【食材】大根の下ごしらえで、もっとおいしく大根を食べよう!
大根の下ごしらえって、実はいろいろあります。大根の下ごしらえってどんなのがあるかご存じですか?大根の下ごしらえはどういうものがあるかをみていき、もっとおいしく大根を食べるきっかけになるといいですね。大根の正しい下ごしらえをみていきましょう。
大根の下ごしらえで、下茹でをしよう
おいしく、出来れば早く煮込める方法として、大根の下ごしらえでは下茹でがおすすめです。特に、おでんの大根に関しては、下茹でしてからの方が美味しく作れます。大根の下ごしらえで大切なポイントは、味が染み込むという点です。
大根の下ごしらえで、下茹で
大根を下ゆでしたときの効果は、短時間で味がしみやすくなり、アクや苦味が取れます。また、大根に透明感が出ます。大根の細胞の中の水分が、膨張することで細胞膜が破れて、味がしみやすくなります。
【大根の下ごしらえ】大根の下ゆで時間を短縮する方法
下ゆで時間を短縮する下ごしらえとして、切り方の工夫があります。大根の下ごしらえをしっかり行うことで、早くて味の染み込んだ、おいしい大根を食べることができます。大根の下ごしらえに必要な切り方をみていきましょう。
【大根の下ごしらえ】隠し包丁
十文字の隠し包丁を、大根の輪切り側片面に1cmくらいの深さで入れると、味の染み込みがよくなります。この下ごしらえをするだけで、大根の味が大きく左右されます。煮物の際には、ぜひこの下ごしらえを行いましょう。
【大根の下ごしらえ】厚めに皮をむく
皮の近くにある筋が口当たりを悪くするのを防ぐのに、皮を厚めに剥きます。更に、煮崩れを防ぎたい場合は、大根の角を面取りして切り取ります。大根の下ごしらえでは、切り方の工夫が特に大切になってきます。
【大根の下ごしらえ】下茹でに米のとぎ汁
大根の下ごしらえで下茹でする際、米のとぎ汁で下茹でをすると、大根の臭いやアクが和らぎます。とぎ汁がない場合は、大さじ1杯位のお米をお茶パック等に入れて茹でてください。大根の下ごしらえで、臭いが取れる方法として優れています。
【大根の下ごしらえ】下茹でに米のとぎ汁
でんぷん質なら何でもいいので、少量(小さじ1杯程度)の小麦粉や片栗粉を入れて茹でて下ごしらえしても良いです。実際に片栗粉で大根の下ごしらえをするとどうなるのでしょうか?
片栗粉で大根の下ごしらえの下茹で
①大根を3cm位の輪切りにする。
②皮を厚めに切り、隠し包丁をして面取りをした大根を用意する。
③大根がかぶるくらいの水を入れて、片栗粉を小さじ1杯入れる。
片栗粉で大根の下ごしらえ
大根の下茹で時間は、大根に串を刺してすっと通るようになるまで煮込むと良いと一般的には言われています。目安として、水から煮て沸騰後20分位経てば、串を刺してすっと通ります。茹で汁が若干とろみがある感じになりますが、米のとぎ汁や米粒を入れて茹でた時より、ヌカっぽさがなくなります。
短時間で、味が染み込む
圧力鍋を下茹でに使うと、より短時間の加熱で仕上がります。お手持ちの圧力鍋によって加圧時間は変わっていきますが、加熱時間を節約して柔らかく煮るにはちょうど良いです。大根の下ごしらえには、調理器具の選択も大切になってきます。
圧力鍋で大根の下茹でをする方法
①鍋に3cmくらいの厚さに切った大根を入れ、水をかぶるくらい(鍋の1/3位)まで入れる。
②米の研ぎ汁を入れて強火で煮る。
③ピンから蒸気が出てきたら弱火で加圧1分にする。
④火を止め、ピンが下がるまで(7~8分程)蒸らす。
電子レンジで下ごしらえ
電子レンジを利用して、時間も短縮しながら手軽に味を染み込ませることができます。電子レンジ調理は時短テクニックとして優れているので、忙しくてなかなか下ごしらえに時間を割けない方にとっては、本当におすすめです。
電子レンジで下ごしらえするやり方
①深めの耐熱皿に3cm位に切った大根を並べる。
②耐熱皿の1cm位の高さまで水を入れる。
③米ひとつまみをお皿にまんべんなく入れ、緩めにラップをかけて700Wで約8分間加熱する。
大根の下ごしらえと一緒に覚えておきたい部位
大根は、葉に近い程、辛味が少なく水分がおおいので、生食で食べるサラダやつまに適しています。下の方は、辛みがあり水気も少ないので大根おろしに向いています。おでんや煮物には、中間に当たる真ん中が、味のしみ込み具合や煮崩れしにくいので向いています。
下茹で時間をできるだけ短縮するための下ごしらえをお伝えしました。おでんやブリ大根、ふろふき大根など煮込んだものを作るのに最適です。大根がほろっと柔らかく、味がよく染み込んでいるととても嬉しくなります。ぜひ、参考にしてみてください。