タバスコの賞味期限はどのくらい?唐辛子と塩と酢のパワーに驚き!
ピザやパスタをはじめとするイタリア料理のみならず、和風料理にも意外にあうタバスコ。お店ではよくテーブルの上にそのまま置かれていますが、さて、賞味期限はどのくらいなのでしょう?また保存方法は?タバスコの原材料に由来する賞味期限に驚きますよ。
アメリカ生まれのタバスコは、発明者であるエドマンド・マキルヘニーが、大好物の生牡蠣用ソースをつくろうと思い付いたことが発端となり生まれました。
またタバスコの特徴でもあるこの瓶は、タバスコを販売する際に、エドマンドがゴミ捨て場から拾ってきた香水の瓶が元になっているそうです。
タバスコの原料の主なものは、唐辛子、塩、酢です。
使用されている唐辛子は、キダチトウガラシの品種であるチレ・タバスコ、一般的にタバスコペッパーと呼ばれるものです。
沖縄の島とうがらしも、このタバスコペッパーと同じ品種ですね。
タバスコは、このタバスコペッパーを丸ごとすり潰してオーク樽で3年間熟成。
樽の上に塩を被せ、発酵した液体が塩に染み込む結果、塩が固まって樽を密閉します。
熟成後に酢を加えて、最大1ヵ月寝かせて完成です。
長期熟成されて作られるタバスコですが、賞味期限はどのくらいでしょうか。
タバスコの外箱を見ると、日付があります。
そしてタバスコ本体にも日付と時間が記載されています。
よく見ると、この2つの日付は微妙に違っていると思います。
外箱に書かれているのよりも、瓶に書かれている日付の方が古いはずです。
これは、外箱に書かれている日付が賞味期限、瓶に書かれているのが製造年月日を表しているということです。
さらによく見ると、製造年月日から賞味期限まで5年で設定されていることが分かりますね。
というわけで、未開封のタバスコの賞味期限は5年ということになります。
ちなみに、緑のハラペーニョソースの賞味期限は18カ月です。
そもそもタバスコの原材料である、唐辛子も酢も塩も、常温で保存可能なものですね。
ですから、基本的に腐る心配はありません。賞味期限を過ぎても風味が落ちるだけで、使えることは使えます。
注意したいのは変色。保存料が入っていないタバスコは、直射日光が当たらない冷暗所での保存をお勧めします。
開封したタバスコの賞味期限の目安は常温保存で3カ月です。
冷蔵庫に入れれば半年ぐらいが賞味期限の目安になります。
もっとも、それ以上経過しても味は落ちますが食べられます。
あまりに放置していると、タバスコが分離します。
タバスコは、発酵させた唐辛子に酢を加えた時点で分離しています。それを1時間ごとに11分撹拌することを28日間繰り返すことで、分離してた唐辛子と酢が混ざり合った状態になるわけです。
それが再び分離してしまったということは、やはり賞味期限としては限界と認めるべきではないでしょうか。
確かに瓶ごとシャカシャカと振れば元に戻ります。しかしまたすぐに分離してくるようであれば、潔く新しいタバスコを購入した方がよいでしょう。
賞味期限内に使い切るレシピ①:タバスコ×納豆
キムチ納豆ならぬ、タバスコ納豆。
意外に合う組み合わせです。
賞味期限内に使い切るレシピ②:タバスコ×チーズ&クラッカー
チーズとタバスコの相性はばっちりですから、さらにクラッカーに乗せておつまみにどうぞ。
賞味期限内に使い切るレシピ③:タバスコ×キュウリ
酢、砂糖、ニンニク、タバスコ、塩を合わせた液に、叩いたキュウリを漬け込むだけ。
冷蔵庫で1時間ほど寝かせたら、即席ピクルスの完成です。
タバスコは、簡単に手作りすることも可能です。
唐辛子と、唐辛子の50%の酢、唐辛子の30%の塩を用意し、全部一緒にミキサーにかけて裏ごしし、2週間ほど寝かせれば完成です。
ちなみに、手作りする際は、手袋とゴーグルが必需品です。
手作りタバスコの賞味期限は、やはり長期保存が可能です。
長期熟成させるもよし、出来立てのフレッシュな味わいを楽しむのもいいですね。
タバスコの賞味期限、いかがでしたでしょうか。
香辛料で作られる調味料ですから、賞味期限といえども長いのは当たり前かもしれません。
それにしても、3年熟成された上に、5年の賞味期限ですからね。
唐辛子、酢、塩の防腐パワーには本当に脱帽です。
でもやはり食品である以上、賞味期限が過ぎれば味や風味が落ちていきます。
本来のタバスコの味が保たれているうちに、どんどん使っていきたいものです。