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古くからある健康茶・びわ茶の効能。驚きの健康効果をチェック!

びわの葉から作られるびわ茶には、どのような健康成分が含まれているかご存知ですか?びわの実には肌荒れや視力低下、呼吸器系疾患の予防改善効果がありますが、びわの葉で作るびわ茶にはそれ以上の効能があるんです。驚きのびわ茶の効能と自宅で作るびわ茶のレシピを紹介します。

【びわ茶の効能】びわの歴史

奈良時代から続くびわの葉の民間療法

バラ科の植物であるびわは中国南西部原産の果樹です。
古いインドの経典において、びわの木は「大薬王樹」と、またびわの葉は「無憂扇」と記され、古くから万能薬としてその効能が認められ利用されていたようです。

そして日本へは、古く奈良時代に仏教とともに伝わり、光明皇后の発願により創設された「施薬院」にて、びわの葉の効能を用いた療法が行われていました。

びわの葉マッサージ

現在「びわの葉マッサージ」と呼ばれるこの療法は、炙ったびわの葉を2枚合わせて両手で10回ほど擦り、1枚ずつを手に取って熱いうちに患部に当てるという簡単なやり方でした。

そしてびわの持つ効能が広く知れ渡ったことで、全国のお寺にびわの木が植えられ、病に苦しむ民衆の治療に使われるようになりました。

【びわ茶の効能】びわの実に含まれる効能

びわの実には糖質の他、果物の中でもっとも多くのベータカロチンが含まれています。
ベータカロチンは体内に入るとビタミンAになり、髪や視力、粘膜、皮膚の健康を維持してくれる効能があります。
また、のどや肺など呼吸器系を守る効能もあるので、風邪で熱があるときや、咳、痰が出て胸が苦しい時に、びわの実を生食すると良いです。

【びわ茶の効能】びわの葉に含まれる効能

びわの葉に含まれる成分として、ブドウ糖、ショ糖、果糖などがあり、鎮咳、去痰、健胃などの効能があります。
その中でも特に注目されているのが「アミダグリン」という成分です。

杏の種にも含まれる「アミダグリン」

アメリカの生化学博士エルネスト・T・クレブスⅡ世が、ガンの原因として「ビタミンB17」の不足を挙げています。腫瘍はそのことに対する防御反応だというのです。

そして、びわの葉や種、また杏の種にも含まれているというこの「アミダグリン」が、ビタミンB17のことなんです。

アミダグリンは血液を浄化し、炎症を治癒する作用があるため自然治癒力を復活させてくれる効能があります。また肩こりや腰痛、高血圧、肝臓病、自律神経失調症、切り傷などの皮膚病、利尿効果など、広範囲に及ぶ効能が万病に用いられる由縁なのです。

びわが手に入りにくい時期などは、びわの葉で作られるびわ茶を飲むことで、この素晴らしい健康成分の効能を体に取り入れることができます。
アイスにしてもホットにしても美味しいびわ茶を、常飲茶とするのも良いですね。

【びわ茶の効能】びわ茶がもつ効果

びわ茶には期待される効能として、ガン予防はもちろん、
 ● ダイエット・メタボ改善
 ● 生活習慣病の改善
 ● 足のむくみの改善
 ● 美肌効果
 ● アトピー改善
などがあります。

なかでも特にびわ茶が高い効能を持つのが、デトックス効果です。

加齢とともに落ちていく代謝を上げ、肌のむくみやたるみなどを解消してくれます。

【びわ茶の効能】びわ茶の作り方

簡単びわ茶の作り方

   【材料】
   ● びわの葉(2年以上経っているもの)
   ● 針金
   ● お茶パック

   【作り方】

   1)びわの葉を洗う。その際、裏に産毛がついているので丁寧に取り除く。
   2)1枚ずつ針金に刺し、物干しなどに引っ掛けて乾燥させる。
   3)2週間ほどで葉が茶色くなったら、ミキサーなどに入れて細かくする。
   4)お茶パックなどに5gずつ入れれば完成。

びわの葉を乾燥させ、細かくするだけでびわ茶が出来上がるので簡単です。

ところでびわ茶の味ですが、ウーロン茶よりも口当たりが良く柔らかい味と言われています。
一般的な健康茶に比べて、びわ茶は飲みやすいと言えますね。

【びわ茶の効能】びわの種に含まれる効能

通常なら果肉を食べた後に捨ててしまうびわの種ですが、この種にもアミグダリンが豊富に含まれています。
その量は、びわの葉に比べて約1,000倍以上というのだから、びわは果肉も葉も、そして種まで余すことなく食べるべき果物と言えますね。

びわの種から育ててみよう

びわの種の利用方法としては、種を粉末にする方法と、焼酎に漬ける方法があります。

それ以外の方法は、いっそのこと種を植えてびわを育ててみるのはいかがでしょうか。

びわは発芽しやすいので大体芽が出るそうです。
自分で育てたびわの木から葉を取って、びわ茶を作ってみるのもいいかもしれませんね。

【びわ茶の効能】注意点

健康成分がたっぷり入った効能豊かなびわ茶はノンカフェインで、妊婦や子供にもおすすめの健康茶と言われていますが、アレルギー体質の人は注意が必要です。

花粉症の人が飲食したら呼吸困難を起こしたという健康被害の報告もあり、またびわの葉の裏の産毛をきちんと取り除かずに摂取して、喉に炎症が起きてしまったという例もあるそうです。

アレルギー体質の方でびわ茶を飲まれる場合は、まず少量から始め、体質的に問題がないかを確認した方が良いでしょう。

【びわ茶の効能】まとめ

びわ茶の持つ効能について、いかがでしたでしょうか。

古くから民間療法として使われてきたびわの葉が持つ効能が、ガンにも効くというのは本当に驚きですね。

しかもそういった素晴らしい効能が、びわ茶という形で手軽に摂取できるのであれば、これはもうびわ茶を常飲しない手はありませんよ。
是非びわ茶を飲んで、その効能を実際に体験してみてくださいね。

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