2016/01/22
Kerokeropone
2016/04/07 更新
桃アレルギーを知っていますか？油断できない症状をまとめてみました
可愛らしい見た目で甘くて美味しい桃。だけど、実は桃はアレルギーを引き起こす事があるのです。今まで普通に食べていた桃が急に食べれなくなる桃アレルギー。花粉症がある方は特に注意が必要とも言われているこの桃のアレルギー症状についてまとめてみましょう。
淡いピンク色が美味しそうな桃。実は桃のアレルギーがあることを知っていますか？
桃を手にした事がある方は分かると思いますが、桃には細かいうぶ毛が生えていますね。実はあのうぶ毛がアレルギーの原因となります。桃のうぶ毛は、虫や病気から身を守るために生えています。
可愛い見た目の桃ですが、実はあの桃のうぶ毛は刺さるとチクチクしてとても痛いのです。肌の弱い人は桃に触れる時に注意しなければなりません。
この桃のうぶ毛は、触って痛いだけではなく、真っ赤に腫れたり痒くなる事があります。これが桃アレルギーの症状かもしれません。アレルギー体質の方は気を付けなければなりません。
では、桃アレルギーはどんな症状が出るのか調べてみましょう。
桃アレルギーは口腔アレルギー症候群の症状です。口腔アレルギー症候群は、果物アレルギーや食物アレルギーとも言われます。花粉症の方がなりやすいと言われています。
その症状は、食べた時に口の中がピリピリと痛かったり、唇が痒くなったり喉の奥がイガイガしたりします。他にも皮膚や粘膜に蕁麻疹が見られたり、目や鼻のかゆみ、下痢や嘔吐、気管支喘息を起こしたりします。
酷い場合は、危険なアナフィラキシーショック症状を起こす場合もあります。顔が腫れ上がったり浮腫んだりとかなり酷い事もあります。決して油断できない症状です。
花粉症の患者さんで、桃などの特定の果実によって口腔内のアレルギー症状が起こることが知られるようになり、口腔アレルギー症候群と呼ばれています。
原因となる食べ物が口腔粘膜に直接接触することで生じるアレルギー反応と考えられています。原因としては、バラ科の果物（リンゴ、モモ、ナシ、イチゴ、サクランボ）、ウリ科の植物（メロン、スイカ）、バナナ、ジャガイモなどがあります。これらの原因食品は花粉症の原因花粉類と交差抗原性(こうさこうげんせい)（アレルギーの原因となる物質が共通して含まれていること）があることが知られており、そのために花粉症の患者さんで症状がみられることが多いと考えられています。
口腔アレルギー症候群が更に悪化するとアナフィラキシーショック症状を引き起こします。
アナフィラキシーショック症状とはどんな症状なのでしょうか？
アナフィラキシーショック症状をご存じですか？
近年、アレルギーの方が増えていて、このアナフィラキシーショック症状についてメディアで取り上げられる事も多くなりました。
アナフィラキシーショック症状は、じんましん、かゆみなどの皮膚症状、息苦しさなどの呼吸器症状と、目のかゆみやむくみ、くちびるの腫れなどの粘膜症状が多いです。
また、腹痛や嘔吐などの症状、血圧低下などもみられます。これらの症状が全身に急速にあらわれるのが、アナフィラキシーショック症状の特徴です。油断すると命を落とすことにもなり、大変危険な状態です。
桃アレルギーだけど、桃が大好きでどうしても桃が食べたい！という方はどうしたら良いのでしょうか？
桃アレルギーって、今まで普通に食べていた人が突然なる事が多いのです。
大好きだった桃が急に食べれなくなるなんて悲しい・・・
だけど、生の桃はダメだけれど、缶詰など加熱してあるものなだ大丈夫という事もありますよ。なぜなら、果物のアレルギーの原因の糖タンパク質は熱に弱いのです。生で桃を食べれないのは残念だけど、コンポートやジャムなら食べれるかもしれませんよ。
ただし、油断はできませんので、アレルギー症状が強い方は注意して食べて下さいね。
いかがでしたは？桃アレルギーについてまとめてみました。
ずっと普通に食べていた大好きな桃がアレルギーで急に食べれなくなるなんて悲しいですね。
でも、このような知識をもっておくと、急にアレルギー症状が出た場合に慌てずに済みますね。
アレルギーは決して油断できるものではありません。アナフィラキシーショック症状など危険な状態に陥る事もありますので、アレルギー体質だと思う方は注意して下さいね。
