実は良く知らない卵のサイズと重さ（グラム）の事のご紹介です

卵には農林水産省で定められた規格があります。
比較的に良くスーパーで見るのは、Ｓ、ＭとＬの卵ですよね。
大きさの規格はSS～LLまであります。この大きさ以外は規格外となります。

それぞれの卵の大きさでの重さは次の通りです。
SSサイズ　４０グラム以上４６グラム未満
Sサイズ　 ４６グラム以上５２グラム未満
MSサイズ ５２グラム以上５８グラム未満
Mサイズ　 ５８グラム以上６４グラム未満
Lサイズ　 ６４グラム以上７０グラム未満
LLサイズ　７０グラム以上７６グラム未満
と、６グラム刻みで卵のサイズが変わるようです。

なんと、思いもしませんでしたが、にわとりの年齢で卵の大きさが違って来ると言うのです。
にわとりが歳をとるほど、卵が大きくなって行くのだそうです。私の感覚的には歳をとるほど卵が小さくなるような気がするので、ちょっと逆行しているようで不思議な感じですね。
理由を知るとなるほど納得なのですが。

にわとりはだいたい生後１４０～１６０日位から卵を産むようになります。卵管は成長するにつれだんだん太くなって行き、卵巣から卵の黄身がまず卵管を通抜けてくる途中で卵白が分泌され、体の外に出る直前で殻に覆われて卵になり産卵されます。その時卵管の太さによって卵白の分泌量が変わるため、卵の大きさや重さ（グラム）が変わって来ます。なので、卵のサイズで黄身の大きさに変わりは無く、卵白の量がが変わり重さ（グラム）が変わるとの事です。

卵のサイズを知るともっと卵の事を知りたくなりませんか？
鳥類の卵で、世界最大と最小の卵をご紹介します！
左側から　エピオルニス（絶滅種）　現存最大卵
ダチョウ　ニワトリ　ハチドリの卵が最小卵になります。

　　　　　

アフリカのマダカスカル島に１７世紀くらいまで生息していたと考えられているマダガスカルの固有種です。背の高さは３～３．４ｍで体重は推定４００～５００キログラム！ダチョウを大きく上回ります。そして、卵も巨大で、現在知られている卵の化石で最大の物は、長さ３３ｃｍ・直径２４ｃｍでダチョウの卵の２倍近くもあります。重さは約９キログラム～１０キログラムでダチョウの卵の約７個分・にわとりの卵の約１８０個分と言われています。

今、現存する鳥類最大の卵はこちら！ダチョウの卵です！近年ネット通販で購入する事も出来るようになったようで、１つ３、０００円～５，０００円くらいの間で流通しているようです。
重さは、１．３キログラム～１．６キログラムくらいで、直径１５ｃｍ～１７ｃｍ、ニワトリの卵の約２０倍！殻の厚さは２ｍｍと硬く人が乗っても割れません。また、ダチョウの卵は以外な所で私たちの役に立っています。

食用として流通している卵の中で一番小さいのはうずらの卵ですね。
約３ｃｍほどの大きさで、重さは約１０グラム前後です。
その小粒ながらパワフルな栄養を持っている事でも有名です。

ハチドリの卵の大きさは１ｃｍ前後です。そしてその重さは０．５グラム前後！
まるでおままごとの世界の小物のようです。

最後に目の保養～です。
１９０５年、南アフリカのカリナン鉱山で発見された史上最大のダイヤモンドの原石です。
３１０６カラットで重さは６２１．２グラムあります。鉱山の所有者の名前にちなみ、カリナンと呼ばれています。ホ～ッ！なんと美しい卵でしょう！

日頃当たり前すぎて取り立てて気にしない事って結構多いように思いませんか？卵のサイズや重さ（グラム）の事もそうですが、真実が解ると意外な事に気が付いたりしますよね。鶏の年齢で卵の大きさや重さ（グラム）が違ってくるとはちょっとしたトピックスでした。次に卵を買う時にはぜひ参考にして頂けたらうれしいです。