牛肉アレルギーの危険性！気になる症状や検査方法をみてみよう

【牛肉アレルギー】とっても珍しい！牛肉アレルギー

牛肉アレルギーは食肉アレルギーの一部であり、牛肉→鶏肉→豚肉の順番で食肉アレルギーの中では牛肉が一番多いと言われています。すべての肉類にアレルギーを持つ人は非常に少ないと言われています。

【牛肉アレルギー】アレルギー反応

体内で一部の物質が異物（アレルゲン）と認定し、それに打ち勝つため、「IgE」という抗体ができます。このIgE抗体が多すぎてしまい、過剰に反応していることがアレルギー反応です。

【牛肉アレルギー】原因①タンパク質

牛肉に含まれている一部のタンパク質を異物（アレルゲン）と体内が勘違いしてしまい、アレルギー反応が起こることがあります。牛肉を加工すると反応が出ないことがありますが、加工しても反応が出てしまう人もいます。

【牛肉アレルギー】原因②食べ過ぎ

食物アレルギーを持つ人の中では、食べ過ぎにより体がIgE抗体を作ってしまうため、アレルギー反応を起こしてしまうひとがいます。食べる量は限度を考えて食べたほうがいいかもしれません。

【牛肉アレルギー】原因③未完成な消化器官

タンパク質の多い牛肉を消化するには、消化器官の十分な発達が必要となります。うまくタンパク質を分解できない場合、アレルゲンが残りアレルギー反応として異常が出てしまうことがあります。

【牛肉アレルギー】①即時型反応

食後2時間以内になんらかの反応が起こります。アナフィラキシーショックといった重篤な状態になることもあるので、異変を感じたら病院へすぐに行きましょう。

【牛肉アレルギー】症状①蕁麻疹

全身または体の一部にかゆみや赤みが出てしまうことがあります。全身に出てしまうと、体が発熱してしまうこともあるので、適宜冷やすなどして、病院へ行きましょう。

【牛肉アレルギー】症状②アナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックは、命にかかわる非常に危険な状態です。複数の臓器に症状が出てしまい、血圧が異常に低下したり、意識を失ってしまったりすることもあります。その他、呼吸困難・脳炎・嘔吐・下痢・腹痛・不安などといった症状が併発することもあります。

①血液検査

血液検査では、IgE抗体の量を測定します。このIgE抗体の値が高いからといって必ずしもアレルギーを持っているというわけではありません。値が高くてもアレルギー反応が出ない方もいれば、値が低くてもアレルギー反応が出る方もいます。

③食物除去試験

IgE抗体の値を調べる血液検査と同時に行うとより効果的にアレルギー反応を調べることができます。実際に牛肉を一切食べない・触らないといったように、完全な除去を行います。期間は2週間～1ヵ月と言われています。

アナフィラキシーショックに注意！

非常に珍しいアレルギーではありますが、食肉アレルギーの中では一番発症が多いと言われています。アレルギー反応がひどい場合は、アナフィラキシーショックといった命にかかわる危険な状態になってしまうこともあります。