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ラーメンのスープは飲み干すべからず!気になる塩分徹底調査!

ついつい飲んでしまうラーメンのおいしいスープ。果たしてラーメンにはどのくらいの塩分が含まれているのでしょうか。塩分摂りすぎの危険性をはじめとして、ラーメンの種類ごとの塩分量や減塩対策などラーメンと塩分の関係についてまとめました。

そもそも塩分の摂りすぎが危険なのはなぜ?

塩分の濃い食べ物などを食べ過ぎてしまった際、のどが渇くという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
食べ物などから摂りすぎてしまった塩分は、体の中でナトリウムとなって骨や血液、消化液などに運ばれます。運び屋となるのがカリウムで、そのカリウムが不足していると、カリウムの代わりに水分を取り込み塩分の濃度を薄めようとします。塩分の濃度を薄めるために水を使うので、のどが渇いたり、水分の排出が抑えられ血圧が高くなります。また、水分を多く取り込もうとして溜め込んだ水分が細胞からあふれるとむくみになります。

塩分を長期的に摂りすぎてしまうと、高血圧や腎臓疾患、不整脈や心疾患などにかかるリスクが高まります。

私たちにはどのくらいの塩分が必要なの?

私たちの体の塩分の濃度は私たちの体の水分量の約0.85%と言われています。

1日の摂取量は健康的な成人の場合、男性は8g未満、女性は7g未満が目標とされています。
高血圧の方は1日6g未満が目標とされています。

気になるラーメンの塩分とは?

ラーメン1杯の塩分量は、ずばり約6gです!
ラーメン1杯をスープまで飲み干すとすると、ラーメンだけで1日分の塩分の目標量のほとんどを占めてしまうことがわかります。

では、ラーメンの種類による塩分の差を検証してみましょう。

豚骨ラーメン 塩分量約6g

豚骨ラーメンは、チャーシューに脂質と塩分が高く、豚骨ラーメンの塩分量を上げています。チャーシューを減らせば塩分カットになります。

担々麺 塩分量約6.3g

ピリッとした辛さのスープと肉みそが魅力の坦々麺。味付けをしたひき肉や塩分の多いザーサイの細切りなどがのっているので塩分が高めです。

味噌ラーメン 塩分量約5.9g

味噌ラーメンは醤油ラーメンやや塩ラーメンと比較するとバターなどのトッピングによりカロリーは高くなりがちです。
味噌の味が強すぎると塩分も高くなるので注意。こってり味噌ではなく、あっさり味噌のラーメンを選ぶと塩分を抑えられます。

醤油ラーメン 塩分量約5.5g

醤油ラーメンは調味料のなかでも塩分が多い醤油をベースとしています。あっさり味だからと言ってスープを飲み干しがちなので注意しましょう!

日清カップヌードル 塩分量4.8g

カップヌードルに含まれるめんやかやくの塩分量は2.3g、スープの塩分量は2.5gなので、スープを飲まないようにすると、塩分量が抑えられます。

サッポロ一番 塩らーめん 塩分量5.8g

サッポロ一番塩らーめんに含まれるめんとやくみの塩分量は1.5g、スープの塩分量は4.3gなのでスープを残すことで約1/3に塩分量を抑えることができます。

それでもおいしいラーメンを食べたい!塩分を摂りすぎてしまったら?

ラーメンなどでついつい摂りすぎてしまった塩分は体の外に排出しましょう!
体の中に入った塩分=ナトリウムはカリウムが運び屋となって水分とともに体外へ尿として排泄されます。よって水とカリウムの両方をしっかり摂ることが効果的です。

カリウムはお野菜や果物、大豆、海藻類に多く含まれている栄養素です。水に溶けやすい性質を持っているので、水で洗う場合やさらす場合はさっと手早くするようにしましょう!

ラーメンのスープを飲み干すかはあなた次第!

ここまで塩分の危険性やラーメンの塩分量についてまとめましたが、ラーメンの塩分量についてどう感じられたでしょうか。おおよそラーメンの全塩分量の半分以上をスープが占めていることがわかりました。ここにあげたラーメンの塩分量はほんの一例で、各ラーメン店やトッピング、量などで前後します。

おいしいラーメンですが、多くの塩分が含まれていることを頭に入れて、スープはほどほどにする、カリウムを多く含む食品と水分をしっかり摂るなどして、上手にラーメンと付き合っていきましょう。

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