄養も最大限取り入れるための情報が満載です。

大根は部位によってどう違うの?

上が甘くて下が辛い

簡単に言うと・・・
大根の葉のすぐ下の部位が一番甘くて、先端に行くほど辛くなります。
大根おろしにするとわかりやすいと思いますが、甘い大根おろしを食べたいなら葉のすぐ下の部位を、辛い大根おろしを食べたいなら先端の部位を使います。
ちなみに、大根おろしに少量のお酢を加えると辛さを和らげることができますよ。

サラダにするなら・・・
上の部位・・・・かたくて甘い
        シャキシャキの大根サラダ、きざめば出来上がりの簡単サラダがベスト
中央の部位・・・柔らかくて甘い
        柔らかいので、水にさらしてパリパリのサラダにする            
        または、塩を振ってしんなりさせ和え物系のサラダに
下の部位・・・・柔らかくて辛い
        切って水にさらして辛みを抜いてからサラダにするとよいでしょう

ずばり大根サラダにはこの部位で!

シャキシャキと美味しいサラダは、かたくて甘い大根の上の部位を使うとよいでしょう。
大根に多く含まれるビタミンCは空気に触れるとすぐに酸化してしまうので、作ったら早めに食べることをお勧めします。

おすすめのサラダレシピ

シンプル大根サラダ

1 大根の上の部位を千切りにする
2 水にさらす
  (長い時間水にさらすとせっかくの栄養が水に溶けだしてしまうので短時間でよい)
3 鰹節をかける
4 お好みで、マヨネーズ、ポン酢、ごま油、醤油などをかける

大根の上の部位は甘みが強いので、生で食べるサラダに最適です。
そのままの栄養をたっぷり取りたい方は、水にさらさずに食べるとよいでしょう。
大根そのものの味と栄養を取るのに一番のおすすめなのは、やはり切って盛るだけのシンプルサラダに限りますね。

先端の辛い部位をサラダにするには?

あえて辛い部位をサラダにする、大根サラダを作ろうと冷蔵庫を開けてみたら大根の下の部位しかなかった、こんな時は次に紹介する方法でサラダを作ってみてはいかがでしょうか。

水にさらしてみよう!

1 大根の下の部位をスライサーで薄く切る
2 水にさらす
(軽く塩もみをすると早く辛み成分が抜け出る)
3 食べるまでに少し時間を置く

大根の辛み成分はイソチオシアネートという成分で、これは水に溶けやすく熱に弱い性質を持ち、さらに揮発性もあるので水にさらしたり、そのまま置いておくだけでも次第に辛みが抜けていきます。
ただ、このイソチオシアネートはとても体に良い成分で、抗酸化作用やがん抑制効果も期待できるうえに代謝も上がるのでダイエット効果にもつながります。なので積極的に摂りたい成分ではありますよね。

中央の部位はこんなサラダで!

みんな大好き大根サラダ

大根とツナのサラダ

材料
大根  1/3本
ツナ缶  1個
かつおぶし 3g
しょうゆ  大さじ1
ポン酢   大さじ2
ごま油   大さじ1/2
みりん   小さじ1
砂糖    小さじ1
カイワレ大根、水菜など

1 大根を千切りにする
2 5~10分ほど水にさらす
3 水分を切って器にうつす
4 大根の上にツナをのせる
5 4の上にかつおぶしをかける
6 調味料を合わせ、食べる直前にかける

大根を水にさらすときはあまり長い間さらしておくとせっかくのビタミンCが溶け出てしまうので、短時間で水からあげましょう
ドレッシングは食べる直前にかけるとしゃきしゃきサラダになります

塩昆布と梅の和え物サラダ

材料
 大根  8cmくらい
 塩昆布  ふたつまみ程
 梅干し 1個
 砂糖  ひとつまみ程
 ごま油  小さじ1/4

1 大根を薄くスライスする
2 塩をふって10分ほどおく
3 出た水分をしぼる
3 塩昆布、梅干し、砂糖、ごま油をあえる

塩もみしてしんなりさせるとしゃきしゃきサラダよりたくさんの大根を食べることができますね。
マヨネーズで和えたり、お好みのドレッシングで和えたりと様々な味で楽しめるのも和え物サラダのいいところかもしれません。

サラダもいいけど、煮物に合うのが中央の部位なんです

大根の中央の部位はサラダにして食べるよりは煮て食べるのがおすすめです。
大根を煮るポイントは水から煮ることです。
大根は繊維が細かく火の通りが悪いので、お湯から煮ると中心まで火が通る前に表面が煮崩れてしまうことから必ず水から煮るようにしましょう。
煮る際に水の中に少量のお米をネットなどに入れて煮るか、お米の研ぎ汁を入れて煮ると大根の甘みが増して美味しい煮ものができますよ。

大根の中央の部位をおいしく食べる

厚揚げと大根の煮物

材料
 大根  5センチ
 厚揚げ  1枚
 出汁   適量
 醤油   大さじ2
 白だし  大さじ1
 みりん  大さじ3
 酒    大さじ3
 さとう  大さじ1/2

1 大根は薄めに切って米の研ぎ汁で下茹で
2 厚揚げは適当な大きさに切る
3 大根と厚揚げがかぶるくらいの出汁で煮る
4 調味料を入れてさらに20分ほど煮る
5 火を止めて冷まし、味をしみこませる

厚揚げに限らずいろいろな味やだしをしみこませて美味しく食べられるのが柔らかくて甘い中央の部位です。

大根は捨てるところのない野菜なんです!

大根の葉

なんと、大根の葉は根のどの部位よりもビタミンCが多いんです。
さらに、βカロテンや、妊娠中に摂りたいビタミンKや葉酸、カリウムやカルシウム等のミネラル成分も含まれていますし、鉄分はほうれん草並みに、カルシウムは小松菜並に含まれていると聞けば、捨てるなんてとんでもないと思いますね。
では、どのように食べたらいいのでしょうか?

大根の葉の甘辛いため

1 大根の葉を細かく刻む
2 砂糖と醤油をいれ水分がなくなるまで煮詰める

葉付きの大根を手に入れたら、真っ先に葉を切り落としてください。そうすると大根の根の部位の鮮度が保たれます。
切り落とした葉の部位は炒めるか、味噌汁の具、茹でてサラダにするなどしていただきましょう。
豊富な栄養をもつ部位ですので捨ててしまうのはもったいないですね。

大根の皮

大根の皮もほとんど捨てられる部位ですよね。
でも、大根の中心部と比べるとビタミンCが2倍含まれているんです。
これも捨ててしまうのはもったいないですね。
大根おろしを皮の部位も一緒にすりおろしたり、皮の部位だけをきんぴらにしていただいてみてはいかがでしょうか?

いかがでしょうか?
今まで捨てていた部位が、実は栄養満点だったなんて驚きですよね。
大根に豊富に含まれているビタミンCは熱に弱いので大根おろしかサラダなどの生食で、熱を加えるなら美味しさ重視で等、様々な食べ方ができるのが大根です。
栄養たっぷりの食材なので、いろいろな味付けでレパートリーを増やして、毎日の食事にぜひ取り入れたいですね!

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ