話題のココナッツオイル!ココナッツのいろいろな食べ方を紹介!
2016/01/25
maas
2016/04/06 更新
3月3日は雛祭り。雛飾りに白酒に菱餅と、女性なら気持ちがワクワクしますよね。ところで、飾り終わった菱餅は食べてもいいのでしょうか?もし食べるなら、特別な食べ方とかがあるんでしょうか?そんな疑問に答えるべく、菱餅の由来から、美味しい食べ方までをご紹介します。
五節句の1つ「桃の節句」
日本には、1年を通して様々な節句が存在していますが、中でも5つの節句は、江戸時代に公的な行事・祝日として定められました。
3月3日(もしくは旧暦3月3日)に行われる桃の節句はそのうちの1つで、雛人形や調度品を飾り、桃の花、白酒、菱餅などを供えて女の子の成長を祈る行事です。
もともと桃の節句も、端午の節句同様男女を問わない行事でしたが、江戸時代から女の子の成長を願う意味合いが濃くなり、端午の節句と対で考えられるようになりました。
菱餅に込められた想い
菱餅は菱形に切った3色の餅を3段に重ねて作ります。地域によっては2色だったり、あるいは5色、7色と華やかな菱餅もあるそうです。
基本的な3色である、赤、白、緑にはそれぞれに意味があります。
● 赤 : 厄除け、魔除け
● 白 : 長寿、子孫繁栄
● 緑 : 魔除け、健康
菱餅の赤は「くちなしの実」
今は食紅などで色が付けられているようですが、もともと赤い餅はクチナシの実で色付けされていました。
クチナシの実には解毒作用があり、赤い餅には病気を退ける意味も込められいたようです。
菱餅の白は「菱の実」
白い餅はそのままで使用されているようですが、本来は菱の実が混ぜてあったそうです。
た菱の実そのものに、長寿や子孫繁栄の意味がありますが、菱の実には血圧を下げる効果があるので、なおさら長寿のご利益がありそうです。
菱餅の緑は「ヨモギ」
もともと緑のお餅には、親子で健やかに過ごせるようにと「母子草(ハハコグサ)」が混ぜ合わせてありました。しかし、母子をつくようで縁起が悪いと、ヨモギが代わりに使われるようになりました。
ハハコグサには咳止めや気管支炎に効能がありますが、ヨモギにも造血作用や切り傷やアトピーに効く成分があります。
ちなみにハハコグサの別名は「おぎょう」。春の七草の1つです。
菱餅の形にも意味がありますが、諸説いろいろです。
● 心臓の形
● 菱の実の形にあやかり、子孫繁栄と長寿を願った
● 女性器の形
● 大地を表現
この中でも特に、菱の実にあやかったというのが有力のようです。
ところで菱の実、何かの形に似てませんか?
忍者が使ったという「まきびし」は、そもそもはこの菱の実を使っていたそうです。
確かに踏んづけたら痛そうです。
そもそも菱餅に食べ方など存在しませんが、もし縁起を担ぐ食べ方をしたいのなら、角からちぎって、丸くしながら食べるというものがあります。
「縁起の良い食べ方」と言われるこの食べ方は、菱餅に込められら厄除けの効果を、厄除けの角から食べることで、健康に過ごせるようにという願いが込められます。
また、角のある菱餅を丸くすることは、人間関係で波風起こさないよう、角を立てずに円満に丸く生きるという意味もある食べ方だそうです。
食べ方1つとっても、日本という国は奥が深いですね。
菱餅のシンプルな食べ方:焼きもち
そもそも菱餅といえどもお餅なので、焼いて醤油や砂糖をまぶして食べ方が一番シンプルです。
大きめの菱餅であれば、半分に切ってもOK。
食べやすい大きさに切ってから、オーブントースターなどでこんがり焼き上げれば、美味しい菱餅の焼きもちが完成です。
菱餅のシンプルな食べ方:お雑煮
桃の節句の3月は、まだまだ寒い日があったりしますから、お雑煮に菱餅を入れる食べ方もおすすめです。
彩りも綺麗で、心も体も温まります。
菱餅の食べ方あれこれ①:ぜんざいに入れる
白玉などの代わりに菱餅を入れたぜんざいとしての食べ方もおすすめです。
食べやすい大きさに切り分けて、あとはぜんざいを作るようにお餅を焼いて器に盛れば完成です。
白いお餅より、3色のお餅は小豆の中で映えますし、わずかなヨモギの苦味と小豆の甘さが絶妙な味わいです。
菱餅の食べ方あれこれ②:揚げもちにする
少し硬くなってしまった菱餅は、カラッと油で揚げて、揚げ餅にする食べ方がおすすめです。
彩りが綺麗です。
揚げた餅には、カレー粉をまぶしたり、青海苔をまぶしたり、味のバリエーションがいろいろ楽しめる食べ方でもありますね。
菱餅の食べ方あれこれ③:トーストのトッピング
菱餅を薄く切り、食パンの上に並べて、リンゴと粉チーズを振って焼いたパンです。
パンのサクッとした食感と、菱餅のもっちり感がベストマッチ。
菱餅の食べ方、いかがでしたでしょうか。
食べ方といっても特別なものではなく、所詮はお餅なので、お餅の美味しい食べ方をそのまま菱餅にあてはめればいいだけです。他にも柔らかくした菱餅に、甘辛たれをまぶした食べ方や、チョコレートソースをかけた食べ方などもできそうです。
毎年お雛様に備える菱餅はプラスチック製だったという人は、是非次回は本物の菱餅をお供えし、お子様の健康をお祈りしながら美味しく食べてくださいね。
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