マーガリンは危険!マーガリンは虫も食べない危険な食べ物だった!
2016/02/12
kento08
2016/04/20 更新
「マーガリンは食べるプラスチック」みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。食パンにぬったりお菓子作りに使ったり、マーガリンってけっこう使えるんですよね。でもこの噂が本当ならどうしますか?「マーガリン=プラスチック」その噂の真相を調べてみました!
マーガリンの主原料はコーン油、大豆油などの植物油脂であり、精製した油脂に発酵乳・食塩・ビタミン類などを加えて乳化し練り合わせた加工食品で、その製造過程において水素を分子に付加して(水素付加、水素化)、常温で固体にしたものである。
「プラスチック」 (英: plastic) という表現は、元来「可塑性物質」 (英: plasticisers) という意味を持ち、主に金属結晶において開花したものを基盤としており、原料である合成樹脂が成形され硬化した完成品を「プラスチック」と呼ぶ場合など、多様な意味に用いられている。
なんだか全然違います。どこがどうなってマーガリンとプラスチックが同じ成分となったのか不思議でなりません。そもそもマーガリンとプラスチックでは、化学式も製造法も全く違うそうですよ。普通に考えればそうですよね。
食べるプラスチックといわれるマーガリンとバターを用意し本当に蟻はマーガリンを食べないのか実験をした画像です。マーガリンには見向きもせずバターにばかり集まっています。えっ!本当にプラスチックなの?!と不安になりますね。
では、同じ実験の違う画像を用意しました。こちらはどうでしょう。
マーガリンにたくさんの蟻が集まっています。やっぱりマーガリンがプラスチックという噂には信ぴょう性がないですね。
では、なぜこんなにも極端に分かれてしまうのでしょうか。
まず蟻は巣を出ると周辺を歩きまわって食料を探します。そして見つけた食料を巣に持ち帰ります。その際、食料の在り処がわかるようフェロモンをだしながら巣まで戻るのです。そのフェロモンをたどって仲間の蟻たちは食料のある場所へ向かいます。
一枚目の写真は、たまたま最初に見つけた食料がバターで、二枚目の写真は、マーガリンだったということです。
よって、「噂①プラスチックだから?!蟻も食べないマーガリン!」は嘘であることが分かりました!
アメリカのある人物が「食べられる形をしたプラスチックである」と言ったその一言でこんな噂が広まったようです。なんでも、「マーガリンを窓際に2年間放置してもカビが生えたり、虫が寄ってきたりすることもなく、変色した表面を削れば新品同様の見た目であった」そうですよ。
『マーガリンとプラスチックの成分』で説明したとおり、マーガリンの原料は植物油です。植物油を放置したって腐らないし、虫もたかりません。よって「噂②プラスチックだから?!マーガリンは腐らない!」という訳ではなく、マーガリンの原料が植物油だから腐らなかったと思われます。こんな実験をした人物の「食べられる形をしたプラスチックである」という一言でここまでの噂になるのもすごいですね。
なぜマーガリンが危険と言われるのか?それは、プラスチックの成分と同じだから…ではなく!マーガリンの原料である植物油に原因があります。この植物油は常温のままでは液体です。それを個体にするために水素を添加して固めているのです。このようにして作り出したものをトランス脂肪酸といい、これが危険だと言われているのです。
トランス脂肪酸(トランスしぼうさん、trans fat、trans-unsaturated fatty acids、TFA)は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。トランス型不飽和脂肪酸(トランスがたふほうわしぼうさん)、トランス酸(トランスさん)とも。トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で発生する。
動脈硬化・心臓疾患・がん・悪玉コレステロールの増加等があります。トランス脂肪酸はマーガリンだけではなく、パン、ケーキなどの洋菓子、スナック菓子等にも含まれています。
怖い病気ばかりです。お菓子ってついついたくさん食べちゃうんですよね。健康を維持するためにも誘惑に負けない強い気持ちを持たないといけませんね。
これまで調べてきた結果、マーガリン=プラスチックであるということはありえません。いろいろな説が重なりあい、「マーガリンはプラスチックと同じ成分」「マーガリンは食べるプラスチック」という噂が流れたのです。しかし、プラスチックと同じ成分ではないことが分かったからといって安全な食品だ!とはなりません。そう!トランス脂肪酸です。これが危険と言われる原因だったのです。
朝食のトーストに塗るマーガリンぐらいでは心配ないですが、トランス脂肪酸はいろいろな食べ物に含まれています。摂取のしすぎには注意が必要ですが、けっしてマーガリンはプラスチックではありませんのでそこだけはご安心ください。
ただ、プラスチックではないものの体に害のある成分が含まれていることには間違いありません。
『マーガリンは食べるプラスチック?!この噂は本当なのか!徹底解剖!』はいかがでしたか?マーガリンとプラスチックというワードで調べてみるといろいろな意見、考え方があり大変興味深いものでした!!どちらにしても健康を維持するためには自分自信で摂取量を意識して食生活を見直していくことが大切だと思いました!
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