オーブントースターの温度は高い?どんな調理に適しているの?
オーブントースターは、日本の家庭ではお馴染の家電ですが、トーストにしか使わないという方も多いのではないでしょうか?オーブントースター内部は熱源の近さから高い温度になります。オーブントースターの温度や特徴を理解して、もっと活用してみませんか?
オーブントースターとオーブンはどのような違いがあるのでしょうか?オーブンは赤外線で加熱したり焼いたりして、中まで火を通す調理器具です。ローストビーフなどの調理に適しています。オーブンは細かい温度管理ができます。
オーブントースターは、表面に焦げ目をつけることができる調理器具です。オーブントースターは表面温度を高くすることが得意なので、トーストやピザ、グラタン、おもちなど焼き目を楽しむ料理に適しています。
オーブントースターは和製英語で英語では toaster ovenの語順です。
トースターは日本や北米では一般的に家庭で愛用されていますがパンのトーストを食べる習慣のないヨーロッパの国ではあまり見られない光景です。
クッキーやマフィンもトースターでも、オーブンでも調理することが出来きますがやはり、中まで火を通した方が良いものは、オーブンの方が仕上がりが早いです
コンパクトで身近な家電として、利用している方も多いオーブントースターですが、温度はどれくらいなのでしょうか?
オーブンなら細かい温度設定ができますが、オーブントースターには基本的には、温度設定がありません。オーブントースターの温度はどれくらいでしょうか?メーカーによりますが、およそ200℃~250℃くらいです。
ヒーターと食品の距離が近いため、温度は高めです。このため、食品に素早く焦げ目をつけることができます。焦げ目が付き過ぎる、焦げ目をつけたくない、という場合はアルミホイルで食品を覆うことで防ぐことができます。
また、ワット数の調整ができる機種であれば、ワット数の切り替えにより温度を調整できるので、温度が高過ぎるという場合はワット数を切り替えると良いでしょう。焦げやすい食品の調理やじっくり中まで温めたいという場合には低めのワット数で調理しましょう。
オーブントースターをどれくらい使っていますか?トーストを焼くときに使うくらい、という人も多いはず。オーブントースターは、温度が高いことにより調理の時短につながるといったような特徴をご存知ですか?オーブントースターの特徴を知って、もっと活用してみませんか。
温度が一気に上がります
オーブントースターはオーブンに比べ狭い空間で、上下の熱源が食品に近い位置にあるため、温度が上昇するスピードが速いです。このため、短時間で焦げ目の付いたサクっとしたトーストが仕上がります。
時間がたった揚げ物もサクサクに!
時間がたってしまった揚げ物を、電子レンジで温めると、中はしっかり温まるけど、表面の衣はしっとりして、揚げ物特有のサクッとした食感が味わえません。
表面温度を上げるのが得意なオーブントースターに、時間がたって衣が柔らかくなってしまったフライ等を入れて数分加熱すると、衣がサクサクに復活!衣の温度が上がることで、揚げ直したような状態になります。
油を減らしてヘルシー調理
熱源が高く、高い温度を保てるオーブントースターは、焼き物もできます。フライパンで焼く代わりにオーブントースターを代用してみましょう。アルミホイルやこびりつきを防ぐフライパン調理用ホイルなどを敷いた上に食品を乗せて焼きます。ほんの少量の油でもきれいに焼きあげることができます。
温度を一気に上げることが得意なオーブントースターの利用方法を紹介しています。
同時調理で時短ができる
オーブントースター用の調理器具があるのをご存知ですか?そいういったオーブントースターに使用可能なものを利用すれば、ハムエッグやソーセージなどもオーブントースターで焼くことができます。焼き網が広めのオーブントースターなら、食パンの隣でハムエッグの同時調理なども可能です。
忙しい朝は、オーブントースターを活用して、朝食の準備もさっと済ませたいですよね。温度を一気に上げることが得意なオーブントースターを活用して時短調理をしましょう。
オーブントースター専用調理鍋「トースターパン」をご紹介します。オーブントースターで煮る、焼く、炊くの調理ができるマルチ調理鍋。材料を入れてオーブントースターで焼くだけで本格調理も可能。
トースターパンは、オーブントースターの温度の高さを利用して、短時間で本格的な焼き料理ができる調理器具です
熱源が近く、温度が高いオーブントースターだからこその注意点があります。
温度が高いので焦がしに要注意
「まだ大丈夫だな」と思っていても、ほんのわずかな時間で気付いたら表面が黒焦げに・・・。食品の表面温度を一気に上げることができるので、ちょっとした時間で焦げてしまうこともあります。ときどき様子を見ながら、焦げそうだと思ったら、アルミホイルで食品を覆うなど対策をしましょう。
ラップやシリコン製品は使えません
高い温度を苦手とする素材はオーブントースターでは使用できません。ラップやシリコン製品は、電子レンジでは使用できますが、基本的には高い温度に対する耐久性はないため、オーブントースターでの使用は控えましょう。
オーブントースターの特徴のひとつは、温度を短時間で上げることです。オーブン料理は180℃前後の温度での調理が多いですが、オーブントースターの温度は、熱源が近いため200℃~250℃と意外にも高温です。この温度を利用して、トーストだけではなく、様々な調理や温め直しなどにオーブントースターを活用してみませんか?
新たな美味しさを発見したり、時短につながったりとオーブントースターの温度の特徴を利用した使い方で、調理の幅がきっと広がります。