塩抜きでもっとおいしく! あさりを食べるなら塩抜きはマスト!
ぷりっとした身が美味しいあさりですが、口に入れて噛んだ瞬間塩辛くてびっくりすること、ありませんか? 砂抜きはしっかりされているのに、塩抜きがされていなかったら、あさりの美味しさが半減してしまいます。塩抜きの方法を知って美味しくあさりを食べましょう!
「砂抜き」はされていても「塩抜き」がされていなければ、
あさりの美味しさは半減してしまいます。
あさりを買ってきたら、まず砂抜きをする方は多いと思います。
塩水にあさりを浸けて、あさりの中に入っている泥を抜く作業です。
これをしっかりしないと、口に入れて噛んだ瞬間ジャリッ! なんてことに……。
「砂抜き」はしっかりしている方が多いと思いますが、
「塩抜き」までしていますか?
塩抜きはあさりの中の海水を抜くこと
あさりのダシが体にしみわたるお味噌汁。
定番ですよね!
あさりの塩抜きは、文字通りあさりの塩分を抜くことです。
あさりは海の貝ですから、中に海水を含んでいます。
これを塩抜きで抜いてあげないと、とにかくしょっぱくて食べられたものではありません!
塩抜きは誰でも簡単にできるので、
コツを覚えて、美味しくあさりを食べましょう。
塩抜きの前に「砂抜き」を!
念には念を入れてしっかりと行いましょう。
最近はお店に行くと「砂抜き済み」のラベルが貼られたあさりも売られています。
でも、家でもう一度砂抜きをしましょう。
塩抜きの前に砂抜きを行うことで、もっと美味しくなります。
砂抜きは時間を掛けて
にょろ~んと舌を出してます。
砂抜きは、泥が戻らないようにするのが大事。
砂抜きをする際に用意するのは、海水と同じ濃度の塩水です。
でも、海水の濃度なんてわからないですよね。
一般に海水の濃度は3%~5%と言われています。
3%の塩水を使う場合は、1リットルの水に対して30g、
5%の塩水を使う場合は、1リットルの水に対して50gの塩を加えてください。
あさりは海の生き物です。
海水が薄すぎると、砂抜き中に死んでしまうことがあります。
薄いよりは濃いほうが砂抜きが失敗しにくいです。
思い切って塩を入れましょう!
砂抜きが完了したら、いよいよ塩抜きをします。
砂抜きが完了したら、いよいよ塩抜きです。
先ほどまで砂抜き用の塩水に使っていたあさりですから、
そのままではしょっぱくて食べられません。
塩抜きせずにお味噌汁にいれたりなんかしたら……。
塩分過多で体に悪そうですよね。
だからこそ塩抜きをしましょう!
塩抜きするとどうなるの?
塩抜きすればしょっぱくない!
塩抜きをすると、あさりの中の余計な塩分が出てくれます。
結果、塩味に邪魔されない、あさりの素直な旨みを感じることができるようになります。
塩抜きをしたあさりで作った味噌汁は、とっても優しい味がします。
塩抜きを行うことで、あさりの旨味が何倍にも感じられるのです。
塩抜きなんてしたことない……
でも安心してください!
とっても簡単です!
塩抜きなんてしたことない……初めてでも上手にできるかしら……
そんな心配はご無用!
あさりの塩抜きはとっても簡単なんです。
ズバリ!
「塩水から取り出して、放っておくだけ」
簡単でしょう?
こんなことで塩抜きができるの? と思われるかもしれませんが、
塩水から取り出し、キッチンペーパーを敷いたバットなどに並べて放っておけば、
あさりが勝手に塩水を吐き出してくれます。
冷蔵庫には入れないでください。
低温になると、あさりが死んでしまいます。
室温で、1時間ほど放置すれば、塩抜きは完了です。
ただし!
塩抜き中はとにかくあさりが四方八方に水を吐き出すので、注意してくださいね。
砂抜き・塩抜きの下ごしらえが終わったら、
いよいよあさりの調理開始です!
あさりを食べるときはいつも味噌汁……なんてこと、ありませんか?
勿体ない! それはあまりにも勿体ないですよ!!
あさりには旨味がたっぷり詰まっています。
旨味の塊であるエキスの最後の一滴まで食べ尽しましょう!
塩抜きしているから、どんな料理でもどんとこい!
あさりの旨味を吸ったスパゲッティ、美味しいですよね!
しょっぱくないから、繊細な味付けの料理も作れます。
これまで塩抜きをしないまま食べていたしょっぱいあさりとはお別れです!
優しい味のクラムチャウダーや、旨味たっぷり炊き込みご飯、
定番の酒蒸しや味噌汁、オシャレなボンゴレスパゲティなど、
和風洋風を問わずに使えるポテンシャルを秘めた貝、それがあさりです。
誰でも簡単にできるあさりの「塩抜き」。
これをするのとしないのでは大違いです。
砂抜きだけでなく、
「塩抜き」ひと手間かけて、これまで以上にあさりを美味しく、たくさん食べましょう!