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麦茶を飲んだらなんだか違和感?麦茶で起こるアレルギーを徹底調査!

喉が渇いた時に飲む麦茶はおいしいですよね。みなさんも麦茶を飲んだことはあると思います。では、この麦茶にアレルギーがあるのはご存じですか?麦茶を飲んだ後、口の中に違和感があったり、体調不良が起こるなら、それはもしかしたら麦茶によるアレルギーの症状かもしれません。

麦茶を飲んだら・・・

みなさんは、麦茶を飲んだ時次のような症状を経験したことはありませんか?

・鼻水やくしゃみといった花粉症のような症状
・喉の痛みや痒み、違和感
・下痢や腹痛、吐き気や嘔吐
・蕁麻疹
・血圧が低下する、脈が多くなる、手足が冷たくなる
・めまい

など、このような症状が出たときは麦茶によって引き起こされたアレルギーの症状かもしれません。    

麦茶の正体は大麦

麦茶の原料は大麦

麦茶は小粒・大粒・はと麦といった大麦を原料としています。その麦の粒を焙煎したものを煮出したものが麦茶となるのです。
大麦は昔から日本人のくらしを助けてきてくれた植物で、今でも私たちの暮らしを彩っています。
麦ごはんのように食用として用いられたり、醤油や味噌といった調味料にビールの原料としても用いられています。

麦茶はミネラルが豊富で、美肌効果や虫歯予防といった様々なうれしい効果を与えてくれます。四季を問わず、冷たくても温かくてもおいしく飲むことができる飲み物です。

麦茶のアレルギーは大麦アレルギー?

そんな私たちのくらしに常にあり、麦茶の原料としても大活躍の大麦ですが、実はこの大麦にもアレルギーがある模様・・・。麦茶を飲んで口の中に違和感があるときは大麦アレルギーかもしれません。

大麦アレルギーについて

みなさんも小麦アレルギーというのは耳にしたことがあると思います。もちろん、大麦にも大麦アレルギーというものがあります。上記でも説明したとおり麦茶の原料は大麦ですので、麦茶を飲んだ時に口の中に違和感を覚えたり、体調不良を起こしたら、それは大麦アレルギーかもしれませんので、心配な方は一度検査をしてみてはいかがでしょうか。

小麦アレルギーと大麦アレルギーは別物!

小麦と大麦・・両方麦が付くからと一緒にしてはいけません。
小麦と大麦はまったくの別物です。根本的に植物として種類が違います。ですので、小麦アレルギーの方でも麦茶を飲むことが可能です。しかし、タンパク質の構造は似ているため免疫が弱い小麦アレルギーの方は、麦茶を飲んだ後、アレルギーの症状が出てしまうことがあります。心配な方は飲むことを控え、「飲みたい!」という方は、一度お医者さんにご相談を。

麦茶を飲んで体調がおかしいと思ったら、大麦アレルギーの心配を・・・。
小麦アレルギーの方は、大麦は小麦と別物ですので麦茶が飲みたくなったら安心して飲んでください。ですが、症状が出たときはすぐに病院へ!

大麦アレルギーの検査方法は?

あなたが、麦茶を飲んでアレルギーの症状が出たら一度検査をしてみるのはいかがでしょう。
自分に大麦のアレルギー反応があれば麦茶を飲まないようにすればいいですし、小麦のアレルギーがあると反応があれば、麦茶を飲んでも大丈夫です。しかし、免疫が弱っているときは控えるようにするといった対策が立てやすくなるのではないでしょうか?それでは、大麦アレルギーの検査を調べてみましたので紹介していきたいと思います。

大麦アレルギーの検査方法①:血液検査

血液検査(IgE抗体・ヒスタミン遊離試験)

血液検査ではIgE抗体というアレルギーを引き起こす物質がどの食べ物にどれだけ存在するかを調べるための検査で、どの食べ物にアレルギー反応を起こしているのかを見つけるために行います。結果は抗体価という0~6の数字で表され、数字が大きいほど抗体がたくさん存在することを表しますが、抗体価の数字と症状の重さは関係ありません。
また、ヒスタミン遊離試験は、血液とアレルゲンを混ぜたとき実際にアレルギーを起こした時と同じ反応が表れるかを見るもので、IgEで陽性の反応が出たときに確認のため用いられる検査です。

大麦アレルギーの検査②:皮膚プリックテスト(スクラッチテスト)

皮膚プリックテスト

皮膚プリックテストは名前のとおり皮膚をつかってする検査です。
やり方は、アレルゲンを皮膚に付け、専用の針をさし傷をつけます。そのまま、15分放置。
15分後、そのアレルゲンをつけた場所が赤く腫れていれば陽性ということになります。
検査の中で一番手軽にできて、その場ですぐアレルギーがあるかわかるのでとても受けやすい検査だと思います。

大麦アレルギーの検査③:食物負荷試験

食物負荷試験

食物負荷試験とは、アレルギーが疑わしい食べ物や飲み物など実際に口にして、アレルギーがあるかどうかをみる検査のことです。
この検査は手間と時間がかかります。患者さんにも危険が伴いますので専門のお医者さんの指示のもと行うようにしてください。

このようにみたら、患者さんの体の負担が少ないのは血液検査でしょうか。正確さを求めるなら、皮膚プリックテストか食物負荷試験ですね。もし、検査をするならお医者さんとしっかり話し合って納得するものを試してください。

麦茶は妊婦さんや赤ちゃんが飲んでも大丈夫?

麦茶は原料が大麦やはと麦で、カフェインゼロ。だから、妊婦さんにはおすすめの水分補給飲料です。

麦茶はカフェインゼロですので、もちろん赤ちゃんに飲ませても大丈夫です。しかし、初めて飲ませる場合や小麦アレルギーをお持ちのお子さんの場合は注意が必要です。
なるべく、少量ずつ飲ませしっかりと様子を見てください。
少しでも変なそぶりを見せたら、飲ませるのはやめて、すぐに病院へ行ってくださいね。

麦茶アレルギーまとめ

みなさん、いかがでしたか。
普段何気なく飲んでいた麦茶にアレルギーがあったとは驚きですね。
もし、あなたが麦茶を飲んで違和感を感じたなら、迷わず病院で検査をすることをおすすめします。
四季を問わず、冷たくても温かくてもおいしい麦茶です。
しっかり、自分の体のことを知って、安心・安全に飲みましょう。

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