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薬とグレープフルーツの飲み合わせに注意!こんなところにも危険が!

グレープフルーツがお好きな方やグレープフルーツジュースにして飲むのが習慣になっている方もいらっしゃると思います。でも、ちょっと待ってください!ホントにそのグレープフルーツ今食べても大丈夫ですか?お薬飲んでませんか?身体の為に飲んでいる薬に含む危険をチェック!

なぜ飲み合わせが大事?

うなぎと梅干、ビールとスイカなど、日本には古くからの伝承として、一緒に食べるのを避けているペアが伝えられています。これらは「合食禁(がっしょくきん)」と呼ばれています。「食べ合わせ」ともいわれますので、一度は耳にした方もいるでしょう。これらは、単純に、消化に害をきたす場合もあれば、当時はともに贅沢品だったために贅沢を戒めるために設けられた場合も少なくありません。

薬の場合は、「飲み合わせ」や「相互作用」などという言葉が用いられています。薬の場合、相性が悪い薬どうしを飲むと、効き目が強くなりすぎる場合と、逆に効き目が弱くなってしまう場合が挙げられます。前者の場合は、副作用が出やすくなったり、胃腸や肝臓の障害を起こす可能性が考えられます。後者では、薬の効果が弱められることになり、症状が治りにくくなることになります。また、薬どうしの飲み合わせのほか、薬と食べ物との飲み合わせにも気をつける必要があるでしょう。

薬とグレープフルーツの飲み合わせに注意!

グレープフルーツの栄養的な成分の組成は、夏みかんやバレンシアオレンジに極めて近く、カロチンをほとんど含まないなどの特徴はあるものの、基本的な栄養素に差は見られません。つまり、ビタミンやミネラルの補給という意味では、どの柑橘類を食べても大差はないわけです。しかし、ある種の薬を服用している患者に限っては、グレープフルーツは特別な意味を持ちます。 グレープフルーツ果汁を薬と合わせて飲むと、薬の作用を増強して重篤な症状を引き起こすことがあるからです。

グレープフルーツがいけないのはなんで?

グレープフルーツは薬の代謝速度を阻害して、血中濃度を高めてしまいます。その結果過剰量の薬物を施主した状態になるために、副作用も強くなります。同じことが他の食べ物や飲み物にも言えますがグレープフルーツは代謝速度を阻害して悪影響を及ぼす薬の種類が非常に多いのです。深刻な影響が出る危険性のある薬は現在40種類以上あり、突然死を起こす可能性もあります。それでは、どんな薬がグレープフルーツと相性が悪いのでしょうか?

グレープフルーツに注意しなければいけない薬

グレープフルーツなどとの注意が必要なのは以下のような薬です。降圧剤•高脂血症治療薬•抗がん剤•心臓病治療薬•統合失調症治療薬•鎮痛薬。皆さんの中で特に身近な薬は鎮痛薬でしょう。コンビニや通販でも手に入るようになった風邪薬の中には頭痛を抑える物もありますよね。これらの薬をグレープフルーツジュースと一緒に飲むのは胃腸の出血といった重大な副作用を引き起こす可能性があるので要注意です。その他の治療薬でも、種類によっては飲み合わせ禁忌の薬もあるので、必ず飲み合わせについて病院の先生に確認しましょう。

薬を飲んでいる間はずっとグレープフルーツは食べちゃいけないの?

これら相互作用は、グレープフルーツ果汁に含まれる物質によって薬物代謝酵素であるチトクローム P450の一種「CYP3A4」の活性が阻害されるためと考えられています。グレープフルーツ果汁と薬の相互作用は、同時服用の場合だけとは限りません。少なくとも薬剤服用の10時間前から2時間後の間では、果汁による影響が持続することが確認されています。肥満や糖尿病の患者さんには糖度の低い柑橘類を勧められることが多いし、グレープフルーツは季節に関係なく入手しやすい果実でもあることから注意を要します。

グレープフルーツだけがだめなの?

なぜグレープフルーツが主に言われるかというと、一番身近で馴染みが深く、皆様が一番食べる頻度が高い可能性がある果物だからです。実はグレープフルーツと同様の理由で、一般に食べてはいけないとされているもの(場合よっては大量摂取を控えるもの)があります。下にその代表的な食べ物を挙げますので参考にしてみてください。

晩白柚、土佐ブンタン、平戸ブンタン、スウィーティー、サワーオレンジ(ダイダイ)、夏みかん、ポンカン、いよかん、絹皮、金柑、八朔 などです。

しかしグレープフルーツが大好物という方はそれを控えるというのはつらいですよね?どうしても食べたいという方は一度、担当医師と相談してみてはいかがでしょうか?グレープフルーツのような食べ物が何故食べてはいけないと言われているのか?その理由をしっかり把握した上で医師とよく相談すれば、意外と食べられる物もあるかもしれませんよ。ちなみにグレープフルーツと同じ柑橘類でもオレンジやみかん、レモン、カボスはどのお薬にも影響しませんので気にせずに食べても大丈夫ですよ。

新しいグレープフルーツの開発

そうはいっても、グレープフルーツジュースを毎日飲んでいる方は忘れることもあります。そこで最近では、一緒に摂取してもよいグレープフルーツの品種改良がおこなわれています。.(レッドグレープフルーツとボメロを掛け合わせた品種)臨床試験も行われる予定ですが、市販化は2018年以降になるそうです~グレープフルーツジュースは特に注意しなければいけない飲み合わせ飲料です。この薬は医者から何も言われてないから大丈夫・・・なんて考えはダメです。自分の服用する薬について理解する習慣を身につけましょう♪

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