アイスクリームの賞味期限は?えっ!アイスクリームに賞味期限はない
2015/12/30
onuma.taeko
2016/02/29 更新
あま~くてとろけるアイスクリーム、実は賞味期限の表記がないことに気づいていましたか?ミルクや卵を使っているのに、なぜアイスクリームには賞味期限がないのでしょう。アイスクリームを美味しく頂くために、賞味期限の謎や正しい保管方法についてまとめました。
【賞味期限とは】
開封していない状態で、しかも表示されている方法により正しく保存した場合に、おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限を過ぎてしまっても、すぐ食べられないということではありません。
【消費期限とは】
・開封していない状態で、しかも表示されている方法にで正しく保存した場合に、食べても安全な期限を示しています。賞味期限とは異なり、期限を過ぎたら食べない方がよいでしょう。生鮮食品などの表示に多く使われています。
消費期限と賞味期限の両方に言えることですが、『開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したとき』という大前提のもとでの期限表示であることに注意する必要があり、一度開封してしまった食品については、表示されている期限内であっても、早めに食べるようにしましょう。
アイスクリームには、賞味期限も消費期限も表示がありません!
アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
氷菓(上記以外のもの)
通常の食品はこの面か、ふた面などに賞味期限・消費期限どちらかの記載があります。アイスクリームはどの商品をみても、賞味期限の記載がありませんね。
アイスクリームには賞味期限がない!
アイスクリームに賞味期限などが記載されていないのは、賞味期限等がないというわけではなく
法律上省略してもよいということになっているからです。
いかも日本だけでなく、世界的に賞味期限や消費期限を表示する義務がないそうです。
※一部賞味期限が表記されているものもあります。
アイスクリームは、温度管理がきちんとされていれば、細菌が減ることはあっても増えることはなく、長期間保存してもほとんど品質変化しません。
これらのことを受けて業界団体が定め、消費者庁及び公正取引委員会で認定された「アイスクリーム類及び氷菓の表示に関する公正競争規約」では、賞味期限表示に代えて、一括表示の外側に、「ご家庭では-18℃以下で保存してください」、あるいは「要冷凍(-18℃以下保存)」などと記載して、アイスクリームを保存するときの注意をお願いしています。
-18℃以下で保管することが大切です。
しかし家庭の冷凍庫は扉の開け閉めが多く、冷凍庫の温度変化も大きくなりがちです。このような状態で長く保管すると氷の結晶が大きくなり、食べたときザラついておいしくなくなりますので、買ってきたアイスクリームはできるだけ早く食べることをおすすめします。
ポイント☆
冷凍庫の温度を-18度に保ちましょう。
ポイント☆
乾燥を防ぐために、ラップをかけるかポリ袋などに入れて保管しましょう。
ポイント☆
アイスクリームの表面は平らに整えて保管しましょう。
こうした方が、空気に触れる面積が少なくなるためです。
ポイント☆
においが付きやすいので、においの強いものと一緒に保管しないようにしましょう。
ポイント☆
溶けたアイスクリームは、再冷凍しないようにしましょう。
風味が劣化して、美味しさが半減してしまいます。
風味などにこだわらなければ、正しく保存した場合数年でも保存は可能です。
しかし、賞味期限がないとは言えど風味は徐々に落ちてくるので、美味しく食べるのであれば目安として1か月程度と見る方が良いでしょう。
冷凍庫の条件にもよりますが、長く保存していると霜がついたり、冷凍焼けになったり、変色を起こしてしまい美味しくなくなります。
なお冷凍庫に入れていますので、
菌の繁殖はありませんので、通常は腐敗の心配はありません。
ポイント☆
賞味期限はありませんが、早めにたべましょう。
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