日本人のほっとする味♪お味噌汁のすごい栄養を調べてみました。

日本のスープの代表と言えばお味噌汁ですね。寒い朝に一口食べると身体に沁みて美味しいですよね。また忙しい時もご飯とおかず一つにお味噌汁と足せば立派な食卓になります。

そんな日本人ならよく飲むお味噌汁ですが、江戸時代には栄養の科学的検証はないものの、長年の経験からお腹を下している人や病弱な人などに健康増進の効果があるとしてお味噌汁は「医者殺し」とも言われていたぐらい栄養価の高い食べ物だったようです。

最近は海外でもスローフード、日本食ブームで味噌汁にまた注目が集まっていますが、近年お味噌汁を飲むとガンの発生リスクが低くなるという研究結果も出ていてその栄養素も注目されています。

そんなお味噌汁ですが実が女性にも嬉しい栄養素も入っており、きれいになりたい人には是非食べてほしい食べ物なんです。

昔からあるお味噌ですが、今はお家で作る機会がなかなかないですよね。一から作るのに手間がかかるのと熟成期間が長いのとで今はスーパーで買うことが多いと思います。なのでお味噌でもどんな材料で出来ているか知らない人も多いのではないでしょうか？

お味噌で必ず必要な材料と言えば、大豆。大豆はもともと栄養価の高い食べ物で「畑のお肉」とも言われています。必須栄養素の一つのタンパク質はもちろん、女性に嬉しい美肌効果もある言われている栄養素、イソフラボンも入っています。

麹は麹菌をつけたもので、この麹によって麦みそ、米みそ、豆みそと種類が変わってきます。
西京味噌や仙台味噌は米味噌の部類に入り、八丁味噌は豆味噌に九州地方は麦味噌がよく作られます。

この麹によってお味噌の味が変わるのでお味噌汁でも西京みそ、仙台味噌などの米味噌のお味噌汁はお米の甘みが出てきます。　一方麦みそを使ったお味噌汁は麦の香りが漂いまた違った味わいに。

八丁味噌などの豆味噌の味噌汁は濃い味わいの中にも酸味、渋味が混じりわい、複雑な味わいあるお味噌汁に仕上がります。

最後にお塩は味噌に塩味を加えると当時に保存性を高めてくれる材料。お味噌を作るために必要な乳酸菌は塩に強いため、たくさんのお塩を入れても腐敗せず、上手に発酵してくれるので保存食としてもお味噌は最適なんです。

お味噌汁の材料に使われる味噌には大豆が必須の材料。大豆は身体づくりに必須の植物性タンパク質が入っており、お味噌汁で手軽に摂ることが出来る栄養素です。

たんぱく質は３大必須栄養素の一つで筋肉には内臓を必要な栄養素であり、免疫力を高めるためにも是非摂っておきたい栄養素です。

お味噌汁には大豆に含まれている栄養素のイソフラボンも摂ることが出来出来ます。
イソフラボンは女性ホルモンと似たような作用を示す栄養素で、骨粗しょう症や更年期障害を和らげる効果も期待されています。　

脂肪酸エチルはお味噌が発酵し、生成する過程で出来る栄養素。近年お味噌汁の研究でお味噌汁を一日３杯飲む人は一日１杯未満の人と比べて胃ガンの死亡率が低いという結果が発表されています。

これは脂肪酸エチルという栄養素が発がん性物質の活動を抑える効果や正常細胞から突然変異を起こす過程を抑える効果があるとしてこれがガンを予防してくれると考えられます。

お味噌の熟成の時に出来る栄養素一つメラノイジン。このメラノイジンは食物繊維と同じような働きをしてくれる嬉しい栄養素なんです。

メライノイジンは町内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やしてくれる効果があるので腸内環境を整えてくれ、便秘にも効果があると言われています。

お味噌汁なら水分も一緒にとることが出来て、お味噌汁の具材も食物繊維が豊富な野菜とたくさん入れて食べれば便秘解消にも役立ってくれることでしょう。

必須脂肪酸の一つリノール酸。お味噌汁の中には味噌が発酵する過程で大豆のリノール酸が分解されて遊離リノール酸という栄養素になっています。

この遊離リノール酸ですがなんとしみ、そばかすの予防をしてくれる栄養素なんです！遊離リノール酸はメラニンを作るのに必要なチロシナーゼという酵素をつくらないようにする働きがあり、結果、メラニン合成の抑制につながらり、美白効果をもたらしてくれるという訳です。

昔からお味噌を作っている人の手は白いと言われていましたがこの栄養素のおかげで白くなってたのですね。

いかがでしたか？お味噌汁の栄養ってすごいものばかりでしたね。健康には勿論、美肌にも便秘にも女性に嬉しい効果もたくさん。これからの食卓に是非お味噌汁と足してみてくださいね！