2016/01/20
メープルシロップ
焼肉での食中毒対策を意識したことがありますか?焼肉での食中毒対策を意識しないと、不注意でお腹を痛めてしまいます。さらに、吐き気などの症状も起きてしまい、せっかくの焼肉が台無しになってしまいます。焼肉での食中毒対策を理解して、おいしく楽しく焼肉を食べましょう。
焼肉での食中毒対策
焼肉を食べるとき、ついついじか箸をしていませんか?焼肉での食中毒対策は、じか箸をしないのが一番です。焼肉での食中毒対策は、まだまだたくさんあることがあるので、みていきましょう。
焼肉での食中毒対策
テレビの報道などで、焼肉店でのO-157食中毒のニュースを目にすることがあります。肉の中というのは、基本的に清潔で、菌に汚染されていることはあまりありません。ただし、表面はお肉の解体時に飛沫がかかって菌に汚染されていることはあります。
焼肉での食中毒対策
肉の表面をしっかり焼けば問題はありません。お肉の表面を75℃以上で1分以上加熱すれば、中身がレアーであっても大丈夫です。お肉の中でも、ロースやカルビ以外のホルモンについては、O-157が付着しているリスクは大きいですが、しっかり焼くことによってリスクはなくなります。
焼肉での食中毒対策
問題なのは、焼肉の食べ方です。お肉は、表面をしっかり焼けば、殺菌されます。箸は、焼くことはありませんので、じか箸してしまったらO-157が付着したままです。胃酸の殺菌がうまくできなければ、これで、O-157が体の中に入っていきます。
【焼肉での食中毒対策】O-157対策
O-157は熱には弱く、75℃の1分間の加熱で死んでしまいますが、感染力は強く、O-157がそれほど多くなくても、100個程度でも感染します。特に小さいお子さんには、自分の箸で生肉を触らないように注意してください。
焼肉での食中毒対策のために、箸やトングの使い方
まず、生の肉を挟んで網の上に運ぶための、菜箸、トングを用意します。次に、網の上の焼けたお肉を挟んで、食べる人のお皿に運ぶための菜箸、トングを用意します。これらの2種類の菜箸、トングが混ざらないようにするだけです。
【焼肉での食中毒対策】腸管出血性大腸菌O-157
O-157は様々な食品や食材から見つかっていますので、食品の洗浄や加熱など衛生的な取り扱いが大切です。犯行手口は最も凶悪で、通常の食中毒症状から内蔵を溶かしてしまう、感染したら死に至らしめることもある凶悪犯です。
O-157に感染すると、感染後4~9日たってから発症します。重症の場合はベロ毒素により水様性下痢、腹痛などの症状が現れ、血性下痢、出血性大腸炎を起こします。焼肉での食中毒対策は、本当に大切なので覚えておきましょう。
【焼肉での食中毒対策】腸管出血性大腸菌O-157の特徴
感染型と毒素型の両方の性質をもつ中間型で、しかも少量で発症します。毒素(ベロ毒素)は強く、出血性大腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を引き起こし、重篤な症状になります。特に、挽肉で事故を起こすケースが多く見られます。
加熱による殺菌を徹底し、挽肉などは中心部が75℃で1分以上加熱するようにしてください。また、調理台や調理器具の洗浄殺菌を徹底し、使い分けをしっかり行うことも大切です。ステンレスに付着した菌が40日も生存していたケースもあります。
【焼肉での食中毒対策】ノロウイルス
ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎は特に冬に流行するとされています。ノロウイルスは手指や食品などを介して感染し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。特にこどもや高齢者は健康な成人よりもノロウイルスに感染した場合、重篤化しやすいので注意が必要です。
ノロウイルスは、冬季を中心に、年間を通して胃腸炎を起こします。また、85℃~90℃で90秒間以上の加熱によりウイルスは感染力を失います。原因食品は、水やノロウイルスに汚染された食品です。焼肉での食中毒でも十分ありえるので、注意しましょう。
【焼肉での食中毒対策】ノロウイルス
感染者の便や吐しゃ物に接触したり飛散したりすることにより二次感染を起こすことがあります。感染者が、用便後の手洗いが不十分なまま料理をすると、食品がウイルスに汚染され、その食品を食べることにより、感染するおそれがあります。
いかがでしょうか?焼肉での食中毒対策は、生肉を扱っているという意識を持つだけで、大きく変わります。しっかりと焼肉での食中毒対策をして、おいしく楽しい食事をしましょう。
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