記事ID7630のサムネイル画像

    海外でも大人気!南部鉄器の急須の魅力を調べてみましょう!

    南部鉄器とは岩手県盛岡地方でつくられる鉄器。この南部鉄器の急須が海外でも大人気なのです!900年の伝統を守りつつ、革新的なデザインで世界に市場を展開し話題になっています。丈夫で長持ち!お手入れ次第で一生使える!そんな南部鉄器の急須の魅力を紹介していきましょう!

    南部鉄器とは?

    南部鉄器は、17世紀中頃、南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜をつくらせたのが始まりといわれます。以来、良質な原材料に恵まれたことや、藩が保護育成に努め各地より多くの鋳物師、釜師を召抱えたことで発展を続け、その製造品も茶釜から日用品にいたるまで広い用途に応じていました。有名な南部鉄瓶は、18世紀になって茶釜を小ぶりにして改良したのが始まりで、一般の人にも手軽に用られるようになりました。

    南部鉄器はその優れた品質により多くの人に親しまれ、日本の代表的伝統工芸品として揺るぎない地位とブランドを築いてきました。その逸品の数々は日本的伝統美のひとつの到達として近年さらに評価を高めています。

    出典:http://ginga.or.jp

    南部鉄器といえば、岩手県を思い出しますが、もともとは京都から盛岡に釜師を招いたのがはじまりだったようです。

    今では日本の伝統的な商品として注目を集めています。

    南部鉄器の急須の魅力

    南部鉄器として長く親しまれ、愛され続けてきた南部鉄器は、保温性に優れ、陶器や磁器に比べて格段に割れにくいという特長があります。独特の質感、風合いと温かみがあり素晴らしい商品です。

    南部鉄器は使い込むほど馴染み、風合いがでてくるのが特徴です。
    そして、大変丈夫で錆に注意してきちんとお手入れすれば一生使えます。
    安い急須をいくつも持っているよりもずっと素晴らしい事だと思いませんか?

    ただ、南部鉄器の急須はお値段も安いものから高価なものまで様々で、どう選んだら良いか分からないという方も多いようです。

    南部鉄器の急須の価格の違いはなんなのでしょうか?

    南部鉄器の急須の価格の違い

    南部鉄器の急須に関しては、安いから悪い、高いから良いという事はありません。

    現在、南部鉄器の急須を作っている地域は限定されますが、その地域によって製法は異なります。製法が違えば、価格も異なります。

    つまり、急須の値段の違いは製法の違いであるm良い・悪い ではないようです。

    急須は同じような形で、同じような模様なのに、何故値段が違うのかな?と思う方が多いようですが、これは、鉉の形状や、紋様などの作業量にもよりますが、多くは歴史の違いによる所が多いようです。極力価格を押さえて作っている工房もあるようです。しかし南部鉄器の急須が品質、質感、素材、デザインに至るまで、一級品であることに変わりありません。 丹精込めた作った南部鉄器の急須をぜひ手にとってみて下さい。

    南部鉄器の急須で鉄分はとれるの?

    南部鉄器の鉄瓶で入れたお湯やお茶で鉄分が取れるという話を聞いたことありませんか?

    まずどうして鉄分が取れるのかを説明しましょう。

    鉄分の補給に効果のある南部鉄瓶や茶の湯釜に代表される南部鉄器の溶出鉄は、吸収されやすい2価鉄が多いことがあきらかになり、南部鉄器の利用は鉄分の供給効果に有効であることが認められているそうです。

    現在、私たち5人に1人が貧血症、または準貧血症と言われています。 南部鉄器は、鉄分の補給に効果的であり、アルミやステンレスのケトルなどで湧かしたお湯では得られない効果があります。また、アルツハイマー痴呆症の予防にも、効果があると言われているそうです。

    鉄瓶で沸かしたお湯は、カルキ(塩素)をほぼ除去しますので、いままで飲めなかった水道水がまろやかな味にかわります。日本茶はもちろんのこと、コーヒー、紅茶などの飲み物、食べ物を美味しくします。

    では、南部鉄器の急須でも鉄分は補給できるのでしょうか?

    鉄瓶と急須は形状は似ておりますが、急須は内部にホーロー加工を施しておりますので、 鉄分補給の効果はないそうです。少し残念ですね。

    南部鉄器の鉄瓶と急須と使い分けて持っていると良いですね。

    南部鉄器の急須はお手入れが大変そうだけど・・・

    南部鉄器はすぐに錆びたり、お手入れが大変そうと思う方もいるようです。
    そこで南部鉄器の急須のお手入れ方法について調べてみました。

    鉄瓶は毎日使ってあげることが一番のお手入れになります。

    とはいうものの、他にも気を付ける点はあります。 まず鉄瓶の内部は金気止めという処理をしてあります。これは炭を燃やして高温で焼く仕上げ工程です。 この作業によって鉄瓶の内部には酸化皮膜という皮膜が出来ます。 これがさび止めの役割をしています。

    この皮膜を破損させないでなるべく長持ちさせつつ、その間に早くお湯に慣らすことです。
    皮膜がはがれないうちに湯あかをつけてしまうと鉄瓶の内部はだんだんと白っぽくなり、 もっと使い込むと完全に白くなり、そこまでいくと水を仮に入れっぱなしにしても錆びなくなります。

    時間と使用頻度、丁寧な扱いが大切なようです。

    南部鉄器の急須が錆びてしまった場合の対処法

    南部鉄器の急須を大切に使っていたけど、錆びてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか?

    使用後にちゃんと乾かさないで濡れた状態で放置した場合、確実に錆びます。
    でも、万が一錆びてしまった場合でも慌てなくても大丈夫ですよ。

    赤い錆が出たとしても、特に処置する事なくそのまま使ってよいそうです。
    間違っても錆を取る為タワシ等で擦ってはいけません。余計に錆が出てしまいます。

    南部鉄器の急須ではなく鉄瓶が錆びてしまいお湯が赤く濁る場合は、繰り返しお湯を沸かしてみてください。30分位沸かす→白い器にお湯を注ぎ確認、まだお湯が赤い様ならさっきのお湯は捨てて、再び30分沸かすを何回か繰り返すと透明なお湯に変わるそうです。

    透明になってもお湯が鉄の味がする場合があります。それはまだ錆が出ている状態ですので再び繰り返し沸かしてみて下さい。

    ちなみに、赤いお湯を飲んでしまったとしても健康を害する事はありません。誤解している方もいますが鉄の錆は体にはまったくの無害なのです。

    南部鉄器の鉄瓶や急須は海外でも大人気!

    南部鉄器の急須は伝統的なデザインでシンプルながらモダンで古くから愛されている商品ですが、今は更にカラフルなデザインのものも作られていて、それが海外でも大人気なのです。

    こちらの商品!とても可愛いですね。

    カラフルなカラーポットとしてパリをはじめ海外へ輸出されています。
    大人気でパリの紅茶屋ではティーポットとしてディスプレイされているそうです。

    こちらの商品は、全体にカモミールの小さな花を施した新しいデザインです。下にゴールド、上色に白を使い、とても上品で人気のある商品だそうです。

    南部鉄器の急須について調べてみて

    南部鉄器の急須は、丈夫で長持ち、お手入れ次第では一生使えるものだということが分かりました。

    鋳物師によって丹精込めて造り出される南部鉄器の急須。 使い込むほどに価値が高まり、一生使える急須をぜひ手にとってみてはいかがですか?

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ