背脂ラーメンとは何か。ご当地ラーメンから背脂ラーメン代表店まで
2016/06/22
hanjuku_h
2016/05/02 更新
みなさんは久留米ラーメンと聞いて何を連想されるでしょうか?こってりしたスープにおいしい豚骨!上手くて食べると幸せになる!そんな久留米ラーメンの魅力をとことん掘り下げてみました。是非最後までお読みください。それではどうぞ!
福岡の久留米、ここといえばやはり久留米ラーメンだと答える方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな久留米ラーメンのルーツなど面白い情報を掘り下げていこうと思います。
久留米ラーメンにはどんな秘密があるのでしょうか?
このとんこつラーメンは昭和12年に産声を上げました。
ちゃんぽんと横浜で流行っていた支那そばを組み合わせたものが進化を遂げて今の久留米ラーメンの姿となりました。
その証拠に、JR久留米駅前にはとんこつラーメン発祥の地のモニュメントがあるほどなのです。
豚骨の歴史は久留米にあるのです。
福岡は現在でも屋台が有名で、屋台のラーメン屋からは多種多様、個性の強い商品が沢山生み出されました。
その生まれ方も偶然や、ちょっとしたきっかけが原因で、あの時こんなことがなければ出来なかったというような偶発的に生まれたものだったのです。
特に面白いエピソードが次にあります
久留米ラーメンといえばあの乳白色の綺麗なスープでしょ?
と思った方。
違うんです
実はあれは店の店主が煮立たせすぎて白くなってしまったのですがこれがどういうわけか美味いと言うわけで店頭に出始めて定着したのです。
久留米ラーメンは有名でありながら誕生秘話に関しては
えっ?それだけ?
と思えてしまうほどなんてことなかったりします。
久留米ラーメンのスープは濃くて美味しいですよね。
どうして本場の味があれだけ濃ゆいか知っていますか?
それは半世紀にわたり煮込み続けているからなんです。
日を重ねるごとに素材の味が混ざり、絶妙なバランスで久留米ラーメンを支えているのです。
職人技が光ります。
このような日々の努力に支えられて、久留米ラーメンは今日まで生き残ってきました。
久留米ラーメンの特徴はなんといっても具に海苔が乗ること。
この魚介ラーメンととんこつラーメン
本来相反するような素材のラーメンの美味いところが絶妙に絡んでいるのが久留米ラーメンなのです。
また野菜と鳥の旨味が凝縮されたスープはなんとも言えない深みのある香りを漂わせ、私たちを誘います。
そしてこの久留米ラーメンはとにかくこってり、数ある九州のご当地ラーメンと比べても久留米ラーメンは濃いのです。
人によっては辛く感じるかもしれません。
同じ福岡の代表博多ラーメン。
こちらとの違いですが、まずスープが違います。
ベースがとんこつラーメンである。
と言うことがおなじであり、博多ラーメンは薄味、あっさりのラーメンとなっています。麺が透けて見れる程度の濃さです。
全くと言っていいほどキャラクターが違います。
具にも豚を強調し、ネギがさっぱり感を与えるツルツルとしたものであるのに対し
久留米ラーメンは前述の通り、こってりの乳白色のスープ。
具材にも必ずと言っていいほど大きな海苔が乗ります。
お腹にもグッと乗っかってくるようなスープで
博多ラーメンが
あっ!これはとんこつラーメンだね。
と言うのであれば
久留米ラーメンは
うぉぉ!これはどこから来てもとんこつ!豚だねぇ!
と言うほど豚の強調感が違います。
また海苔がいい味を出しており、海苔を食べつつスープをのめば磯の香りととんこつのこってりした風味豊かなスープが口いっぱいに広がる絶品ラーメンなのです。
久留米ラーメンは
あっ!
とした瞬間から生まれた偶然と、スープを守り続ける努力が作り上げた名品です。是非福岡にお越しの際は久留米の味覚を思う存分食べてみてください。
また、博多ラーメンと食べ比べてみるとお互いのキャラクターの違いがより一層わかると思います。
福岡県民の胃袋を満たしてきた久留米ラーメン!
おいしさとその独特の存在感、どれをとっても唯一無二の存在となりました。
これからも皆様に愛されて味に深みを増すことでしょう。
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