お米の賞味期限とは?なぜお米には精米日で賞味期限でないんだろう?
2015/12/17
まろまろんまま
2016/04/11 更新
お米を買っても、米袋には賞味期限の表示がありませんよね。実はお米には賞味期限の表示義務が無いのです。そのため賞味期限が表示されていないのです。では、お米の賞味期限っていつ切れるのか、考えたことはありませんか?今回はお米の賞味期限について調べてみました。
スーパーや宅配などで買うお米には、賞味期限が記載されていないことがほとんどだと言うことを知っていますか?実は精米年月日のみの記載しかされていません。なぜお米には賞味期限の表示が無いのか、気になったことはありませんか?実はお米は果物や野菜と同じく、農産物扱いとなるのです。農産物扱いの物は原則、賞味期限の表示義務はないのですが、お米に関しては精米年月日を記載する義務が、法律で定まっているのです。
精米年月日が記載されているのは良いのですが、それだけでは賞味期限や消費期限の目安にはなりませんよね。ただ、農産物に関しては、果物も野菜もお米も、どれを取っても保存状態によって、賞味期限や消費期限が変わってくるような気がします。そのため、賞味期限や消費期限の表示が難しいのかもしれませんよね。冷暗所で保存と言っても、各家庭によって冷暗所の温度も異なれば、風通しも異なるわけですからね。となると、農産物扱いとなるお米も、買った消費者側が賞味期限や消費期限の判断をするしかないと言うことになりますね。
まず賞味期限とは、美味しく食べることができる期間のことをさします。もちろん賞味期限を過ぎても食べることは可能ですが、味が落ちていたりすることがあります。上記でも記載しましたように、お米には賞味期限が記載されていません。では、お米の袋を開封してしまったら賞味期限はどれぐらいなのでしょうか?
お米の袋を開封してしまったら、開封前より賞味期限は短くなると思われがちなのですが、実は開封前も開封後も、理論的には同じなのです。実はお米の袋には小さな穴が開いているのです。この穴は、運送する時やお店で積み重ねる時に、潰れてパンクしてしまわないためや、荷崩れを起こさないようにと、最初から開けられているそうです。
お米の袋に穴が開けられているのであれば、上記でも記載しましたように賞味期限は開封前も開封後もほとんど差はありませんよね。ただ、厳密に言うならば、もちろん開封後の方が賞味期限は短くなるかと思います。開封後のお米は、どうしても利便性から考えると、キッチンの水回りの近くにおいておきますよね。お米の天敵は水なのです。そのため、開封後のお米の方が、水にぬれる可能性は高いため、賞味期限は短くなりがちなのです。
お米の賞味期限を最大限に延ばすためには、保存場所や保存方法がとても大切です。お米が劣化する原因は、温度や湿度、虫などがあります。温度が高いと、空気に触れているお米は酸化が進みます。湿度が高いとカビが生えます。お米が好きな虫も飛んできますね。これらの劣化条件をすべて回避できる保存場所がベストなのです。中でも冷蔵庫が一番だと言われています。
冷蔵庫であれば、野菜室でも普通の冷蔵室でもどちらでも大丈夫です。ただし、冷蔵庫内のにおいが映らないようにしっかりと密閉してから冷蔵庫に入れておきましょう。こうすることで温度や湿度、虫などの劣化条件をすべて回避することができます。もちろん冷蔵庫以外にも、昔からよく言われる、ベーシックな保存場所でもある床下収納でも良いかと思います。
お米の保存場所として最悪な環境は、シンク下やコンロ下です。湿気は多く、コンロ下は温度も上がりやすいため、この2つの保存場所は絶対に使わないようにしましょう。ただ、どうしてもシンク下収納にしかお米を入れる場所が無い!となった場合には、全てのお米が入る大きさのタッパーや、2リットルのペットボトルに入れ替えて保存するようにしましょう。輪ゴムで留めておくなどは、湿気を吸い込みやすいので、絶対にやめましょう。シンク下は、湿気対策が一番の問題であって、コンロ下のような温度変化はほとんどありませんので、どうしてもシンク下を使うのであれば、湿気対策をしっかりと行いましょう。
また、お米を保存する際には「とうがらし」を入れておくと良い!などと聞いたりしたことはありませんか?実はとうがらしはお米の虫よけに最適なのです。湿気対策と虫よけ対策をしっかりと行っていれば、シンク下でもある程度は大丈夫かと思いますよ。
いかがでしたか?お米の賞味期限について、少しは参考になりましたでしょうか?お米の賞味期限を最大限に延ばすには、保存場所と保存状態がとても重要なのです。保存状態が悪く、お米の色が変色していたり、虫がいたり、カビが生えていたりすると、そのお米はもう賞味期限切れだと判断してください。お米の賞味期限を判断するならば、見た目やニオイ、虫などの点で自己判断となりますので、お米をとぐ際には、気を付けてとぐと良いかもしれませんね。
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