みかんアレルギーとは?何がきっかけで、みかんアレルギーになるの?
みかんアレルギーをご存じですか?オレンジは、最もアレルギーが起こりやすいとされている、20品目に入っています。オレンジはみかんの仲間なので、アレルギーが起こらないというわけではありません。みかんアレルギーの症状や原因についてみていきましょう。
【みかんアレルギー】アレルギー症状を起こさないとは限らないみかん
みかんは、食べると発がん抑制効果や動脈硬化予防にもなり、栄養面でも注目されています。そんな健康に良いみかんですが、仲間であるオレンジは、アレルギーが起こりやすい食品・20品目に入っています。
みかんアレルギー
みかんは、アレルギーを起こす可能性が全くないというわけではありません。花粉症との関係性もあるので、花粉症を持っている人は、何の花粉に反応するのか確認しておくことがおすすめです。みかんアレルギーを疑う場合、オレンジを使用した食品や、オレンジのアロマを使用した物にも反応する確率があるので気を付けましょう。
【みかんアレルギー】果物アレルギーは花粉症と関係がある
みかんアレルギーの人は、花粉にも反応すると言われています。みかん・メロン・トマトの場合、イネ科花粉に反応します。例えば、イネ科の植物に対して花粉症が出てきて、そのあとみかん・メロン・トマトを食べると、以前は何もなかったのに口がかゆくなるというケースが当てはまります。
みかんアレルギーと花粉症
みかんアレルギーと花粉症の関係を、交差抗原と言います。果物と花粉のアミノ酸配列はそっくりで、ほぼ同じ配列を持つたんぱくが、2種類以上の食品に反応してしまうのが交差抗原なのです。花粉症を持っている場合、交差抗原が起こりやすいので注意する必要があります。
【みかんアレルギー】農薬が原因で起きるアレルギー
スーパーなどで販売されている果物や野菜は、輸入品が多くなっています。輸入した果物や野菜を摂取する場合に、気になるのが使用している農薬ではないでしょうか。ポストハーベストという、害虫やカビ防止を目的として使われている農薬で、輸入されている果物や野菜に使用されています。
【みかんアレルギー】みかんアレルギーと農薬
農薬は、アレルギーの発症と深く関わりがある事が指摘されており、みかんやグレープフルーツ、バナナなどの果物の他、野菜にも使用されています。また、生の野菜や果物だけでなく、ジュースやジャムなどの加工品にも、含まれている場合がありますので注意して摂取しましょう。
【みかんアレルギー】口腔アレルギー症状
みかんを食べて出るアレルギー症状で代表的なものが、口腔アレルギー症状です。これは特定の果物を食べると、口の中や周りがかゆくなったり、赤くはれたりするものです。中には喉の奥に違和感がある人、かゆくなる人もいます。
【みかんアレルギー】下痢や嘔吐など消化器症状
みかんのアレルギー症状には、下痢や吐き気があります。みかんを食べてお腹を下したり、吐き戻したりした場合には、すぐに食べるのをストップします。そのあとは、呼吸困難や発熱がないことを確認します。
【みかんアレルギー】酷い場合アナフィラキシーショックになることも
みかんを食べて口の周りがかゆくなったり、下痢や嘔吐をしてしまったりした場合は、最悪アナフィラキシーショックになることもあります。食物アレルギーで一番多い症状は皮膚症状ですが、症状がどんどん重くなると呼吸症状、最悪の場合アナフィラキシーショックを起こします。
血液検査
血液検査では血液の中に含まれる、IgE抗体の量を調べます。その結果によって、除去するかしないか決まります。しかし口がかゆくなる口腔アレルギー症候群が出てしまう、みかんアレルギーは、IgE抗体の量は一般的に低く、陰性になることがあります。
食物経口負荷試験
食物経口負荷試験とは、その名の通り、実際にみかんを少量食べて反応をみる検査方法です。本当に除去が必要な食品も分かるので、受けてみたい人は、専門の病院を受診してみて下さい。
プリックテスト
プリックテストは、血液検査よりも費用負担の軽い検査方法で、皮膚の中に調べたいアレルゲンを注射して、体内へ入れることもありませんので、リスクも低く抑えられる検査方法です。全ての食物のアレルゲンを調べられる他、薬剤のアレルギーや花粉症、アレルギー性鼻炎など幅広く対応します。
みかんアレルギー
いかがでしょうか?みかんは、オレンジの仲間なので注意が必要です。アレルギー症状は、口の周りや中がかゆくなる口腔アレルギーが起こりやすく、口腔アレルギーの場合、イネ科の花粉にも反応します。そのため血液検査をする際は、みかんも花粉も検査することがおすすめです。