2016/01/23
comodojin
2016/03/22 更新
飯盒の炊き方ってご存じですか?飯盒の炊き方を知っているだけで、アウトドアがもっと楽しくなります。飯盒の炊き方をきちんと理解してしている人が1人でもいると、とても心強いものです。ぜひ、この機会に飯盒の炊き方を把握して、アウトドアを有意義なものにしましょう。
飯盒の炊き方
飯盒の炊き方は、古くからキャンプで使われています。しかし、いざ炊きあがったら芯のあるご飯だったり、べちゃべちゃになって失敗なんてことも少なくありません。では、失敗しない飯盒の炊き方をご紹介します。
飯盒の炊き方に必要な道具
肝心な飯盒と、必要なお米の量(初めからは量って持って行くと量る手間が省ける)や分量の水です。火を調整するためのトングと軍手、そして火をおこすものが必要です。
飯盒の炊き方は、ほんのりおこげが出来ているとおいしい
炭の香りとご飯の香りはアウトドアで食べるご飯の醍醐味の飯盒の炊き方です。失敗しない飯盒の炊き方を紹介します。飯盒の炊きあがりは、『沸騰してから約15分』程度で炊きあがります。
よく、『はじめチョロチョロ中パッパ(弱火で炊き始め、途中から強火に)赤子泣いても蓋取るな(蒸らす)』っていいますよね?それを実践します。火力は弱くても、強すぎてもダメで、炊く時間は、気温、水温によって違います。
まずはお米を洗って、吸水!お米は飯盒で量れます!
飯盒の蓋を外すと『中蓋』がありますね、これでお米を量ります。中蓋にすり切り1杯で『2合』人数が多いときはこれで、2杯量って入れましょう。なお、外蓋でも量る事が出来、すり切り1杯で『3合』です。
飯盒の炊き方では、精米をつかう
水でお米を洗いましょう。無洗米であればお水を注いで水に馴染ませる様に混ぜるだけでOKです。現在のお米は精米がよいので、ガシガシとお米を擦る様にしなくてもいいです。
水を入れたら手で優しくかき混ぜて、水の流れで糠を落とす感じで数回、水を変えて行いましょう。米が割れてネチョっとしてしまうのは、強く研ぎすぎるからという場合もあります。
吸水はしっかり『30分』でお米に水分を含ませよう
大事な水加減ですが、飯盒の内側を確認しましょう。下が2合のライン、上が4合の水加減のラインです。水を入れたら中蓋を忘れずに蓋をし、外側の蓋をしたら『30分』の吸水をさせます。吸水させることで、いきなり炊くよりはお米に水分が含まれている分、芯が残らないご飯が炊けるのです。
吸水中に『かまど・火おこし』を行う
現在、多くのキャンプ場では『直火』という地面で直接火をおこす事を禁止されているところが多いです。レンガやブロックなどで組まれたカマドが設置されている事もあり、そちらでは場所が取れない時には『焚火台』が活躍します。
『焚火台』が1つあるととても便利で、網の上に飯盒を乗せるだけでも、バーベキューや、網を外してキャンプファイヤーを楽しむなどできます。まずは、こうしたもので行う場合には、適度な炭と着火剤を使用して火をおこしましょう。
飯盒の炊き方
まず沸騰するまでは飯盒の底に火が当たる程度の中火で常に薪を調整して火力を調整します。トングで火が弱くなったら薪をくべ、強くなれば燃えてる薪を取り除くと調整して行きましょう。
飯盒の炊き方で火加減の比較の目安は、以下の通りです。
強火 → 炎が飯盒の側面に上がってくる強さ
中火 → 飯盒の底に触れる程度の火の強さ
弱火 → 飯盒の底にに炎が届かない火の強さ
【飯盒の炊き方】沸騰したら強火へと火を調節!
蒸気が出だしてグツグツと始まり、噴きこぼれが始まります。このタイミングで薪をくべ、炎が飯盒の側面まで上がって来るよう強火にしましょう。大量にくべると反対に弱くなるので、少しずつトングで調節し、吹きこぼれで蓋が動いたら、上になにか重石をします。これによって中に圧がかかり、ご飯をふっくらと焚き上げます。
【飯盒の炊き方】炊き始め・炊き終わりは中火
グツグツと沸騰し、吹きこぼれも落ち着いてくるので、中火へと火力を落として行きます。強火のままで炊き続けるとおいしいおこげではなく、炭の様なおこげになってしまうので、中火で中の水分を飛ばして行くイメージで行います。飯盒の炊き方で大切なポイントです。
しっかりと飯盒を音に注目するのが、飯盒の炊き方のポイントです。中から「チリチリ」や「パチパチ」と焼ける音がしたら、お米が炊きあがった証拠です。軍手をつけて、飯盒を火から下ろし、蓋が開かない様に飯盒をひっくり返して10〜20分蒸らしたら完成です。
飯盒の炊き方
失敗しない方法は、常に火のそばにいて”目と鼻”を飯盒に集中させましょう。大切なのは、火力のコントロールです。
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