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    イカアレルギーになるとどうなるの?イカアレルギーの症状と治療法

    イカアレルギーになると、どのような症状が出るのでしょうか?イカアレルギーの症状がでた時の対処法は、どうすれば良いのでしょうか?イカアレルギーに関するさまざまな疑問について、みていきましょう。イカアレルギーを知ることで、何かあったときにも冷静に対応できます。

    【イカアレルギー】イカアレルギーの原因

    【イカアレルギー】トロポミオシン

    イカアレルギーの原因はトロポミオシンというたんぱく質です。筋収縮をするのに重要な役割をもったたんぱく質で、生物すべてが持っています。

    【イカアレルギー】トロポミオシン

    しかし、このたんぱく質が人体にイタズラする生物は、甲殻類と昆虫類だけです。よって、イカアレルギーの方は、えび、たこ、シャコ、貝類といった甲殻類アレルギーがある可能性があります。その他、食べ物ではありませんがダニ、ゴキブリなどの昆虫類にアレルギー反応をしめす可能性もあります。

    【イカアレルギー】イカアレルギーの症状

    痛みに関する症状

    口腔アレルギーとして、口の周りが赤くはれたり、口やのどが痛くなったり、かゆくなったり、咳がでたりします。また、胃痛、腹痛、下痢、嘔吐などの消化器系の症状がでることもあります。イカアレルギーは、他のアレルギー同様の症状が起きるので注意が必要です。

    【イカアレルギー】じんましん

    イカに対するじんましんには口経由来のものと、接触じんましんがあります。経口によるじんましんの場合、体や顔が腫れ上がり、ひどいと目や口がパンパンになります。

    【イカアレルギー】じんましん

    皮膚の浅い層のじんましんでしたら、即日~3日以内で自然治癒しますが、深層部でのじんましんでしたら完治までに1週間から10日かかることもあります。すぐに受診し適切な処置を受けましょう。

    接触じんましん

    手湿疹がある方がイカに触れると、皮膚の傷口からトロポミオシンが入りこみ、防御反応によってじんましんがでます。通常、肌からトロポミオシンが入ることはありません。しかし、手湿疹があり、手に傷がある場合は注意が必要です。じんましんは放置すると自然に消えます。

    【イカアレルギー】アナフィラキシーショック

    【イカアレルギー】アナフィラキシーショック

    イカは一番重症になった場合、アナフィラキシーショックという危険な状態になることも考えられます。アナフィラキシーショックの初期症状は、めまい、冷や汗、しびれなどです。その後、血圧の低下、呼吸困難などを発症して30分で命に危険が及ぶこともあります。

    【イカアレルギー】アナフィラキシーショック

    対処法として、医師に処方されたアドレナリン注射を打ちます。いったん症状がおさまった後、再び発症することもある為、症状がおさまったら必ず受診しましょう。注射がない場合は、すぐに救急車を呼んで下さい。アレルギーのある方は医師に相談して対策を立てておきましょう。

    【イカアレルギー】イカアレルギーが出た際の対処法

    【イカアレルギー】軽い症状の場合は様子をみる

    症状が軽い場合(じんましん、口腔アレルギー、腹痛、嘔吐、せき)の場合は、処方されている薬があれば服用し1時間ほど安静にして様子をみます。時間ごとの変化などを記録として残しておくと、受診した際に役立ちます。

    【イカアレルギー】症状が重い場合

    症状が重い場合(だるい、嘔吐を繰り返す、息苦しい、眠気)は、アドレナリン注射かエピペン注射があれば注射します。この時、薬を飲んだ後でも注射は可能です。注射後、直ちに病院にいきます。

    【イカアレルギー】症状が重い場合

    さらに症状が重いなら(顔面蒼白、冷や汗、意識障害)アドレナリン注射かエピペン注射があれば注射します。服用後も注射可能です。注射後、ただちに救急車を要請して下さい。重症な場合、医師免許がない方が注射をしても法律には触れません。

    イカの食中毒の特徴

    食中毒

    イカの食中毒は、腸炎ビブリオ菌という菌によって発生します。症状は、飲食後10~24時間後に激しい腹痛や下痢に苦しめられます。抗生物質の投与によって2~3日で回復します。症状が軽く、自宅療養する場合は市販薬は飲まずに菌を出し切り、自宅で安静にしていましょう。

    イカアレルギーの検査法

    血液検査、皮膚テスト、食物除去試験

    血液検査では、アレルギーのIgE抗体が血液中にどのくらいあるか調べる検査です。しかし、この基準値は人によって変動するため、血液検査だけでは確実な結果は出ません。そのため、パッチテストのような皮膚テスト、アレルギーの原因となるものを食事から完全除去してアレルギー症状が出ないかみる食物除去試験などを行います。

    まとめ

    イカアレルギーは、トロポミオシンというたんぱく質が原因

    いかがでしょうか?イカアレルギーは、トロポミオシンというたんぱく質が原因とされています。軽い症状ならば、痒み程度で済みますが、重い症状だとアナフィラキシーショックや嘔吐を引き起こします。イカを食べて、少しでも体調不良が起きてしまったら病院での受診をおすすめします。

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