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【コーヒー党さん必見】コーヒー豆の賞味期限を延ばす保管術をご紹介

賞味期限内のコーヒー豆が不味くなってしまった…そんな経験をお持ちの方はいませんか?呼吸を続けるコーヒー豆は、正しく保管しないと早く駄目になってしまうことがあります。コーヒー豆の賞味期限のひみつと長く楽しむための正しい保管術をご紹介します。

賞味期限切れのコーヒー豆を発見!さあどうする?

1年前に開封したコーヒー豆(粉)は飲めるのか。飲んでしまったけれど。賞味期限はとっくに切れ、風味は悪い。

Sat Apr 16 10:19:49 +0000 2016

賞味期限切れのコーヒーは美容や健康に害があるのでしょうか?それともお腹が痛くならなければOKでしょうか?

出典:http://oshiete.goo.ne.jp

 しまい込んで忘れていたコーヒー豆。うっかり賞味期限を切らしてしまったご経験はありませんか?捨てるのはもったいないけど飲んでも大丈夫かどうか…不安になりますよね。

コーヒー豆の賞味期限=「味」と「香り」を保持できる期限

コーヒー豆は乾物であるため、腐ることはまれです。しかし空気と触れた状態で保管すると酸化が進み、コーヒー豆に大切な「味」と「香り」が損なわれていきます。コーヒー豆の賞味期限とは、この2つを保持できる期限のことになります。

コーヒー豆が一番美味しいのは?

 焙煎されたコーヒー豆は時間とともに味と香りが変化していきます。意外にも焙煎当日はまだ味が鋭く、香りも最良の状態ではありません。コーヒー豆が一番美味しいのは、常温保存で焙煎から1~2日後(冷蔵保存では3~4日後)です。

賞味期限切れのコーヒー豆で健康を害することはない

 よほど保管状態が悪くなければ、賞味期限切れのコーヒー豆でお腹を壊すことはありません。ただし、酸化による胸焼けや胃もたれを起こすことはあります。また、保管していた容器の内部にカビが生えている場合は、飲用を控えた方がよいでしょう。

商品によってまちまちなコーヒー豆の賞味期限

 市販されているコーヒー豆の賞味期限にはかなりのばらつきがあります。短いものでは数週間程度、長いものでは1年も。同じコーヒー豆なのに、なぜこのような賞味期限の差ができるのでしょうか?

コーヒー豆の賞味期限を左右するポイント①:豆の状態

 コーヒー豆には豆のままで売られているものと、挽いた後の粉の状態で売られているものがあります。空気に触れる面積が大きいほど酸化のスピードが上がるため、粉の方が賞味期限は短くなります。

豆の状態での賞味期限

 適切な環境で保管した場合の賞味期限は、常温保存で10~20日程度(冷蔵保存で1ヶ月程度)といわれています。

粉の状態での賞味期限

 適切な環境で保管した場合の賞味期限は、常温保存で1~2週間程度(冷蔵保存で2~3週間程度)といわれています。

コーヒー豆の賞味期限を左右するポイント②:保管場所の温度

 保管場所の温度が高いほど酸化が進みやすくなります。気温が10℃上がると賞味期限が半分になるといわれています。

コーヒー豆の賞味期限を左右するポイント③:保管場所の湿度

 湿度も賞味期限を左右するポイントになります。焙煎後のコーヒー豆は吸湿しやすく、湿度の高い場所で保管するとどんどんと劣化してしまいます。

コーヒー豆の賞味期限を左右するポイント④:密閉状態

 空気中の酸素に触れる面積が広いほど、コーヒー豆の酸化は早まります。

コーヒー豆の賞味期限を左右するポイント⑤:光の影響

 光もコーヒー豆の賞味期限に影響します。直射日光(紫外線)が厳禁なのはもちろんのこと、室内灯の光でも傷みの原因になることがあります。

では”コーヒー豆のベストな保管状態”とは?

 食品である以上、コーヒー豆の劣化は避けられません。しかし上手に保管することで賞味期限を延ばすことはできます。では、コーヒー豆の美味しさをなるべく長く保つにはどのようにすればよいのでしょうか?

コーヒー豆の賞味期限を延ばすために①:保存容器・保存袋

保存容器で保管する場合

 缶や瓶などの容器で保管する場合、なるべく容器いっぱいにコーヒー豆を詰めるようにしましょう。コーヒー豆が空気と触れる面積を小さくするためです。専用容器をひとつ持っておくのもおススメ。様々なタイプが市販されていますので、お好みの容器を探すのも楽しいです。

真空ストッカー エアレス

真空保存が簡単に

HARIO 珈琲キャニスター

強化ガラスの専用キャニスター

Kalita &カリタ キャニスター

おしゃれなホーロー製

コーヒー豆保存用ブルマンミニ樽

内部は樹脂製密閉容器
機能面もバッチリ

袋で保管する場合

 空気を押し出すようにして口を閉じ、クリップなどで密閉しましょう。購入するときは100~200g程度の小分け包装を選ぶのがおススメです。

クラレ Anylockコーヒー用

マチがあるコーヒー袋に最適

WeLoc クリップイット

元祖口留めクリップ

コーヒー豆の賞味期限を延ばすために②:保管場所の温度・湿度

 家庭でコーヒー豆を保管する場合、冷凍庫・冷蔵庫・キッチン棚などが思い浮かびます。保管場所とポイントをおススメの順に挙げます。

1.冷凍庫【買い置きの長期保管OK】

 冷凍庫で保管したコーヒー豆の賞味期限は1~2ヶ月。粉は3~5週間です。温度・湿度が一定で保管に最適な場所といえます。ただし、室温に出したときに吸湿してしまうことがあり、毎日使用するような場合は冷蔵庫の方が向いています。

2.冷蔵庫【よく飲むコーヒー豆の保管に最適】

 冷蔵庫は日々使うコーヒー豆の保管に最も適した場所です。賞味期限は豆で1ヶ月程度、粉で2~3週間程度になります。

3.冷暗所【冬季の短期保管なら】

 室内の冷暗所に保管する場合の賞味期限は、冬季なら豆で2~3週間、粉で7日~10日です。比較的涼しい場所とはいえ、高温多湿の夏季はこれより短くなります。

4.冬季の常温室内【粉の保管には向かない】

 温度や湿度が変化しやすい常温の環境は、コーヒー豆の保管には適していません。豆の状態でも賞味期限は1週間程度に下がり、粉は数日程度になります。

5.夏季の常温室内【その日使用する分以外NG】

 夏場の気温と湿度は大敵。当日か翌日使用する分だけを出したら、残りは冷蔵庫などにしまうようにしましょう。

上手に保管して素敵なコーヒータイムを♪

 いいコーヒーは、抽出すると粉がふっくらと盛り上がり、ふくよかな香りが立ち込めます。ベストな状態を保って美味しいコーヒーをお楽しみ下さい!

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