2016/01/22
tottiemi
2016/03/28 更新
どこの冷蔵庫にも必ず入っている野菜といえば「人参」ですね。人参は甘いだけでなく栄養も豊富なんです!そんな人参の手軽な育て方があればマンションや畑がないところでも育てられますよね♪そこで、今回は家で手軽に人参を育てられる育て方を紹介いたします♪
人参はせり科セリ目ニンジン属の野菜で、原産地はアフガニスタンの周辺です。
日本へは16世紀ごろに伝来し、最初は葉も食べていたのですが、明治時代以降には根だけ食べるようになりました。
人参には、オレンジ色だけでなく、赤・紫・白などの色とりどりの人参があります。
オレンジの人参にはカロテンが豊富に含まれています。カロテンはビタミンAに変化し、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
赤い人参はリコピンが豊富です。紫の人参はアントシアニンが豊富に含まれています。
人参は畑でたくさん育てられているイメージが強いですが、マンションや小さな庭でも育てることが可能なんです!
今回はおうちで手軽に育てられる人参の育て方を紹介します。
人参をお家で育てる方法として、「プランター」で育てる育て方があります。プランターなら幅を取らず、マンションのベランダのような広いスペースが取れないところでも育てることができます。
東洋種、西洋種ともいずれも生育適温は15~20℃と冷涼な気候を好みます。植物体が小さいうちは暑さや寒さに強いのですが、成長すると暑さによって病害が発生しやすくなるため、日本では春と秋が生育適期です。特に、夏まき秋冬どりの栽培が温度的に最も栽培しやすいでしょう。
人参の育て方が初めての人は、夏に蒔いて秋冬に収穫するのが、虫がつきにくく育てやすいそうです。
ニンジンのタネは好光性種子(太陽の光が好き)なので、覆土はごく薄くかけます。また、タネをまいたら、発芽まで乾かさないことがポイント。不織布やもみ殻などをかけて、毎日水やりをし、乾かさないように管理します。不織布やもみ殻が手に入らなければ、新聞紙を湿らせて表面が乾いてきたら霧吹きで濡らして管理してあげてください。
間引きは本葉が1~2枚時と、4~5枚時に、2回に分けて行うのが基本です。
株間は1回目の間引きで1.5cm(ペレット種子を使用して1.5cm間隔で播種を行った場合は不要)、2回目の間引きでは最終株間として3~4cmを目標にします。
状態の良いものを残して、虫害を受けたもの、成育の悪いものを選んで間引きますが、適期だとほとんど差が出ず、どれも良く育つ場合が多いので、現実的には株間を意識して、『場所を基準に』間引くことが多いです。
2回目の間引き以降、2週間に1回、化成肥料を土1L当たり1g か、週に1回、500倍程度の液肥を水やり代わりに施します(第5図)。肥料が不足すると、根の発育が悪くなるので注意します。肥料切れは禁物です。
狭いスペースでも美味しい人参が育てられるように、育て方をご紹介します。
美味しくて甘い人参を育てる育て方は、下記のものが必要となります。
●幅60センチ深さ25センチ程のプランター<根が深いので、深さと幅のあるものならOK>
●鉢底石と野菜用培養土
●化成肥料
深さ15cm以上の容器(プランター)に培養土を準備し、3cmの浅いまき溝を作ります。まき溝に種をまきますが、にんじんの種は土を押し上げる力が弱いので、まく時にまく幅を広くして種を多めにまきます。
育て方で、重要になってくるのが、「間引き」です。葉っぱが1~2枚の時に1回目の間引きをします。1回目は、株と株の間隔が2センチほどになるようにしてください。
そして、葉っぱが3~4枚ほどの時に2回目の間引きです。このときは株の間隔を3~4センチになるようにします。
2回目の間引きが終わったら追肥をします。
成長すると、葉が5~6枚になります。
その時に3回目の間引きをします。間隔は5~6センチになるようにします。
間引きの後は、人参のほうへ土をかけてあげてください。これを「土寄せ」といいます。
間引き後、化成肥料を1㎡当たり40~50g程度施してニンジンの株元がかくれる程度に土寄せします。
2回目の間引きが終わったら、化成肥料70~80g/m2を蒔きます。
ニンジンは発芽後の初期の育ちが緩やかなので、草の生長に負けてしまいます。
除草をまめにしましょう。
水やりは土の表面が乾いてきたら水やりをします。
土壌の水分を少なくしないことが大事です。プランターの水が排水口から勢いよく流れ出るくらいまでたっぷりと与えることも、美味しく人参を育てる育て方のポイントです。
美味しい人参の育て方は、水やりや追肥、除草などありますが、一番困らせるのは虫害だと思います。
虫がつくということは、育て方が間違っているというわけではなく、順調に育っている証拠とも取れますが、根を枯らしてしまう原因にもなります。
そこで、対処法をご紹介します。
ニンジンを植えた時はアオムシ(キアゲハの幼虫)が発生して、葉の部分を食い荒らすことが良くあります。幼虫は発見次第すぐ除去するようにしましょう。終齢幼虫が多発すると1晩で葉っぱが全滅なんて事もあります。
その他ニンジンに発生しやすい害虫は、ネキリムシ、ヨトウガ、アブラムシ類の発生が多く、アオムシ類は老齢の幼虫になると薬剤が効きにくいので、早期発見、早期除去を心掛けましょう。
虫退治には、市販の農薬や防虫ネットが効果があります。アブラムシ類は大量に発生してしまうと厄介ですので、早めの対処が必要です。
薬を使わずに無農薬で育てる育て方もあります。
アブラムシ類に効果があるのは「牛乳」です。牛乳を霧吹きで噴霧することでアブラムシを死滅させることができます。牛乳が乾いたときにできる膜で死滅するそうです。
また、木酢液はいろんな虫に有効です。100円ショップでも売っている場所がありますので、探してみてはいかがでしょうか?
美味しい人参の育て方は参考になりましたでしょうか?
・プランターは深さのある物
・水やり必須
・追肥も忘れず
・虫は退治する
このようなことを守れば、美味しくて甘い人参が育つことでしょう。
あくまでも育て方は参考の一部分としてご覧ください。環境や品種によって変わる場合もございます。今回の育て方は、オレンジの人参の育て方です。
朝鮮ニンジンや東洋種になると育て方が変わってきますし、初心者には難しいかもしれません。
育て方をよく読んで、快適な家庭菜園ライフを楽しんでいただければと思います♪
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