憧れのダッチオーブンを使いこなす! ダッチオーブンの正しい使い方
2016/02/03
ohoksavak
ダッチオーブン購入する時にどの材質にするか。それぞれのメンテナンス・シーズニングはどうなのか?ダッチオーブンのメンテナンス・シーズニングを具体的に紹介させていただきます。ダッチオーブンの愛好者が大事にしているブラックポットがどんなものかもわかるようになります。
●ダッチオーブンのシーズニング
右側がシーズニング前
左側が完璧にシーズニングされたもの
「ダッチオーブンを購入したら、シーズニングが必要です。」と聞きますね。
さて、シーズニングとはなんでしょう?「儀式」とか「慣らし」という方もいらっしゃいます。
簡単にいうと製品の仕上げに使ったワックスを取り除き、鉄の材質上、炭素を含むため、無数の穴が出来てしまいます。そこで油でコーティング(ふさぐ)してあげる必要があります。
ダッチオーブンのなかで、シーズニングが必要なもの、不要なものとありますので、詳しく説明していきたいと思います。
最近人気上昇中の「ダッチオーブン」材質としては下記に分かれます。(下記画像参照)
1.鉄・鋳物 (てつ・いもの)・・鉄を溶かし、型をとられたもの
2.黒皮鉄板・・鉄を1200度程度に加熱、圧延することで、赤さび防止の酸化皮膜した鉄板
3.カーボン製・鋳鉄(耐熱シリコン塗装)、など 鉄鋳物にコーティングしたもの
4.ダクタイル鋳鉄製・タグタイルとは「強靭な」加工により、衝撃に強く、極薄軽量化したもの
5.ステンレス製・鉄にクロムやニッケルを配合した「ステンレス合金」の事。錆びない。
1.鉄・鋳物ダッチオーブン
2.黒皮鉄のダッチオーブン
3.カーボン製ダッチオーブン
※初回シーズニング不要
4.ダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)
※初回シーズニング不要
5.ステンレス製ダッチオーブン
※シーズニング不要
基本、「ステンレス製」以外はダッチオーブンのシーズニングは必要と思っていた方が良いみたいです。購入後、初めて使う際の「儀式」ともいえるこれから紹介する作業がないものは、カーボン製、耐熱シリコン塗装、ダクタイル鋳鉄製は不要です。とはいっても、仕上げのワックスなどを取らないと、ニオイが気になる等、お湯と洗剤で洗う作業が必要です。
※各メーカーの取扱説明書を熟読して、メンテナンスして下さいね。
※この手入れもそうですが、料理する際、このダッチオーブンはかなり高温になるため、やけどに注意下さい。「ダッチミトン」(耐熱手袋)と、リッドリフター、スタンドはあった方がよいみたいです。
ダッチオーブンのシーズニングの方法を調べてみました。
初めて使う前のシーズニング方法はおもに2つの方法がありました。
この作業は、鉄・鋳物、黒皮鉄板のものは必須です。
最初に何時間もかかるが、しっかり仕上げて、さらに使用するたび、ブラックポットをつけていく方法と、このダッチオーブンを使う度に、少しずつブラックポットを作っていく方法です。
どちらを選択するかはあなた次第です。このブラックポットを作り上げる楽しみと、愛着がしっかり
ダッチオーブンのお姿になるんですね。
●最初にがっつり仕上げるシーズニング
1.ダッチオーブン本体、蓋共に熱して、焼き切りでワックスを取り除く。
2.油を塗る
3.また熱する
4.2と3を何度か繰り返し、ブラックポット(黒錆)をしっかり作る
5.香味野菜を炒める
6.油を塗って完了。
シーズニングを10回!だいぶ黒光りしてくるそうです。
香味野菜を炒める
鉄臭さを取るにはお茶ひとつまみ入れて沸かすといいそうです。
●徐々に仕上げる(育てる)シーズニング
<本体>
1.お湯で洗う(洗剤無)・ワックス、コーティングを洗い落とす
2.水気を拭き取り、油(オリーブ油など)でネギ、ショウガなどの香りの強い野菜をじっくり炒めて、
本体内側全体で、じっくり炒める。
3.炒めた野菜を捨てる(食べてはいけません)
4.ダッチオーブンに残った油を拭き取る
5.2~4をもう一回繰り返す
<蓋>
1.研磨剤の入っていいない洗剤で洗う
2.ふたの水分を拭き取り、油を塗って、コンロで温める。弱火~中火で5分程度。
3.油をタオル等で拭き取る
4.2~3をもう一回繰り返す。
※この方法は完全なシーズニングでは無いため、使う度に、油を塗って仕上げ、
ブラックポットを徐々に作って行く方法です。
ダッチオーブン
メーカーさん発シーズニングの動画がありました。
参考になりましたので紹介します。
完全にブラックポットが仕上がっている場合は、多少洗剤で洗っても影響がないという話もあります。このシーズニングはダッチオーブンを赤錆から守るために、必ず料理後は、残った料理はすぐ取り出し、お湯と、たわし、竹ヘラなどで、汚れを落とし、綺麗になったら、水気を取り、ダッチオーブンを温め、油をひく。自然に温度が下がるまで放置。しばらく使用しない場合は新聞紙に包み、蓋を外した状態で保管バックなどに収納する。
※洗剤は使わずお湯だけで洗い流しましょう。
※湿気が原因での赤さびにならないようにしっかりブラックポットを育てましょう。
※ダッチオーブンは衝撃と温度差が致命的になります。熱い状態に冷水はいけません。
●シーズニング終了後の保管方法
ダッチオーブンのお手入れ・シーズニングで大事なことは、赤さびができないように、ブラックポットという黒さびをしっかり作り上げるコツを覚えること。その理由と方法がわかっていただけましたでしょうか?さらにダッチオーブンがシーズニングこそ、さらに料理をおいしくしてくれるのに大きな役割を果たす調理器具に育てえるということなんですね。
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