安物お肉が柔らかくジューシーに!!豚肉を柔らかくする方法まとめ♪
とんかつや生姜焼きなど…豚肉を使った絶品レシピは数知れず。柔らかく、ガッツリ分厚い豚肉が食べたくてお肉を買ったのに、あまりの固さと食感の悪さににガッカリしたなんてこともあるでしょう。そんな方必見!!安物お肉でも、柔らかくジューシーに仕上がる方法のご紹介です。
豚肉の赤身と脂身の境目にある筋を切っておくことで柔らかく仕上げることが出来ます。また熱を通した時の豚肉の縮みや、反り返りを防ぐこともできます。
《方法》
■ 包丁を立て、刃先を赤身と脂身の境目に垂直に入れる。
■ 2-3cmくらいの間隔で切り込みを入れていく。
■ あまり深く包丁を入れすぎると肉の旨みが流れてしまうので、1cmくらいを目安に。
■ 厚みがある豚肉は、裏からも同じように切り込みを入れる。
肉叩きで豚肉を叩き、繊維を短く切ることによってとんかつやステーキが柔らかく仕上がります。肉たたきがない場合は、包丁の背や麺棒、ビール瓶などを使ってもよいでしょう。
一晩浸けると酵素の力で旨味が増し、さらに繊維も柔らかくなります。
豚ロースの塩こうじ漬け柔らかレシピ
《材料》
・豚ロース 2枚
・塩麹 大さじ2 ※分量は、お肉の大きさなどに合わせてお好みで調整して下さい。
・付合せ野菜 各適量
1.クッキングペーパーで肉表面の水分をよく拭きとる。
2.チャック袋に豚肉と塩麹を入れて混ぜ、空気が入らないようにしっかり包む。冷蔵庫に入れて2~3時間置き、豚肉を柔らかくする。
3.冷蔵庫から取り出し、フライパンで両面をこんがりと焼く。食べやすく切って器に盛り、付合せ野菜を添える。
豚肉を日本酒やワインに漬けこむと、酒のpHが酸性に傾き肉の保水性がアップ。一晩冷蔵庫で漬ければ柔らかくジューシーな仕上がりに。漬けこんだ後の酒は、しょう油やみりん、デミグラスソースなどをプラスすれば、美味しいソースとして活用できます。
重曹や炭酸など、ミネラル分を多く含む硬水は肉に含まれる余分な蛋白質を灰汁として溶け出させ、硬い肉を柔らかくしたり肉の臭みをとる効果があります。コーラやビールを使って豚肉を柔らかく仕上げるレシピもあり。
豚肩ロースのコーラ煮レシピ
《材料2人分》
・豚肩ロースかたまり肉 380g
・ブロッコリー 1/2株
・にんにく 2~3かけ
・ミニトマト 2個
・タカノツメ 1/2本
・しょう油 大さじ3
・塩、黒こしょう、マヨネーズ 適宜
・サラダ油 小さじ1
・☆コーラ 500ml
・☆はちみつ 大さじ1
1.豚肩ロースをフォークで刺し、筋を切ります。
2.塩を少しと黒こしょうを多めにかけ下味をつけます。
3.サラダ油をひいたフライパンを強火で熱し下味をつけた豚肩ロースを焼きます。
4.軽く焼き目がついたらお鍋に移し、☆とにんにく、タカノツメを加えて火にかけ煮立たせます。
5.落とし蓋をし、少し沸騰しているような状態で20分程煮ます。
6.途中で様子を見てお肉の上下をひっくり返します。
7.しょう油を加え、再度落とし蓋をして10分煮、火を止めて冷まします。
8.豚肉が冷めたら黒こしょうをかけ、オーブントースターで焼いて焼き色をつけます。
9.お鍋に残った煮汁を強火でとろみがつくまで煮詰め、切り分けた豚肩ロースにかけてできあがり。
肉のたんぱく質を分解する酵素を持つ、果物を使った調理法も、豚肉を柔らかくする効果があります。特に効果的なのがパイナップルやキウイフルーツ、グレープフルーツなど。これらのフルーツをすりおろし、肉に揉み込み浸け込むという方法です。100%のパイナップルジュースやリンゴジュースを使用しても◎。
パイナップルを豚肉と一緒にソテーして、ハワイアンポークソテーにしても絶品。甘酸っぱいパイナップルと、豚肉の塩気は相性抜群です!!
体に嬉しい栄養がいっぱいの、「ヨーグルト」を使って豚肉を柔らかくする方法も!!ヨーグルトの乳酸菌が豚肉の繊維に入り込み、固いタンパク質を分解してくれます。それだけでなく、分解したところに水分を蓄え、さらに柔らかくジューシーなお肉に仕上げてくれます!!
《方法》
■ ヨーグルト150gに塩小さじ3/4を加え、豚肉と共に保存袋に入れる。
■ しっかり空気を抜き、冷蔵庫で一晩寝かせる。
■ キッチンペーパーでヨーグルトを拭き取り調理する。
玉ねぎが持つ酵素も、豚肉を柔らかくする効果があります。残った玉ねぎは、ソースにした豚肉の生姜焼きも絶品!!栄養たっぷりの玉ねぎパワーで、サラサラ血液も期待できますね。
《方法》
■ 玉ねぎのすりおろしに豚肉を漬け込み、約1時間~3時間程度冷蔵庫で休ませる。
しっかりした処理することで、安い豚肉も柔らかくジューシーに仕上げることができます。調理法や味付けに合わせて、豚肉を柔らかくする方法を使い分けましょう。