住みやすい街都立大学!そんな町でおいしいランチを5つご紹介!
2016/06/02
きたま
かつお、昆布、煮干し。出汁は何で取っていますか?市販の「出汁の素」でも美味しい料理は作れるけれど、本格的な取り方で出汁が取れたらもっと美味しい料理が作れそう。出汁の取り方はとても簡単。手軽な出汁の取り方もあります。上手な出汁の取り方を紹介します。
出汁とは昆布や鰹節等の食品を煮て出した汁のこと。料理に肉や野菜、きのこや海藻から抽出した「うま味」を加えるために用いられます。食文化によって各種存在しますが、西洋料理の「ブイヨン」や中華料理の「湯(タン)」も出汁と呼ばれます。日本料理の出汁の材料としては鰹節と昆布が最も多く用いられますが、椎茸や野菜、煮干しなど様々な出汁があります。
出汁を使う料理を作るとき、その料理に合わせて出汁は選びましょう。みそ汁を作るときも、具材によって出汁を変えるとより美味しくなります。野菜が具材のみそ汁なら煮干しや鰹節、肉類なら昆布や干し椎茸の出汁が合います。単独で取った出汁も美味しいですが、複数の出汁を組み合わせると風味が増し、より一層味に深みが出ます。
出汁の取り方は意外と簡単です。昆布、鰹節、煮干し、それぞれ取り方は違いますが、難しいことはありません。基本の美味しい出汁の取り方を試してみましょう。丁寧に取った出汁で作る料理はごちそうになります。
かつお出汁の取り方
4人前
600cc(1人当たり150cc×4人)
かつお節 約20g
取り方の一番のポイントは、鰹節の量。料理に合った適量の鰹節を使うことが大切です。 お湯が沸騰してきたら、鰹節は一度に入れ、香りが飛ばないようにすぐに弱火にします。魚臭さを閉じ込めないようにふたは閉めません。鰹節が沈んだら、すぐに火からおろし、ザルで濾します。この間約1分。短時間で鰹節の出汁は取れます。
昆布出汁の取り方
基本分量
だし昆布:10g~20g程度
水:1L
昆布の表面を固く絞った布巾で拭いてから水に30分浸けます。鍋を中火にかけて、沸騰直前に昆布を取り出せば完成です。煮過ぎると昆布のねばり成分が溶け出し、風味を損なうので注意しましょう。
煮干しの出汁
(みそ汁1人150mlとして約6人分)
●煮干し…20g
●水…5カップ(1,000ml)
くせがなく独特な甘味があり、コクのあるうま味が強いのが煮干しの出汁です。煮干しの頭とはらわたは取り除き、水に30分浸けておきます。鍋を強火にかけ、沸騰させてから弱火にします。アクを取りながら10分程煮だして完成。キッチンペーパーで濾せばきれいな出汁が出来上がります。少し手間がかかる取り方ですが、美味しい出汁を試したらリピートしたくなるでしょう。
美味しい出汁は取りたいけど、時間がない、面倒だという時には簡単な出汁の取り方を試してみましょう。
簡単“かつお出汁”の取り方
かつお節 … 4g(大きめ1パック)
熱湯 … 200ml
耐熱容器に鰹節を入れて熱湯を注ぎ、蓋をして3分。濾す前に一度箸で全体を混ぜてから一気に濾します。濾したら鰹節はしっかり絞りましょう。手軽で、美味しい、出汁の取り方です。
昆布出汁・水だし法
水 1リットル
昆布 50グラム
鍋か蓋付きのガラスピッチャーなどの容器に、水1リットルに対して50グラムの昆布を入れ、10時間から12時間置いた後、昆布を取り出すだけ。簡単な出汁の取り方ですが、手抜きではなく、一番確実に、美味しく昆布出汁を取る方法です。出汁にえぐみを感じる場合は昆布の量を減らしてください。水出しの取り方は昆布だけでなく、鰹節や煮干しでも同じように作れます。細かいカスが気になるときはお茶パックを使うと便利です。
美味しい出汁の取り方を覚えたら、出汁の美味しさを味わえる料理を作って楽しみましょう。美味しい出汁さえあれば、いつもの料理も一味違います。
だし巻き卵のレシピ/作り方
作りやすい分量
卵(Mサイズ) … 4個
サラダ油 … 適量
A出汁 … 大さじ4~7
A薄口醤油 … 小さじ2~2と1/2
A砂糖 … 大さじ1/2
Aみりん … 大さじ1/2
出汁の量が増えると卵を巻くのが難しくなります。はじめは巻きやすい「大さじ4」からスタートするのがおすすめ。火を強くしすぎず、半熟の状態で巻き始めるのが美味しさのコツです。きれいに、ふわふわに焼き上げるのは難しいですが、出汁の旨さがふわっと包まれた出汁巻きはごちそうです。何度も練習して習得しましょう。
お出汁が命、高野豆腐の含め煮
材 料(5人分)
高野豆腐 5枚
かつお昆布出汁 400cc
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1
薄口醤油 大さじ1
塩 一つまみ
みりん 大さじ1
竹輪 2本
グリーンピース 大さじ3
美味しい出汁を高野豆腐にたっぷり含ませていただく煮物です。美味しい出汁で作ると、砂糖や塩分を控えることができます。竹輪とグリーンピースがかわいらしい煮物。美味しい出汁の取り方を覚えたら作ってみてください。
出汁は日本人にとって大切なもの。大げさでなく、出汁は日本人の味覚に染み込んでいます。基本に忠実な、丁寧な取り方で取った出汁はもちろん、簡単な作り方で取った出汁でもいつもの料理が一味違った味に仕上がります。美味しい出汁の取り方を覚えたら、料理上手の仲間入りです。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局