躍進を遂げている【コンビニサラダ】を栄養の観点から考えてみる
2016/06/10
くれころ
最近では調理に便利に使えるようにと、カット野菜が売られていたり、手軽に食べられるようにと、サラダも売られていたりしますよね。でもそのサラダ、安全面と栄養面は大丈夫?コンビニのサラダも、安全面ではかなり心配ですが、コンビニサラダで栄養は摂れるのでしょうか?
スーパーなどで売られているカット野菜やサラダ、そしてコンビニでも売られている野菜サラダには栄養が無いとも言われていますが、本当なのでしょうか?見た目にも色鮮やかで美味しそうなコンビニサラダ、栄養は摂れそうな気もするのですが・・・。
実はカット野菜やコンビニサラダなどは、衛生面の問題もあり、薬品漬けにされているのが現状です。野菜を切った後、次亜塩素酸ナトリウムという消毒液やプールの消毒などにも使われる塩素水に何度も繰り返し漬けて殺菌しているのです。
しかしコンビニサラダやカット野菜に全く栄養が無いのかと言われれば、そうでもありません。コンビニサラダなどのカット野菜で多く失われてしまうのは、水溶性のビタミン(特にビタミンC、B1、B2など)で、脂溶性のビタミン(A、D、E、K)は水に溶けにくいので残ると言われています。栄養がすべて抜けるわけではなく「水溶性の栄養成分」が3割ほど減少してしまうのです。
では、コンビニサラダなどのカット野菜で、なるべく少しでも多くの栄養を摂るためにはどうすれば良いのでしょうか?コンビニサラダなどのカット野菜から少しでも多くの栄養を摂るためには、コンビニサラダやカット野菜の選び方が大切なのです。
「野菜は食べているよ!」と言う一人暮らしの男性でも、よくよく話を聞いてみると、きゃべつの千切りとトマトだけだったりします。それでは栄養バランスが整いませんよね。コンビニなどでサラダを買う時は、できるだけ淡色野菜や緑黄色野菜が入り混じった、彩りの良いサラダを選ぶと栄養バランスが良くなるとも言われています。
コンビニやスーパーで売られているサラダには、12品目が摂れるサラダなども多数置いてありますよね。コンビニやスーパーでサラダを買うなら、こういった野菜の種類が多いサラダを選ぶことで、少しでも多くの栄養素を摂りいれることができます。
コンビニやスーパーでサラダを買うなら、野菜は小さくカットされていない、大き目の物を選ぶと良いでしょう。どうしてもカットした断面から栄養は逃げて行ってしまいますし、もちろん野菜の鮮度も落ちてしまうのです。
そのため、きゃべつの千切りが入っているコンビニサラダよりも、野菜がゴロゴロと大き目の形で入っているサラダの方が、栄養価は高いと言えるのです。また、自分に不足しがちな栄養素を補うためにも、なるべくなら普段あまり食べないような野菜が入っているものを選ぶと良いでしょう。
コンビニやスーパーで売られているサラダにももちろん、賞味期限が記載されていますよね。どうせ買うなら、少しでも賞味期限が長いものを選んで買うようにしましょう。実は野菜の栄養、ビタミンは時間と共に減少していく傾向が強いのです。そのため、賞味期限間近の物は、栄養価も低いことになります。
もちろんコンビニやスーパーのサラダは数種類あり、それぞれのサラダによって賞味期限は異なってきます。そのため、賞味期限を比較して買う場合は、まず買う予定のコンビニサラダを選び、そのサラダと同じものの中からなるべく賞味期限の長いものを選ぶのがベストなのです。
コンビニサラダでももちろん大丈夫ですが、サラダに固執する必要はなく、栄養は惣菜からでも摂ることはできますよね。となれば、なるべく多めの野菜が入った惣菜、普段あまり食べないような惣菜を選んで栄養を摂るのもひとつの手段ですよね。
もちろんコンビニサラダや惣菜だけに関わらず、スープなどから栄養を摂る手もあります。サラダはどうしても苦手・・・。と言う人も中にはいるでしょうし、そういった人には手軽に栄養が摂れるスープもオススメです。
いかがでしたか?コンビニサラダは安全面や栄養面に不安はあるものの、食べないよりは食べた方が栄養が摂れるのではないでしょうか?もちろん栄養だけでなく安全面も考えるのであれば、コンビニサラダを買うよりは自分で野菜を買ってきてサラダを作るのが一番です。
しかし、どうしても忙しくて作る暇がない場合には、カット野菜やコンビニサラダを食べないよりは食べた方がマシです。多少の不安はあるものの、それでも野菜を食べないよりは食べた方が良いと思いますよ。
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