記事ID19110のサムネイル画像

    最近増加しているごまアレルギー。ごまアレルギーの症状まとめ

    最近ごまもアレルギー表示義務がある食品の1つとされました。ということはそれくらいごまアレルギーの方がいらっしゃるということを示しています。今回はごまアレルギーの症状について学びましょう。ごまアレルギーとは?ごまでどのようの症状が起こるの?

    ごまアレルギーの現状

    イスラエル各国の地図

    イスラエルではごまは主要アレルギー物質のひとつとされています。

    ごまアレルギーは海外においても増加傾向にあり、イスラエルでは主要なアレルゲンの1つであり、EU、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは既にアレルギー表示義務対象の食物ですが、喫食機会増加を背景にアメリカにおいても今後、表示義務対象となる可能性もあります。

    出典:http://www.kumitasu.com

    ごまのドーナツ

    最近、ゴマアレルギーのお子さんが増えてきているそうで、小児アレルギー学会などでも重視されてきているようです。年齢によっては、卵についで重要なアレルゲンともなっているようです。特に、1歳未満でゴマアレルギーが判明した場合、離乳早々からゴマ和えを与えられていた場合が多く、ある雑誌の調査では、母親の約7割がゴマを離乳食に与えているという結果が出たようです。

    出典:http://odevivi.com

    ごまアレルギーの症状

    ・湿疹・蕁麻疹(じんましん)などの皮膚症状

    ・下痢・嘔吐・腹痛などの消火器症状

    ・鼻や目などの粘膜症状

    ・せきなどの呼吸器症状

    などがあらわれることが多いようです。

    ごまアレルギーの子供が増えた原因とは?

    ごまと聞くと、健康に良いイメージがありますよね。そこで、ごまを乳児に与える人が増えたようです。確かにごまは身体にはよいのですが、消化器官などが発達しきれていない未熟児にごまの成分が体内に吸収されやすいような練ごまやすりごまを与えると、どうなるか。異種たんぱく質への拒絶反応が起き、アレルギーを発症する子どもが増えたのではないかと考察されているのです。

    ごまはすりゴマや練りごまより粒ごまのほうがアレルギー発症率が低い?!

    ごまのアレルゲンは“ビシリン”と呼ばれるたんぱく質にあります。このアレルギー物質であるビシリンは耐熱性が高いため、ごまを炒ってもアレルギー物質が弱まることがありません。ただし、ごまは種皮のままであれば消化されづらいため、すりごまよりも粒ごまのほうがアレルギーが出づらいとされているようです。すりごまと同様、ごまペーストや練りごまにも注意が必要です。また、白ごまは黒ごまよりもたんぱく含有量が多いため、乳幼児に与える場合は黒ごまから与えたほうがアレルギー対策としてはよいようです。

    白ごまよりも黒ごまのほうがたんぱく質含有量が少ないため、アレルギーが発祥しにくいかもしれない。

    ごまアレルギーの治療の仕方

    ごまアレルギーの治療には、皮膚炎的症状の場合は皮膚科に、呼吸困難的症状、喘息的症状などは消化器科、内科など専門医の下で治療を受けましょう。 特に、3歳までの乳幼児の場合には注意が必要です。家庭内で出来る範囲で、ごまは当分除去!というくらい摂取させないようにし、 3歳以降になってから徐々に少量から摂取させてなれさせるのも治療のうちの1つかと思われます。しかし、症状は人それぞれですので、専門医の指導の下で相談してから実践する方がいいでしょう。

    出典:http://allergy.kaizen-taisaku.info

    まずはお医者さんにみせることが大切ですね!勝手な判断で治療を行わないようにしましょう。

    アレルギーかも?と思ったら・・・

    血液検査

    アレルギーかもと思ったら、是非まずはお医者さんにみせてください。
    アレルギー検査方法がいくつかあるので、お医者さんと相談しながら決めるといいと思います。
    検査方法は、

    ・血液検査

    ・皮膚テスト

    ・食物除去試験

    ・食物経口負荷試験

    など様々なアレルギーを調べる検査があります。

    皮膚テスト

    検体(またはその抽出液等)を試験動物の皮膚に適用し,その刺激反応の程度を調べます。
    なお,試験方法はOECD TG404 急性皮膚刺激性/腐食性に準拠して実施いたします。

    ごまアレルギーまとめ

    ごまアレルギーまとめいかがでしたでしょうか。ごまのアレルギーは特に子供のころに食べたものが影響しているようですね。くれぐれも身体にいいからといってごまの過剰摂取等は行わないようにすることが、アレルギーをひきおこさないための秘訣ですね。アレルギーに一度かかってしまうと、なかなか直りづらいので、アレルギーにならないためにも子供に与える食事には気をつけたいですね。

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ