ペーパータオルはどう使う?使い方いろいろ!ペーパータオルの実力
2016/04/18
ohoksavak
2016/04/18 更新
瀬戸物の器は壊れやすく、扱いが難しい物もあります。いつの間にかカビが生えたり、匂いがついてしまったりと、使い方を知らないとせっかく気に入っていた瀬戸物が気持ちよく使えなくなってしまったりします。使い方と言ってもそんなに難しい事はありませんので、ご紹介します
瀬戸物とは その使い方は
瀬戸物とは・・・
愛知県瀬戸市や、その付近で作られた焼き物の事を言いますが、陶磁器の総称として使われる事もあります。現在の瀬戸市あたりで焼き物が作られはじめたのは世界でも古く、古墳時代にはすでに瀬戸物が焼かれていた資料が残っています。
瀬戸で焼かれていた焼き物はうわぐすりを塗られた陶器です。しかし、瀬戸物という言葉が陶磁器全般に使われるようになってから、瀬戸物とされていても陶器、磁器と二種類の物があり、その扱い方もそれぞれに違ってきます。
瀬戸物と中国の陶磁器
古く、平安時代には中国から渡来した陶磁器は貴族たちの間でとても流行ったそうです。その頃、すでに瀬戸では瀬戸物が作られており、流行りの陶磁器の影響を受けて・・・というよりは、品薄であった中国の陶磁器の真似をした焼き物がたくさん作られたそうです。古い瀬戸物にうわぐすりが掛けられた陶器が多いのは、この中国の陶磁器の真似をしてという事のようです。この頃の瀬戸物は実用的な器よりも装飾的な意味が強い焼き物としての使い方をされていたようです。
瀬戸物と、その歴史は以上のようなものです。世界でも古くからずっと焼き物を作り続けて来て、中国の陶磁器の影響を受けた時期もあった日本の瀬戸物。歴史が古いだけあって、その姿も、ベストな使い方も様々と言えるのではないでしょうか。
瀬戸物とは その使い方は?
陶器というのは、土をこね、成形し、うわぐすりを塗って温度が低めの釜で焼かれた焼き物の事なのだそうです。磁器を焼く時と比較して、釜の温度が低い事から、焼いて固くしまるという事が甘くなり、強度も低いそうです。
この他、陶器の特徴と、その使い方をまとめてみましょう。
瀬戸物の扱い方 陶器
瀬戸物の中でも、陶器の焼き物は壊れやすいと言えます。お気に入りで壊したくないものは、やさしく、丁寧な使い方を心がけましょう。
瀬戸物の使い方 陶器
焼きがやわらかい陶器は、焼き物の肌に穴があり匂いや汚れが入り込みやすいです。陶器の使い方として「使う前には水にひたしておく」と、食べ物の匂い移りやシミや汚れに多少強くなるそうです。
最初に使う時に、30分ほど水に浸して、そのまま煮沸すると更に良いそうです。あとは、使う度に水に浸して使うのを心がければ長く綺麗に使う事が出来るでしょう。
使い終わって、洗った後は、保存はよく乾燥させてからしまってください。あまり丈夫ではない陶器の器。使い方には気をつけて、少しでも長く使っていきたいものですね。
瀬戸物(磁器)の使い方
磁器の焼き物・・・
現在、一般的に多く使われているのは陶器ではなく、この磁器だという事です。その特徴としては、高温で焼かれる事でガラス化してしっかりと強い焼き物に仕上がるそうです。そのために焼き物の強さも増し、丈夫に仕上がります。陶器と比較すると、使い方で気をつける事は少なくなってきますが、それでもいくつか気をつけたい使い方がありますのでご紹介していきます。
瀬戸物(磁器)の使い方
焼き物の表面が白く、透明度が高い磁器の瀬戸物は、綺麗な絵や金で装飾が施されているものも少なくありません。そういった装飾のある物は電子レンジで使用するとパチパチと火花を出し、黒ずんだり剥がれてきたりしてしまう物もあります。
綺麗なままずっと使うには、電子レンジには入れないよう注意しましょう。
瀬戸物(磁器)の使い方
陶器の茶碗や皿などの糸尻の部分(瀬戸物の底にあるろくろから切り離した所)は、ザラザラとしている事が多いので、陶器と磁器を重ねてしまう場合には注意が必要になってきます。できれば、保存の時は、陶器は陶器だけ、磁器は磁器だけ重ねるようにするのが良いでしょう。なぜなら、このザラザラで磁器の表面に傷が入り、汚れもつきやすくなるからです。
瀬戸物の使い方 陶器の湯たんぽ
瀬戸物といえば、何も器や壺だけではありません。最近人気なのが「陶器の湯たんぽ」。じんわりとやさしい暖かさが人気の秘訣だそうです。瀬戸物の湯たんぽも器などと同じく、割れてしまう物なので壊れないようにするという使い方は同じですが、その他には・・・
・お湯を入れ過ぎない
・お湯を沸騰させすぎない
この2点に気をつけるとよいそうです。
瀬戸物の使い方 陶器(セラミック)のおひつ
美味しくご飯を保存する事が出来ると言われているセラミックのおひつ。セラミックも陶器(瀬戸物)です。
陶器の特徴でもある、穴が開いているので吸水性があるという事がご飯の保存や電子レンジ加熱の時に力を発揮するそうです。ご飯の余分な水分は瀬戸物が吸い込み、足りない水分は瀬戸物からご飯に移動される。とてもうまく水分調整が出来るセラミックのおひつ。
陶器ですので、匂いや丁寧に扱うという基本の使い方に注意をすれば時間がたっても美味しくご飯が食べられます。
瀬戸物の使い方 セラミックのフライパン
セラミックのおひつが出た所で、こちらも話題になったフライパンの新しい加工方法であるセラミックのフライパンの使い方をご紹介しましょう。
セラミックのフライパンは、陶器で出来たフライパンという意味ではなく「セラミック加工をほどこしたフライパン」になります。もともとは金属で作られたフライパンにセラミックコートをした物になります。
その特徴としては、丈夫で高熱に強い、熱しても有毒ガスを出す事がない、という事です。しかし、セラミック自体はくっつかないというわけではないので、使用する時は必ず油を使用する事が必要になってきます。また、どのフライパン加工にも言える事ですが、急激な温度上昇には弱い物です。空焚きは避ける事が必要になってきます。
瀬戸物の使い方 まとめ
瀬戸物の使い方について、陶器、磁器にわけてその特徴と、使い方をまとめてみました。陶器は焼き物の素朴な味わいがありますが、割れやすく、匂いもつきやすいので、気分よく使っていくには注意が必要なようです。
その一方で陶器のあたたかみを肌でも感じる事が出来る、陶器の湯たんぽや、ご飯の水分調整を自然の力でしてくれるセラミックのおひつなど、注目の商品にも使われていました。
お気に入りの瀬戸物を見つけ、うまく付き合っていくヒントとなれば、と思います。
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