記事ID24051のサムネイル画像

    スイカを食べてアレルギー症状が出るって本当?その対処法は?

    食物アレルギーの種類は様々ですよね。こんな食べ物でもアレルギー症状が出ることもあるの?と驚く物も多数あります。そのひとつにスイカがあります。実はスイカもアレルギーを引き起こす原因になったりもするのです。ここでは、スイカアレルギーについてご紹介します。

    スイカでアレルギー症状が出るって本当?

    水分と糖分が同時に補給できて、さらに体温を下げる役割もあるスイカ。実はスイカの約90%が水分で、残り10%が糖分からできており、その水分の中には夏バテ防止に効果的な成分がたくさん含まれているのです。しかし、そんな真夏にはもってこいのスイカを食べると、かゆみが出たりじんましんが出るといったアレルギー症状が出てしまうこともあるようです。スイカでアレルギー症状?あまり聞かないので驚く人も多いかもしれませんね。

    また、スイカなどの特定の果物を食べることでアレルギー症状が出る人の多くは、花粉症と密接な関係があるとも言われています。今回はスイカを食べたときに出る、唇や喉のかゆみやじんましんなどのアレルギー症状についてや、アレルギー症状が出てしまった場合の対処法などについてご紹介します。

    スイカのアレルギー症状とは?

    では、実際にスイカによるアレルギー症状とはどのようなものなのでしょうか?実は花粉症などのアレルギーを持っている人の多くは、特定の果物を食べることによってアレルギー症状が出やすいと言われています。例えば、ブタクサ花粉によってアレルギー症状が出る人は、ウリ科であるスイカやメロン、キュウリなどを食べることでアレルギー症状が出やすくなるようです。

    これにはアレルギーを引き起こす原因とも言われるアレルゲンが類似していることが関係しています。ブタクサ花粉のアレルゲンとウリ科のアレルゲンが似ているために、ブタクサで花粉症のアレルギー症状が出る人がウリ科のスイカやメロン、キュウリなどを食べると、アレルギー症状が出やすいのです。そのため、花粉症の人の10~20人に1人は、たいてい果物アレルギーを発症していることが多いとも言われています。

    スイカアレルギーの特徴的な症状は?

    では、スイカアレルギーの特徴的な症状とはどのような症状でしょうか?実はスイカもそうですが、りんごやメロンなど、特定の果物を食べることによって引き起こされるアレルギー症状は、実はその果物の中に含まれる物質と花粉症の原因となる物質が同じであるため、アレルギー症状も花粉症と同じような症状が出るのです。

    そのため、スイカアレルギーを引き起こした場合の特徴的な症状は、唇や喉のかゆみに加えて、花粉症と同じような眼のかゆみや鼻水、くしゃみといった症状が出るのです。

    唇や喉のかゆみが出た時の対処法は?

    では、スイカを食べて唇や喉にかゆみが出てしまった時には、どのような対処をすれば良いのでしょう?スイカアレルギーの人がスイカを食べた時は、口の中や舌、唇などが腫れてきたり喉にかゆみが出るといった症状が15~30分以内に出ると言われています。もちろん症状が重い場合には、唇と喉のかゆみだけでなく、目や鼻が腫れるといった症状がでる場合もあるので注意が必要です。

    スイカを食べた時にこれらの症状が出た場合の対処法は、まず症状が出たらすぐにスイカを食べるのをやめて症状が治まるのを待つようにしてください。もちろんその症状が重い場合には、アレルギー専門医がいる病院へ行くことが大切です。スイカアレルギーでも重症の場合には、喘息や呼吸困難などの呼吸器症状や、めまい、意識障害などの神経症状が出るケースもありますので、注意が必要です。

    じんましんが出た時の対処法は?

    では、スイカを食べた時にじんましんが出てしまった場合はどうでしょう?スイカアレルギーは、基本的には口周辺に症状が出るだけで済むことが多いようなのですが、症状が重くなると全身にじんましんが出たり、呼吸障害などのアナフィラキシーショックを起こす場合もあるのです。そのためスイカアレルギーの症状が重い場合には、迷わず病院で診てもらって下さい。なお、病院では症状に応じて飲み薬の抗アレルギー剤を処方してくれたり、点滴で治療をしたりすることが多いようです。

    まとめ

    いかがでしたか?スイカアレルギーはあまり聞かないかもしれませんが、実際に存在するのです。スイカなどの果物アレルギーは、現在ではそのアレルギーをしっかりと把握しておき、アレルギーを引き起こす原因となる果物(例えばスイカだったりりんごだったり)を食べないようにすることで、未然に防ぐしか対処法はありません。花粉症の症状がある人はスイカだけに関わらず、果物を食べる際には少し注意が必要かもしれませんね。

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ