似ているけど、ちょっと違う不思議なうな丼とうな重の細かい違い
2016/05/05
ryune
2016/07/04 更新
鰻といえば「うな重」ですが、このうな重、かつては高額なものしかありませんでした。でも、近年は吉野家をはじめとするファストフードチェーンでも安価で美味しい鰻を食べられるようになりました。吉野家などのうな重、うな丼などを比較してみました。
吉野家は、1899年(明治32年)に当時魚市場のあった東京・日本橋で創業されました。その後、関東大震災の影響で魚市場が築地に移転したことに伴い、吉野家も築地に移転しました。現在も築地にある吉野家が一号店です。
長らく築地の1店舗のみで吉野家は営業していましたが、1968年に新橋駅前に吉野家2号店を開店し、そこから現在に至るまで、吉野家は店舗を増やしていきました。
長い間吉野家は、土用の丑の日を含む夏期限定で「うな丼」を販売していましたが、2015年の6月より、通年販売のうな重を販売開始しました。それ以来、いつでもお手軽にうな重が食べられるようになりました。24時間営業の吉野家なら深夜にでもうな重が食べられます!
中国・広東省のうなぎ養殖専用池でシラスから育て、厳選されたうなぎを使用したうな重です。
うな重一枚盛750円、二枚盛1150円、三枚盛1650円と、二枚から三枚になるところが少し割高?と気にはなりますが、この価格でうな重が食べられるのは幸せですね。110円でうな重のお供の肝吸いもつけられます。
かつてのうな丼の頃のうなぎよりも、うな重のうなぎの方が大きくなっています。これで大満足な食べ応えになりました。
なか卯は牛丼チェーンというよりは、いろいろな丼ものや、うどんのメニューが豊富で、牛丼を食べるつもりで入店しても、他のメニューに目が行ってしまって違うものを結局食べてしまう・・・なんてことも起こります。
お持ち帰り用容器もうな重の重箱をイメージ。店内、持ち帰りともにとろり柔らかい肉厚のうなぎで、京風山椒と細く刻んだ卵焼きでいただきます。
吉野家で言う所の「二枚盛」をなか卯では「特うな重」と呼びます。また、このうな重に加え、世でいう「ひつまぶし」の食べ方が楽しめる「うなまぶし」もなか卯では提供しています。写真は「特うなまぶし」です。
うな重790円、特うな重1190円と、吉野家より40円ほど高い値段設定になっています。「うなまぶし」はうな重、特うな重の価格にそれぞれ100円プラスで楽しめるので、なか卯でうな重なら「うなまぶし」をお試しすることをおおすすめします!
吉野家をしのぐチェーン店となったすき家は、丼でのうなぎメニューの展開をしています。すき家のうなぎの売りポイントは、タレ三度付け焼きです。しっかりとタレの味が染み込んだうなぎはふっくらとして香ばしく、口に含むととろけるような柔らかさです。
すき家もなか卯方式で、うなぎが二枚になると「特」うな丼となります。
欲張りな人向け「うな牛」です。個人的にはうなぎは牛丼とは別に楽しみたい気もします。
すき家はトッピングの豊富な牛丼店で有名ですが、うな丼にも、温玉やとろろなどのトッピングメニューが展開されています。
ご飯並盛りの価格で、うな丼780円、特うな丼1180円と、吉野家より30円高く、なか卯より10円安くなっています。うな玉丼は840円、うなとろ丼は880円です。
千葉県成田市のお寺、成田山新勝寺の参道にはうなぎ屋さんがたくさんあり、参拝後の楽しみとして、うなぎを食べる習慣があります。川豊は、その中でも人気の高い老舗の一つで、店頭でまだ生きているうなぎを手際よくさばく作業がいつも見られます。
大正14年の創業以来継ぎ足している秘伝のタレで焼き上げられたうなぎの味は絶品。並2500円、上うな重3100円、特上うな重4100円です。
いかがでしたか?うな重はもともとは気軽に食べに行くには少し勇気のいる、価格の高い食事でしたが、吉野家他の和風ファストフードチェーンの努力により、手軽に食べることができる食事になりました。いろいろな企業努力に大感謝です。ちょっと頑張った自分へのプチご褒美に、吉野家のうな重などいかがですか?
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