エビ料理を更においしく♪エビの下ごしらえのやり方をご紹介!
プリプリの食感に旨味たっぷりのエビは世代を問わず人気が高く、色んなメニューに活用されていますね。今回はちょっとひと手間かけて、エビの正しい下ごしらえのやり方をご紹介します。ちゃんと下ごしらえをすることで、いつものエビ料理とは違った味になりますよ♪
最初にご紹介しますエビの下ごしらえのやり方は『エビの背ワタ取り』です。エビの背ワタは所謂消化器官で、苦みを感じてしまう素です。また、砂が混じっていることもあるので、背ワタが残っているとあまりいい食感に感じられません。ここでは下ごしらえの基本段階として背ワタの取り方をご紹介します。
エビの背ワタをとる基本的なやり方
エビの下ごしらえ/殻付きエビの背ワタ取り①
殻付き有頭エビの背ワタを取る場合、まずエビを生のまま左手で頭と体の節の間を持ちます。
エビの下ごしらえ/殻付きエビの背ワタ取り②
エビを軽く曲げて身の中央付近にに竹串を刺します。正中線を意識して刺しましょう。
エビの下ごしらえ/殻付きエビの背ワタ取り③
背ワタが見つかったら竹串と親指で背ワタをしっかりとつかみ、切れないようにゆっくりと引っ張るようにして背ワタを取りだします。
エビの下ごしらえ/殻付きエビの背ワタ取り④
途中で背ワタが切れてしまう場合はエビの身の真ん中あたりの節の裂け目から背ワタを見つけて抜き取ります。真ん中の少し下あたりからでも大丈夫です。
エビの下ごしらえ/殻なしエビの背ワタ取り①
殻をむき、ボイルした後でもできる方法です。まずエビをまな板に置いて縦に包丁の刃を当てます。
エビの下ごしらえ/殻なしエビの背ワタ取り②
背中の曲線に沿って浅く切れ目を入れます。
エビの下ごしらえ/殻なしエビの背ワタ取り③
包丁の刃先で背ワタを軽くかき出します。
次にご紹介します基本的なエビの下ごしらえのやり方は『調理前の下ごしらえ♪冷凍エビ編』です。こちらは冷凍エビを調理する際の下ごしらえの全体的な流れをご紹介します。
材料
冷凍エビ中サイズ16尾
塩一つまみ~
片栗粉大さじ1〜2
エビの下ごしらえ①
冷凍エビは凍ったままでボウルに入れて流水に5分ほどさらして解凍します。さらす時間はエビのサイズや量によって異なります。
エビの下ごしらえ②
エビのしっぽがある程度動くようになるのが目安です。その状態になったらザルにあけて水けをきりましょう。あまり解凍しすぎるとかえって風味が落ちてしまいます。
エビの下ごしらえ③
しっぽを残す場合は、しっぽの先を切り取っておきます。しっぽの先には雑菌が多いので、なるべく取り除いてから調理しましょう。
エビの下ごしらえ④
背中を切り開いて背ワタを取りだします。先ほどご紹介しました方法を参考になさってくださいね。
エビの下ごしらえ⑤
背ワタ取り出したエビをボウルにまとめ、余分な水分やぬめりを出すように塩を振りかけて手で軽く揉みかき回します。
エビの下ごしらえ⑥
ぬめりと余分な水分が出てきたらすかさず片栗粉を全体的にまぶし、水分やぬめりを片栗粉に吸着させます。
エビの下ごしらえ⑦
大きめのボウルに中身を移して水で片栗粉をサッと洗い流します。あまり洗いすぎると旨みが逃げてしまうので注意してください。
エビの下ごしらえ⑧
洗い終えたらすぐにペーパータオルなどでくるんで水分を取ります。しっかり水分を取っておかないとエビのプリプリした食感になりません。
エビの下ごしらえ⑨
しっかり水分が取れたら下ごしらえ終了です。
最初にご紹介しますエビ料理のレシピは『簡単☆塩麹でエビのガーリックソテー』です。プリプリで旨みたっぷりのエビに塩麹を使うことで更においしさがアップしました。今晩のおかずにぴったりの一品ですね♪
材料(2~4人分)
殻つきエビ15~20尾
☆塩麹大さじ1
☆酒大さじ1
☆にんにくチューブ小さじ2/3
オリーブオイル適量
ブロッコリー(アスパラでも)1/2房(1束)
乾燥きくらげ(あれば)2g
ブラックペッパー・醤油各少々
作り方①
エビは背ワタを取って殻をむき、水けをきったら☆の材料を合わせた調味料に20分ほど漬け込みます。
作り方②
キクラゲはあらかじめ水につけて戻しておき、食べやすい大きさに切っておきます。ブロッコリーは小房に分けて少し固めに茹でましょう。
作り方③
フライパンにオリーブオイルをひいて熱し、①とキクラゲを投入して焦がさないように時々まぜながら加熱します。
作り方④
エビの色が変わって来たらブロッコリーを加えて強火にし、ブラックペッパーを振りかけてさらに炒めます。仕上げに醤油を垂らして完成です。
次にご紹介しますエビ料理のレシピは『油で揚げない!ハーブ風味のエビフライ』です。油で揚げないので、揚げ物は好きでもレステロールやカロリーが気になる方でも安心してお召し上がりいただけます。また、揚げ物の調理が苦手な方でも簡単に作れますのでお勧めですよ。
材料(2人分)
えび(背ワタ・殻をとり、腹側に切り込みを入れる) 8〜10尾
彩塩「伊太利塩」 小さじ1/2〜1
小麦粉 適量
溶き卵 1個
キツネ色付きパン粉(作り方は手順1を参照) 適量
作り方①
耐熱皿にパン粉を入れて少量のサラダ油を加えます。ラップをかけずそのままでレンジで1分ほど加熱し、きつね色になるまで繰り返します。
作り方②
彩塩「伊太利塩」をエビに振りかけ、しばらく置いて味をしみ込ませる。
作り方③
②に小麦粉→玉子→①で作ったきつね色のパン粉の順番につけて210度のオーブンで10分ほどこんがり焼いて出来上がりです。
次にご紹介しますエビ料理のレシピは『えびとマッシュルームのアヒージョ』です。女性に大人気のエビを使ったアヒージョはおかずは勿論ワインのお供としても最適です。家飲みでのおつまみとしていかがでしょうか?
材料(2人分)
えび(殻つき・ブラックタイガーなど) 10尾
マッシュルーム 8個
にんにくのみじん切り 1かけ分
赤唐辛子の小口切り 2本分
イタリアンパセリ 適宜
バゲットの薄切り 適宜
塩 酒 オリーブオイル 粗びき黒こしょう
作り方①
エビは殻をむいて背ワタを取っておく。ボウルに入れて塩小さじ1杯に酒大さじ2杯を加えて軽く揉み込むようにかきまぜ、さっと水洗いしたら水けをぬぐっておきます。
作り方②
マッシュルームは汚れを拭いて石づきを切手から縦半分に切り、イタリアンパセリを荒くみじん切りにしておく。バゲットはトーストしておきましょう。
作り方③
小さめのフライパンにオリーブオイルを大さじ4杯、にんにくを加えて弱火で熱します。にんにくが色づいて来たら唐辛子、エビを加えて中火にして熱します。1~2分ほどしたらエビを裏返してマッシュルームを加えてさらに1~2分熱します。仕上げに塩を少々加えて炒め、器に盛ります。
作り方④
仕上げにイタリアンパセリとブラックペッパーを振りかけ、トーストしたバゲットと一緒にお召し上がりください。
今回は基本的なエビの下ごしらえの方法と併せてエビ料理のレシピをいくつかご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?エビの下ごしらえは中々大変ですが、手間暇をかけた分よりおいしいエビ料理になるかと存じます。もし大量のエビの下ごしらえをしなくてはならなくなった場合は、お母さんだけでなくお父さんとお子様たちも一緒にやってみましょうね♪