マンゴーの食べごろはいつ?種類別に見るマンゴーの食べごろ!
「トロピカルフルーツの女王」と称され、世界三大美果の1つにもあげられているマンゴーは、果物の中でも特に人気があります。そんなマンゴーのベストな食べごろをご存じですか?マンゴーは種類も豊富ですが、それぞれの食べごろと旬の時期について種類別にまとめてみました♪
マンゴーの歴史
インド東部やミャンマーでは、約4000年前から栽培が行われていたといわれているマンゴー。
アレキサンダー大王がインダス渓谷に侵入した際、この果実を知りマケドニアに持ち帰ったという説があります。
日本に登場したのは明治時代。国内で本格的な栽培が始まったのは1970年頃だそうです。
もともと日本では、開花の時期がちょうど梅雨になるため結実しにくかったそうです。
しかしその後、ハウス栽培されるようになって、今のようにおいしくて食べごろの完熟マンゴーが安定して生産されるようになりました。
マンゴー豆知識
チェリモアやマンゴスチンとともに「世界三大美果」の一つに数えられているマンゴー。仏教ではマンゴーは「聖なる樹」と位置付けられています。
~聖なる樹~
伝説によると、お釈迦様が悟りを開いたのは菩提樹下とされており、この菩提樹こそがマンゴーだという説があるからです。
マンゴーは、β-カロテンの量が非常に多いのが特徴です。
~栄養価がスゴイ~
β-カロテンはがん予防に効果的。葉酸や食物繊維も豊富で、貧血予防や腸の働きを整える効果にも注目されています。
さらに注目すべきは、ビタミンA、C、Eが一気に摂れるということ!女性に嬉しいエイジングケアフルーツともいえます。
それでは、そんな人気のマンゴーをさらに美味しく食べるために、ベストな食べごろと旬の時期をマンゴーの種類別に紹介していきます♪
食べごろの時期は、6月〜8月。
~食べごろサイン!~
・表皮がしっとりとうるおい、つやがある。
・実がやわらかくなる。
・フルーティーな香りがする。
熟すと真っ赤に色付き、形もふっくらと丸みを帯びていてリンゴに似ていることから、この名で呼ばれるようになりました。沖縄県や鹿児島県、宮崎県などで栽培さる国内マンゴーのほとんどが、このマンゴー。高級品の「完熟マンゴー」は、このマンゴーを自然落下させたもの。甘味の中にほどよい酸味があり濃厚な味わいです。
食べごろの時期は、メキシコ産が3月~9月、ブラジル産が 10月~4月。
~食べごろサイン!~
・表皮がしっとりとうるおい、つやがある。
・実がやわらかくなる。
・フルーティーな香りがする。
国産と同じく果皮がリンゴのように赤と緑に染まり、果肉はオレンジで果汁もたっぷり。メキシコやブラジルから輸入されるアップルマンゴーには「ヘイデン種」や「ケント種」、「トミーアトキンス種」などがあります。
食べごろの時期は、6月〜7月。
~食べごろサイン!~
樹上で完熟させてから収穫されるため、手元に届く時は既に完熟&食べごろの状態。出来るだけ早めに食べましょう!
宮崎県から生まれた高級マンゴー。最初に紹介したアーウィン種のアップルマンゴーの中で「糖度が15度以上」、「重さ350g以上」、「色と形がきれい」という厳しい基準をクリアしたマンゴーが「太陽のタマゴ」と認められます。価格は高めですが甘味の強さと高級感から贈答品として人気。
食べごろの時期は、9月~11月。
~食べごろサイン!~
・香りが強くなる。
・少し黄色みがかる。
・実がやわらかくなる。
皮が緑色をしたマンゴーで、主にアメリカのカリフォルニアで栽培されています。果肉はオレンジに近い黄色をしており、味わいはアップルマンゴーよりも酸味がなくまろやか。完熟しても外見は緑色のままです。
食べごろの時期は、8月〜9月。
~食べごろサイン!~
・香りが強くなる。
・少し黄色みがかる。
・実がやわらかくなる。
1個の重さが500g~2kgにもなる大玉マンゴーなんです!国内産のほとんどが沖縄県で栽培されていて、完熟しても果皮が赤くならず緑色なのが特徴。繊維が少なめで甘味もたっぷりあり、深みのある味わい。
食べごろの時期は、1年中。
~食べごろサイン!~
・皮が緑色から黄色に変わる。
・フルーティな香りがする。
・実がやわらかくなる。
フィリピン産のマンゴーで、見た目がペリカンのくちばしのように見えることから名付けられました。全体が淡い黄色をしており、別名「イエローマンゴー」「ゴールデンマンゴー」とも呼ばれます。味わいは他の種類に比べて淡白で、甘みや香りも穏やかなことが特徴。
食べごろの時期は、8月ごろ。
~食べごろサイン!~
・全体が山吹色になる。
・香りが強くなる。
・表面の皮に少ししわがある。
マンゴーの世界最大の生産国はインドです。そのインドで、マンゴーの最高級品として扱われているのがアルフォンソマンゴー。「マンゴーの王様」とも呼ばれ、甘く特有の香りを持っています。5~6月に収穫期を迎えます。
主に、ナンドクマイ種とマハチャノ種がある。食べごろの時期は、ナンドクマイ種は一年を通して入荷しており、中でも3月~6月がシーズン。マハチャノ種は3月~6月。
~食べごろサイン!(ナンドクマイ種)~
・表皮につやが出て白みを帯びた黄色から濃い黄色へと変わる。
・香りが強くなる。
・実がやわらかくなる。
~食べごろサイン!(マハチャノ種)~
・表皮につやが出てほんのり赤く色づく。
・独特な強い香りがする。
・実がやわらかくなる。
タイで栽培されており、ナンドクマイ、マハチャノという品種があります。ペリカンマンゴーよりは若干濃い黄色をしており大きめ。皮が薄く、平べったい形をしています。なめらかでコクのある甘みと酸味のバランスのよいマンゴーです。日本では一年中流通しています。
種類別に見るマンゴーの食べごろ、いかがでしたか?インドから東南アジアにかけての温かい地域で多く生産されているマンゴー。世界には、500種類くらいあるそうですよ!濃厚な甘さでとろ~りとした触感がたまらないマンゴー♪栄養も豊富ですし、最高のタイミングで美味しくいただきましょう!!