2016/04/09
neko.shinohara
朝鮮料理の一つ冷麺。焼肉屋さんでも提供されるが、さっぱりとした味わい・コシの強さが特徴的です。それで美味しい冷麺を作る方法や原料はなにか、またコシの秘訣を徹底調査したいと思います。原料と作り方を知って本場の味を存分に楽しみたいですね!
実は冬の料理冷麺!
冷麺(レンミョン)は朝鮮半島(韓半島)を起源とする麺料理です。冷麺は夏の食べ物ではなく、寒さも厳しい冬の食べ物で、オンドル(床暖房)で暖まったポカポカの部屋で頂くのが現地での冷麺の食べ方のようです。
【平壌冷麺】(ピョンヤン)原料
原料は蕎麦(そば)粉に緑豆・サツマイモのでんぷんと塩で作られます。平壌式は原料の蕎麦粉の割合が多く、冷麺が少し太めで噛むとすぐにポロっと切れるタイプ。こちらは水冷麺が有名。
★原料のそば粉だけで作ったものはメミルネンミョンといいます。
【咸興冷麺】(かんこう・ハムフン)原料
原料も緑豆ではなくジャガイモやトウモロコシ・サツマイモのでんぷんが使われます。咸興式は原料のでんぷんの割合が多く、冷麺はとても細く、弾力があるので噛んでも噛んでもなかなか切れないタイプ。こちらはビビン冷麺が有名。
【チッネンミョン】原料
葛(くず)を原料にしたチッネンミョン(葛冷麺)
【ノクチャネンミョン】(緑茶冷麺)原料
原料の緑茶を麺に練りこんだノクチャネンミョン
【ドングリ(トトリ)冷麺】原料
韓国では地方により、原料のドングリ(トトリ)の粉を練り込んだトトリ冷麺を出す店もある。
盛岡冷麺原料
実は日本にも韓国から伝わった盛岡冷麺があり、原料のでんぷんの多いタイプつと原料の小麦粉の多いものとがあります。
【原料のでんぷんの多いタイプ】
プリプリした独特の食感で、口の中で激しく自己主張をします。これは原料のでんぷんが小麦よりも多く含まれることによると考えられ、癖のないコンニャク麺のような感じです。
【原料の小麦がでんぷんより多いタイプ】
強い弾力と、独特のコシがあります。プリプリ感は無く、口の中で馴染み、スープの絡みも良いようです。
大きく分けてムルレンミョン(スープ付き冷麺)と、ビビン(ピビム)ネンミョン(スープ無し混ぜ冷麺)の2種類がある
ムルレンミョン
ムルレンミョンは金属製の専用器等に固く締めた麺を入れ、その上に具として下味をつけた肉類・ゆで卵・キムチ・錦糸卵・ナシなどを盛り付け、最後に鶏肉や牛肉でとったスープとトンチミ(大根の水キムチ)の汁を合わせた透明な冷たいスープ(ユッス)をかける。
ムルレンミョンとしては、牛肉や雉肉で取ったコクのある冷たいスープを用いた平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)が有名です。
ビビンネンミョン
ビビンネンミョンは、コチュジャンや酢、ごま油、砂糖などを混ぜ合わせた辛いヤンニョムで麺を和え、肉類、ゆで卵、きゅうりの千切り等を形良く盛り付けて供し、食べる際によくかき混ぜる。これにヤンニョムをからめた魚の刺身(フェ)を乗せたものがフェネンミョンで、魚はエイ、カレイ、スケトウダラなどが使われる。ビビンネンミョンではガンギエイを載せた咸興冷麺(ハムフンネンミョン)が、それぞれ有名です。
製麺方法
①蕎麦の実を製粉。ふるいにかけさらさらの状態。
②でんぷんと混ぜ、寝かせた生地を麺絞り出し機へ入れる。
③穴の開いたシリンダー状の容器で麺状に押し出してそのまま熱湯に落としてゆでる。
ゆっくり時間をかけて丁寧に茹であげる。
④ 流水(冷水)でしっかり洗います。
⑤器に具と一緒に盛り付けスープを注ぐと 水冷麺の完成です。
冷麺の原料についてご紹介しましたがいかがでしたか?冷たくておいしい冷麺は癖になりますよね。焼肉食べた後は是非冷麺をご賞味下さい♪
焼肉&冷麺の組み合わせはなぜ?
冷麺は主に蕎麦で肉と蕎麦は相性が良く脂肪の分解とコレステロールの低下機能があります。また熱い肉で体温が高くなったので冷麺をたべると体も涼しくそもそも冷麺のお汁は肉汁でお酢や芥子を入れ口の中もさっぱりした感じがします。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局