大葉としその違いって何?知ってるようでわからない二つの野菜!
2016/06/24
たっちょん
2016/03/19 更新
昨今のコーヒーブームで、今やコンビニでも上質なコーヒーが飲めるようになりました。そのバリエーションであるカフェオレやカフェラテも定番の人気です。この「カフェオレ」と「カフェラテ」にはどのような違いがあるのでしょうか。呼び名の違いから中身の違いまでを探ります。
カフェオレはフランス語で「Café au Lait カフェ・オ・レ」。"Café カフェ" とはコーヒー、"Lait レ" は牛乳の意味です。つまりカフェオレは「ミルク入りコーヒー」のことですが、本場フランスでは日本と違い、一般的に朝食に飲むもの。カフェオレにクロワッサンを合わせるのがもっともポピュラーなスタイルで、日本で言えばコーヒーとトーストの組み合わせでしょうか。
カフェオレの本場ならではの違いは、取っ手のないカフェオレボウルに注ぐことです。
カフェオレボウルは、古くはスープを入れる器でした。19世紀頃からヨーロッパでコーヒーが普及すると共に、ミルク入りのコーヒーを飲むためにカフェオレボウルが作られたと言われています。ボウルを両手で抱えて飲むので、かじかんだ手を温めてくれる効果もあります。
カフェオレにクロワッサンが定番
フランスならではのカフェオレボウルはコーヒーカップとは大きな違いが
一方カフェラテは、イタリア語の造語で「Caffè Latte カフェ・ラッテ」。" Latte ラッテ" は牛乳の意味です。日本の呼び名とは違い、本来の発音に近いのは「Caffellatte カッフェッラッテ」で、「Caffè e Latte カッフェ・エ・ラッテ」(コーヒーと牛乳)とも言います。
コーヒーにこだわりをもつイタリア人は、街のいたる所にあるBar(バール)と呼ばれる喫茶店に似た店に足繁く通います。喫茶店とは違い、基本的にカウンターで立ち飲みするスタイルで、カフェラテはカフェオレ同様朝食に飲むのが一般的。カフェラテは日本ではよく飲まれていますが、実はイタリアでは、メニューにない店も多いという違いもあります。
イタリア人が集うバールでカフェラテが飲めるのは珍しい!?
イタリアと日本ではカフェラテの認知度に少し違いが
フランス生まれのカフェオレとイタリアのコーヒーの一種であるカフェラテは、見た目にそれほど違いがなく、どちらもミルク入りのコーヒーです。では、いったいカフェオレとカフェラテは何に違いがあるのかと言うと、コーヒーの部分に大きな違いがあるのです。
カフェオレのコーヒーはドリップコーヒーを使用するのに対し、カフェラテのコーヒーはエスプレッソを使用する違いがあります。エスプレッソは、イタリアでCaffe(コーヒー)と言えばエスプレッソのことを指すほど多くのイタリア人に愛されている飲み物。抽出方法は極細挽きにしたエスプレッソ豆を、専用マシンの蒸気により高い圧力をかけるという違いがあります。短時間で抽出するため、濃厚でシャープな風味が特徴です。
カフェオレはドリップコーヒーを使用
このように、カフェオレとカフェラテではコーヒーのお国柄に大きな違いがあることがわかりましたが、カフェオレとカフェラテのもう一つの材料であるミルクにも違いがあるのです。
まず、カフェオレはドリップコーヒーと温めたミルクを混ぜたものであるのに対し、カフェラテはエスプレッソに蒸気で温めたスチームミルクを注ぐ違いがあります。また、コーヒーとミルクの基本の割合に関しても違いがあり、カフェオレは5:5、カフェラテの場合は2:8になります。カフェラテはエスプレッソを使うため、濃いコーヒーに対して多くのミルクを入れることでちょうど良い味のバランスを保っています。カフェオレとカフェラテのコーヒーの味の違いが、ミルクの割合を決めるんですね。
カフェラテはエスプレッソを使用
カフェラテに、さらに泡立てたミルクを足すとカプチーノになりますが、エスプレッソをもとにアレンジしたコーヒーはほかにも、
カフェモカ エスプレッソ + ミルク + チョコレート
カフェマキアート エスプレッソ + スチームミルク
アメリカーノ エスプレッソ + お湯など、バラエティー豊かな種類の違いを楽しむことができます。
カフェラテのアレンジであるカプチーノ
カフェモカ
また、カフェオレの材料であるドリップコーヒーをもとにアレンジしたものには、
アメリカンコーヒー 浅く焙煎したコーヒー豆を薄めに入れたもの
ウインナーコーヒー コーヒー+ホイップクリームなどがあります。
カフェオレとカフェラテの違いを楽しんだら、今度はバリエーションの違いを味わってみるのも良いかもしれません。
ウインナーコーヒー
カフェオレもカフェラテもミルク入りのコーヒーという点では変わりありません。
実際にはカフェオレとカフェラテを両方メニューにのせている喫茶店はほとんどなく、エスプレッソを使用するカフェオレをカフェラテとして扱っている場合もあるようです。
明確な違いは「カフェオレ」と「カフェラテ」という言語の違い程度であることから、そのお店がカフェオレかカフェラテのどちらかを表示しているかによって選び方が決まると言えるでしょう。
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