2016/06/15
たっちょん
今、様々な種類が出ている「ヨーグルト」実は、菌種によって効果が違うのです!健康から美容まで幅広い効果が期待できるヨーグルトはこの、たくさんの種類からなる菌種のおかげなのです。今回は、ヨーグルトの効果から菌種まで、まとめてみましたのでご紹介いたします!
ヨーグルト(トルコ語: yoğurt)は、乳に乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させて作る発酵食品のひとつ。ヨーグルトにたまる上澄み液は乳清、英語ではホエイ、またはホエーという。 乳原料を搾乳し利用する動物は専用のウシ(乳牛)だけでなく、水牛、山羊、羊、馬 、ラクダなどの乳分泌量が比較的多く、搾乳が行いやすい温和な草食動物が利用される。
ヨーグルトの起源は古く7000年前と言われています。しかも、ヨーロッパ・中東・アジアでヨーグルトが食べられていたので、発祥の地は定かではありません。
日本でも平安のころよりヨーグルトに似た「酪」というものが寺院の中で食べられていました。
このヨーグルトが一般に普及し始めたのは戦後で、現在ではたくさんの乳酸菌で作られたヨーグルトが各所で販売されています。
実は、皇室には専用のヨーグルト「カルグルト」というものがあります。
これは、皇室専用の牧場で作られた皇室専用の乳酸菌種で発酵させ、ホルスタイン種とジャージー種を合わせた牛乳で作られたヨーグルトです。
これを、水で割って飲むのが「カルグルト」です。
昭和天皇がよく好まれて飲まれていたようで、現在でも皇室で飲まれています。
ヨーグルトに欠かせないのが「乳酸菌」
その乳酸菌にはたくさんの菌種が存在します。目的によってヨーグルトを変えると、症状の改善が期待できたり、健康的になれることだと思います。
今回はその菌種と効果をご紹介いたします。
★森永ビヒダスヨーグルト
これは森永乳業から販売されているヨーグルトで、特定保健機能食品の表示認可をうけたヨーグルトです。
学校の給食でも使われてる所があります。
・使われている乳酸菌の菌種 「BB536」
BB536は酸素に強く、生きた状態で腸まで届きやすい菌種です。
整腸作用に加えて、感染症の予防作用の効果があります。
加えてアレルギーを和らげる効果や、それに伴う花粉症対策にも有効です。
花粉症の対策にヨーグルトがいいというのはここ数年言われていると思います。
しかし、食べたからと言って花粉症がなおるわけではありませんので要注意です。
春先など、花粉症の季節になる前に食べ始めると、結構よい効果が望めそうです。
栄養成分(100g当たり)
エネルギー 65kcal
たんぱく質 3.7g
脂質 3.1g
炭水化物 5.5g
ナトリウム 50mg
その他 カルシウム:120mg
関与成分
ビフィドバクテリウム・ロンガムBB536:20億以上
★明治ブルガリアヨーグルト
明治ブルガリアヨーグルトはご存知の通り、明治乳業から販売されているヨーグルトです。
このヨーグルトは、1996年に厚生省(現・厚生労働省)より特定保健用食品の表示認可を受けました。効果が科学的にも証明された事で認可されたヨーグルトです。
・使われている乳酸菌の菌種 「LB81乳酸菌」
ブルガリアヨーグルトというネーミングは、本場ブルガリアで伝統的に食べられているヨーグルトにも同様の菌種が入っているため、この名前になっています。
その菌種というのが【LB81】というものです。これは、【ブルガリア菌2038株】と【サーモフィラス菌1131株】という二つの菌種を合わせたもので、主な特徴としてあげるのが、高い整腸作用とそれに伴う便秘改善効果があることです。
お腹の調子が安定しなかったり、便秘気味の人にはちょうどいいヨーグルトとなってます。
栄養成分 100gあたり
熱量 62kcal
たんぱく質 3.4g
脂質 3.0g
炭水化物 5.3g
ナトリウム 51mg
カルシウム 109mg
関与成分 L.bulgaricus 2038株 10億個以上、およびS.thermophilus 1131株 100億個以上
(LB81乳酸菌)
メグミルクナチュレ恵
雪印メグミルク株式会社から販売されている「メグミルクナチュレ恵」は、ブルガリアヨーグルト同様に特定保健用食品の認定を受けたヨーグルトです。
現代人のおなかの事を考え、作られたヨーグルトで、種類も豊富です。
・使われている乳酸菌の菌種 「ガセリ菌SP株」&「ビフィズス菌SP株」
「ガセリ菌SP株」と「ビフィズス菌SP株」の両方とも、実は日本人の小腸・ビフィズス菌は大腸から見つかった乳酸菌の菌種です。
「SP株」は雪印メグミルク株式会社が付けた通称(「スノープロバイオティクス」の略、スノーは雪印から)です。
「ガセリ菌SP株」と「ビフィズス菌SP株」という菌種は、日本人の体にとてもあってるとされています。他のヨーグルトはあまり効果がないという人はこれを食べてみるといいかもしれないですね。
この菌種の特徴として、小腸と大腸の両方に働きかける整腸作用があることです。
そして免疫力の向上・内臓脂肪と皮下脂肪を現象させる効果もあります。
※効能は健康的な生活、運動をして初めて効果がちゃんとに実感できるので、日頃の健康的な生活習慣を心がけましょう。
栄養成分表示
(100g当たり)
エネルギー 63kcal
たんぱく質 3.6g
脂質 3.1g
炭水化物 5.2g
ナトリウム 45mg
カルシウム 110mg
ガラクトオリゴ糖:0.5g
[雪印メグミルク(株)調べ]
特定保健用食品
許可表示
ガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株の働きにより、腸内環境の改善に役立ちます。
一日当たりの摂取目安量
100gを目安にお召し上がりください。
関与成分
ガセリ菌SP株:5億以上、ビフィズス菌SP株:10億以上
グリコ朝食BifiX
グリコから販売されているヨーグルト「グリコ朝食Bifix」は、腸内環境を整えるために作られた機能性表示食品です。
特定保健用食品とは違い、国からの認可を受けたわけではなく、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。
Bifixというのは乳酸菌の名前で、正式名称だと【B.lactis GCL2505】といいます。
使われている乳酸菌の菌種【GCL2505】
この菌種は、胃酸に強いのが特徴です。胃酸に強いので、腸にそのまま届けることができます。さらに加えて、腸に届いたあと増えやすいことが最大の特徴です。
グリコに記載されている菌種がもたらす効果の調査で、Bifixと摂取すると、おなかの中で10倍以上増えることが確認されています。
そのおかげで腸内環境は素早く整えられますね。
基本どのヨーグルトも整腸作用が高いですが、こちらの場合はその効果がすぐにあらわれるのが特徴のようです。
お腹の調子が早く整えたい。朝の時間が少ない人はおすすめです。
栄養成分表示/100g当たり
エネルギー 71kcal、たんぱく質 3.3g、脂質 1.5g、炭水化物 11.1g、食塩相当量 0.1g、カルシウム 96mg
ダノンビオ
ダノンから販売されているヨーグルトで、欧米諸国では「アクティビア」という名称で世界70か国以上で販売されています。20年の歳月をかけて培われた製造技術によって、その国に合わせて販売されてきました。
しかも、その国々に合わせ、フレーバーや原材料が違います。世界で最も売れているヨーグルトといっても過言ではありません。
ダノンビオの乳酸菌の菌種は、一種類ではなく、BE80を含めた5種類をブレンドして作っています。
使われている乳酸菌の菌種【ビフィズス菌BE80】
ビフィズス菌BE80はダノンビオの中に含まれる乳酸菌の一つです。ほとんどの乳酸菌は胃酸などによって死んでしまうことが多いのですが、このビフィズス菌BE80は生きたまま腸に届く【高生存ビフィズス菌】です。
生きたまま腸に届くだけでなく、容器保存中・腸液や胃酸にも強いというのも特徴の一つです。
BE80菌の効果は、生きて腸にまで届き、整腸作用・便秘解消の効果があります。
BE80菌には食物消化物の腸管を通る時間を短くしてくれる作用があるので、長く腸内にとどまらす体外に排出できるのです。
食物が腸内にとどまることは便秘を意味しますから、腸管の通る時間を短縮してくれることはとても良いことです。
しかし、食べ過ぎるとおなかが緩くなり、下痢を起こしてしまうことがありますので、食べ過ぎには注意しましょう。
栄養成分 1カップ (75g)あたり
エネルギー (kcal) 61
たんぱく質 (g) 3.1
脂質 (g) 1.5
炭水化物 (g) 9.0
ナトリウム (㎎) 40
カルシウム (㎎) 93
たくさんの種類があるヨーグルトの菌種、少しはご紹介できたかと思います。
ほかにもさまざまな種類がありますが、今回ご紹介した菌種はスーパーやコンビニエンスストアで入手が可能です。
毎日の朝食やデザートに、健康維持や体質改善のためにヨーグルトを取り入れてみてくださいね!
自分の目的に合ったヨーグルトの菌種を選んでみてください♪
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