【なくて困っちゃう調味料No.1？】薄口醤油は何で代用できる？

関東地方などで薄口醤油を頻繁に使用する家庭は少ないのではないでしょうか。
関西でよく使うのは何故なのでしょう？
それの理由は土地に隠されていました！

関西で採れる野菜やお魚は、土壌や水質の関係からさっぱりとした味わいのものが多いそうです。
見た目や風味を活かそうとした時、調味料には薄口醤油がピッタリ！
というわけで、関西のお料理には薄口醤油が定番化していったというわけです。

「薄口醤油」と「濃口醤油」の大きな違いと言えばまずは色。
薄口醤油は濃口醤油に比べると薄色をしていて、風味もあっさり。
素材の色味や味を活かした料理には薄口醤油を使う事が多いです。

薄口醤油と濃口醤油は製法が違います。
そのため、「薄口」醤油といっても濃口醤油よりも塩分は高め。
なので、濃口醤油の代用で薄口醤油を使用するとしょっぱいお料理に仕上がってしまいます。
よくレシピに書いてある「しょうゆ」は濃口醤油のこと。
間違って薄口醤油を使わないようにしましょう。

濃口醤油＝普段のお料理
薄口醤油＝醤油の色味を抑えながらも塩気を出したいお料理
…という認識でOKです☆

関西地方以外にお住まいだと薄口醤油はなかなか使う機会もなく、滅多に作らないお料理のために買うのはちょっともったいないですよね。
何か他の調味料で代用できたらいいのに…
と思った事がある方も多いはず。
家庭にある調味料で代用できるものはあるのでしょうか？

白だしという名前の通り、白だしは醤油ではありません。
薄口醤油か白醤油にみりんやだしなどを加えて調味した調味料です。
どちらかというと、醤油というよりはめんつゆの仲間なんです！
とは言え、材料に薄口醤油を使っているし、色味も似ているし…
なんとなく代用として使えそうですよね。

先述の通り、白だしは既に調味済み。
「塩」や「醤油」というような純粋な調味料とはまたちょっと違います。
なので、白だしを薄口醤油の代用とする場合には注意が必要。

白だしは商品にもよりますが、基本的には「醤油」「だし汁」「みりん」「塩」で作られています。
レシピにこれらの記載がある場合は、白だしに含まれている分量を引かなければいけません。
そして、レシピにこれらの記載がない場合は、仕上がりの味わいが変わってきます。
白だしを代用した場合、レシピ通りの味を再現するのはかなり難しくなります。

ただし、原料に薄口醤油や白醤油が使われているので、なんとなくの雰囲気にはなります。
完璧な味は無理ですが、家庭料理でちゃちゃっと済ませておければいいや！という時には代用してしまっても良いかも知れません。
白だしで代用する時は、薄口醤油その他調味料をレシピ通りに入れるのはやめましょう。
味見をしながら少しずつ追加していくのが無難です。

色味も風味も気にしないから濃口醤油で代用したい！
と思って、そのままの分量で代用してみた事がある方もいるのではないでしょうか。
その結果、しっかり色がついているわりになんとなく味が足りない…と感じたのでは？
薄口醤油と濃口醤油の違いでも述べたように塩分量が違うため、そのままでは代用できません！

「薄口醤油＝濃口醤油より色が薄くて塩分の強い醤油」ですから、簡単に言えば濃口醤油をうすめて塩を足せば代用できるのです。
残念ながら薄口醤油の風味までは再現することはできませんが、色味が薄く塩気の強い醤油を作り、代用しましょう。
使いやすい分量はコチラ☆

・塩…小さじ1/4（ひとつまみ）
・しょうゆ…2〜3滴

・塩…小さじ1/3
・しょうゆ…大さじ1/2

それぞれの調味料にそれぞれの良さがあります。
薄口醤油を完全に再現して代用することはできませんが、「それっぽく」代用することはできます♪
醤油の色味を押さえたキレイな色のお料理を作れますよ！
上手に代用して、お料理を楽しみましょう♡