甘柿、渋柿、珍しい柿☆人気の柿の特徴と美味しい柿の種類まとめ
2016/05/20
az2az
2016/04/03 更新
家庭菜園が流行っている昨今、食べ終わった柿の種を植えて柿を収穫してみようと思う人もいるかもしれません。そのときの悩みのタネが渋柿ができてしまうことです。渋抜きをしなければ食べられません。そこで今回は、渋柿の渋抜きの方法を紹介します。
みなさんは渋抜きされていない渋柿を食べたことはありますか?スーパーなどで売られている柿は注意書きがされていない限り、渋柿の場合はすべて渋抜きされている甘くておいしい柿なので、あの、舌をはじめ口の中に不快感をもたらす感覚を体験したことがない方も多いかもしれません。
しかし、家庭菜園など、自分たちだけで楽しむ柿を育てている方々は渋柿の強烈な渋みを感じたことがあるでしょう。
渋抜きされていない渋柿のこの渋の正体はタンニンという物質です。タンニンという物質が溶け出すことで渋みを感じます。
収穫したときにすでに甘柿になっているものは樹の上で渋抜きができていますが、渋抜きできていない渋柿は消費者に届く前にアルコールや炭酸ガスで渋抜きされています。
では、渋柿の渋抜きは素人にもできるものなのでしょうか?実はできてしまうのです。
まず渋抜きしたい渋柿を用意してください。それでは、ここからは渋柿の渋抜きをする方法をいくつかご紹介していきます。
この方法で用意したい渋抜きしたい渋柿の種類は、平核無(ひらたねなし)や刀根早生(とねわせ)という種類の渋柿が良いのですが、手に入りにくいため渋抜きしたい渋柿であればどのような渋柿でもかまいません。
この方法はしゃりっとした柿の食感を味わいたい方におすすめしたい方法です。
まず35%の焼酎を用意します。焼酎がない場合は35%以上のアルコールであればブランデーやウイスキーでも大丈夫です。焼酎のときとはまた違う風味が楽しめるので食べ比べてみてください。
ただし、日本酒やビールを使うとあまり渋抜きできていない場合もありますのでご注意ください。
器などに焼酎を少し注ぎ、渋抜きされていない渋柿のヘタの部分に数回つけます。このとき、渋抜きされていない渋柿の皮についてしまった焼酎は果実を傷めないように柔らかいティッシュなどで拭き取ってください。
渋抜きしたい渋柿の皮が黒くならないように、古着など吸湿性のあるものと一緒にビニール袋に入れて密閉した渋抜きしたい渋柿は、直射日光を避けた20℃前後の室内に1週間~2週間置いておきます。
放置するだけで渋抜きしたい渋柿はおいしくなるのですが、室内の温度や渋抜きしたい渋柿の種類などによって渋抜きの日数が変化するので、7日前後で確認してみてください。
皮をむいた渋抜きされていない渋柿を干し柿にする方法はいくつかありますが、特に売り物にするわけではないので火力で乾かすよりも簡単で安全な天日干しをおすすめします。
ポイントは枝を長めに切ることです。荷物ひもなどで結んで吊るすので短いと結びにくいです。
あとは放置するだけで大丈夫です。トロッとした柿の食感が好きな方におすすめです。
ほかにも渋柿の渋抜き方法として、お湯につけこむ方法やエチレンを発生させる果物と一緒に冷蔵庫に入れる方法や冷凍してシャーベット状のものを食べるといったものなどもあります。
渋柿の渋抜き法をいろいろとみてきましたが、今すぐ食べたいという人におすすめなのがこちらです。それはレンジでチンしてしまう方法です。
この方法もいろいろなやり方があります。丸のままの場合は皮をむいて上部に十字の切り込みを入れて30秒以上レンジにかけます。レンジの状態や柿の大きさによって加熱時間が違いますので、このとき、必ず様子を見ながら行ってください。焼酎を塗るとよりおいしくなりますがなくても大丈夫です。粗熱を取るだけでも、冷やしてもおいしく食べられます。
そして、食べやすく切ってしまった場合は、オーブンで焼いてしまう方法もあります。じっくり加熱するのが良いです。パンにのせてそのまま焼いて食べるのもおすすめです。
いかがでしたか?意外と簡単に渋柿の渋抜きができてしまうなんて驚きではありませんか?今まで渋柿は捨ててしまっていたり、渋を利用して掃除や消毒をしていたかもしれませんが、これからは渋柿の渋抜きをして食べるという選択肢が増えます。柿をどうやって食べようかなという楽しい悩みが待っています。渋柿の渋抜き、ぜひお試しください。
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