2016/02/25
ほのほの
2016/04/09 更新
小麦や卵などからアレルギーの反応が起こることがあるように、チーズからもチーズアレルギーとしてアレルギー反応が起こることがあります。ピザやハンバーガー、ケーキにグラタンなど、チーズは多くの料理に使われます。チーズアレルギーについて、詳しくみていきましょう。
チーズに含まれる牛乳や乳製品で主にみられるアレルギー
チーズにアレルギー反応があると考える際、牛乳や乳製品からも同様にアレルギーが引き起こされることを考える必要が有ります。チーズは加熱や発酵等の工程を経て出来上がる乳製品ですが、チーズにはアレルギーを発症する成分が含まれる可能性が高いです。
そのため、牛乳だけでなく、様々な加工が施された乳製品から同様にアレルギー反応が起きることが考えられます。牛乳や乳製品の飲食により下痢や嘔吐、じんましん等がすぐに出たり、または遅れてでも発症するようであればアレルギーの可能性があるでしょう。
【チーズアレルギー】牛乳の時点から含まれるカゼインが原因
牛乳や乳製品がアレルギーを引き起こす主な原因としては、たんぱく質の一種となるカゼインがあります。乳製品として、生乳に加工を加え、発酵することで出来上がるチーズですが、出来上がるまでの様々な加工をしたにもかかわらずこのカゼインは特に分解しにくいために、加工後の製品となっても注意が必要となります。
チーズアレルギー
また、卵や小麦粉が様々な料理に使われるように、乳製品もまた様々な料理に使われているため、食品選びの際には原材料に気をつける注意力も必要です。おやつにも牛乳やバターなどを使用したものがあるので注気を付けましょう。
【チーズアレルギー】βラクトグロブリン
牛乳と、人間の母乳の栄養価は違います。βラクトグロブリンは牛乳や羊乳に含まれているものであり、こちらもカゼインと同様にアレルギーを引き起こす可能性のあるたんぱく質の一種となっています。
母乳と動物乳の成分の違いは、カルシウムやミネラル、たんぱく質が牛乳に比べて母乳は少なく、その代わりとなるように鉄やビタミンCが多く含まれていることです。人に合わせて作られている母乳の成分にはアレルギーに該当するカゼインやラクトグロブリンは含まれていないため、安心して赤ちゃんに栄養を与えたいと考える際には牛乳よりも母乳が良いでしょう。
【チーズアレルギー】チーズの種類
チーズは乳製品に分類され、乳中のアレルゲンであるカゼインが原因でアレルギー反応を発症させますが、乳の原材料によっても症状の発生に違いがあります。代表的なチーズは乳牛の乳が原材料ですが、チーズには山羊、羊、豆乳など様々な原料のものがが販売されています。
吐き気や腹痛、じんましん
一口にチーズアレルギーといっても、チーズの原材料となる牛乳の時点からアレルギー成分が含まれているため、アレルギー症状が起きる対象は加工品まで数多く広がります。
チーズアレルギーの症状
牛乳や乳製品を飲食することで肌にアレルギー症状とされるじんましん等が出たのであれば、それはアレルギーに該当する可能性が出てくるでしょう。飲食してすぐに即効性の症状が出てくることも、後から下痢や嘔吐の症状を伴って発症することもあるので注意が必要です。
アナフィラキシーショックとは
アレルギーの症状で最も重症なケースはアナフィラキシーショックになります。ぜんそくとじんましんの症状が出たり、動悸と同時に嘔吐を繰り返す場合などです。さらに血圧が下がり意識がはっきりしない場合はアナフィラキシーショックと言い、すぐに適切な処置や治療を行わないと生命を脅かします。
食事内容の記録や血液検査
チーズや乳製品、牛乳等の飲食をすることでアレルギー症状が出た場合、本当にそれらにアレルギーが該当するかを検査した方が良いでしょう。また、血液検査ではたんぱく質の増加、ヒスタミン検査、白血球等を調べることで食物アレルギーであるかを診断していく事が可能です。
その他、食事に加えない除去試験やパッチテストなどがあります。血液検査で分からない場合、このような検査方法も行い、判別します。
チーズアレルギーは、注意が必要
チーズアレルギーの原因は牛乳に含まれるカゼインが主なものとなり、様々な乳製品へと加工されたとしてもこれが取り除かれることはほとんど無いため、チーズや牛乳、乳製品には注意する必要が有ります。知らないうちにチーズアレルギーになっている可能性もあるので、気になる方は検査をおすすめします。
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