春雨って何から出来ているか知っていますか？春雨の原料まとめ

春雨（はるさめ）とは、リョクトウ（緑豆）やジャガイモやサツマイモから採取されたデンプンを原料として作られるアジアの乾麺である。

日本ではおもにジャガイモなどの芋デンプンを材料とする。奈良県が主産地で、桜井市と御所市で全国の生産の約6割を占めている。

見た目は乾燥させた葛切りに似ているが、異なる食品である。また、マロニーもジャガイモデンプンとコーンスターチを原料とするが、メーカーは異なる食品だとしている

春雨は、でんぷんから作られる乾麺です。緑豆やじゃがいも、さつまいものでんぷんと水を合わせた生地を細長い麺状にして、熱湯で茹でて乾燥させる方法で製造されています。なめらかな食感はでんぷんを原材料にした春雨ならではの特徴で、煮物やスープ、和え物などにもよく合います。

春雨サラダや麻婆春雨にして食べることも多いですね。実は、中国では「粉絲（フェンスー）」と呼ぶのが一般的で、「春雨」は初めて国産春雨が作られた昭和時代のころに名付けられた日本独自の名前です。

リョクトウ、ジャガイモ、サツマイモなどから採取されたデンプンを熱湯で練った糊に、さらにデンプンと湯を加えながら練り上げて生地を作る。この生地を直径を、1mmほどの穴の開いた容器から熱湯中に押し出して煮沸し、水冷後に凍結させ、それをさらに天日乾燥して作られる。したがって、完成後の水分含有率は低く、乾燥状態を保っていれば長期保存が可能である

さつまいもやジャガイモ、緑豆のデンプンから作られているので、ミネラルが豊富に含まれています。マグネシウムやカルシウム、カリウムなどのミネラル類です。ミネラル類は五大栄養素の一つで、身体の組織を作る原材料です。体の働きを調整する機能を持っているので、人は必ず取らなければいけない成分です。特に、丈夫な骨を作るマグネシウム、細胞の機能を維持する働きを持っているカリウムなど。春雨には、人が必要不可欠な栄養が入っているのですね。

春雨を1食あたりに食べる量と言えば、10gから20gとかなり少な目です。腹持ちが良く、少しの量で炭水化物もしっかり摂ることができるので、ダイエットに人気です。人の脳は、ブドウ糖を栄養源として活動しています。そこで、炭水化物抜きダイエットをすると、脳の働きが鈍くなり疲れも溜まりやすくなります。脳の栄養源となる炭水化物を少量でほどよく摂ることができるので、春雨はダイエットにぴったりな食材なのです。

緑豆のデンプンを原材料として作られた春雨には、他の春雨とは違う特徴があります。そもそも緑豆は、夏バテによく効く漢方薬として使われていた食材です。中国では、砂糖と緑豆を混ぜたドリンクが飲まれていたのだとか。のどをうるおす作用の他にも利尿作用があり、むくみ改善にも良い栄養素が含まれているそうです。

ランチや夜食に春雨ヌードルを食べている女性は多いはず。市販の春雨ヌードルは大体が150kcal以下。食べ応えがあって、満足感があり“ラーメン欲”を解消するときにもピッタリですが、春雨は10gで35kcal前後。春雨ヌードルに入っている春雨の量は30g前後の事が多いので、春雨だけで100kcalほどあるということになります。あれ、思ったより高い？

食感や無味でアレンジしやすい「しらたき」とごちゃ混ぜになり、春雨を低カロだと思っている人が多い様子。しかし、春雨の原料は緑豆のでん粉なので思ったよりもカロリーがあるのです。

とはいえ、食物繊維が豊富な春雨は女性には嬉しい食材でもあります。春雨ヌードルが危険なのがその塩分。スープを全部飲み干すと1日に必要な塩分の半分に達することも。お湯を注ぐだけで食べられる便利な食品ですが、日常的に食べない方が健康の為。

春雨には色々な種類がありますので紹介します。

でんぷん春雨は、日本産で伸長しやすいという特徴を持っています。原材料にはサツマイモやじゃがいものデンプンが使用されていて、スーパーなどでもよく販売されています。

韓国春雨は、名前の通り韓国産の春雨です。原材料は、サツマイモのデンプンが使用されています。食感が良く強いコシが特徴的で、炒め物などに使われる春雨の種類です。別名、タンミョンとも呼ばれています。

緑豆春雨は主に中国産のものが多く、原材料に緑豆のデンプンを使用しています。伸長しにくいという特徴がある一方で、コシがありかみごたえがある食感です。熱に溶けやすい性質も持っています。

いかがでしたでしょうか
春雨原料についてまとめてみました。春雨はでんぷんで出来ている為、調べ分かりましたがカロリーが結構高いですね、栄養は抜群ですが取りすぎには注意しましょう。