2016/04/09 更新
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砂糖アレルギーなんてあるの?砂糖とアレルギーの関係をみてみよう
砂糖アレルギーというのをご存じですか?どちらかというと、砂糖アレルギーよりアトピーにつながる可能性が、砂糖にはあります。砂糖アレルギーやアトピーを悪化させるメカニズムをみていきましょう。砂糖アレルギーの仕組みを知ることで、つらい症状が改善できるかもしれません。
【砂糖アレルギー】アトピーとの関係
「砂糖がアトピーを悪化させる」と良く言われます。これはアトピーだけでなく、砂糖の過剰摂取は皮膚トラブルの元になってしまいます。では、なぜ砂糖がアトピーを悪化させてしまうのでしょうか?
【砂糖アレルギー】アレルギーとなる原因
砂糖は悪玉菌のエサになってしまうそうです。悪玉菌が増えれば腸内環境が悪化し、自律神経のバランスが悪くなってしまいます。そうすると、腸の動きや消化力も低下し、体内に有害なものやアレルゲンが入ってきた時にうまく消化できず、それがアトピーの原因になってしまいます。
【砂糖アレルギー】アレルギーになるメカニズム
精製された砂糖は吸収が早く、血糖値を一気に上昇させてしまいます。急激な血糖値の上昇を下げるためにインスリンが過剰に分泌され、今度は血糖値が下がり過ぎないようにいくつかのホルモンが分泌されます。
【砂糖アレルギー】アレルギーになるメカニズム
その一つのコルチゾールが出すぎて足りなくなります。それが「かゆみ」を増幅させてしまいます。コルチゾールはアレルギーを防止するホルモンなので、これが足りなくなればアトピー症状を抑えられず、かゆみも増し、症状も悪化するのです。
【砂糖アレルギー】ビタミンとアレルギーの関係
ビタミン不足が肌に良くないのは有名な話です。アトピーの子には特にビタミンは大切ですが、砂糖を消化する際にその肌に大切なビタミンを使ってしまい、ビタミン欠乏が起きてしまうのです。
【砂糖アレルギー】上白糖をオリゴ糖、てんさい糖に変える
砂糖はアレルギーやアトピーを悪化させてしまうものです。他にも様々な角度で悪化する原因が語られています。そのためにオススメなのが、上白糖をやめてオリゴ糖やてんさい糖に変えることです。個人差はありますが、砂糖を控えるだけで症状が改善する例もあります。
【砂糖アレルギー】オリゴ糖とてんさい糖は、アレルギーやアトピー改善補助になる
甜菜もしくは砂糖大根から作られるのが、オリゴ糖とてんさい糖です。一般的に砂糖と言えば、あの白い砂糖のことを指しますが、その砂糖はさとうきびが原料です。
【砂糖アレルギー】さとうきびとアレルギーの関係
消化吸収が非常に早いので、血糖値が急激に上昇し、すぐまた糖分をとりたくなるという低血糖症がおこりやすいです。また、血糖値の急激な上昇によって体の痒みが増すこともあります。
【砂糖アレルギー】「体を冷やす作用」
さらに熱帯の植物であるさとうきびは「体を冷やす作用」があります。アトピーの子には冷え性の子が多いので、さらに体を冷やすことになってしまいます。よく見慣れている砂糖はさとうきびからつくられているので、アトピーの子にはデメリットが多い食品です。
甜菜(てんさい)とアレルギーの関係
ゆっくりと消化されるので血糖値の上昇が緩慢で、吸収にも時間がかかるので「かゆみ」やもっと糖分が欲しいという欲求が出にくいです。甜菜は寒冷地でとれる野菜で、「体を温める作用」があるので冷え性対策に役立ちます。
甜菜(てんさい)とアレルギーの関係
また、オリゴ糖が豊富に含まれているので、お腹の善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善してアトピーの子に多い、便秘や胃腸の弱さの解消に役立ちます。さらにミネラルも豊富に含まれているので安心して使うことが出来ます。アトピーの子には非常にメリットの多い食品です。
ストレスとアレルギーの関係
アレルギーやアトピーのある人の状況に合わせて、砂糖を制限したり、オリゴ糖や甜菜(てんさい)糖をうまく使って適度な制限をすると良いでしょう。ストレスもアレルギーやアトピーの大敵の一つです。
炭水化物のとりすぎは砂糖のとりすぎと同じ
「炭水化物」は体内で「糖分」に変わるので、砂糖をとって血糖値が急上昇することによって起こるアトピー悪化と同じ状態になってしまいます。ご飯の食べ過ぎも、砂糖と同じように注意が必要になる場合もあるということも覚えておきましょう。
砂糖アレルギーは、生体反応との関係が強い
いかがでしょうか?砂糖には、アレルギーやアトピーの悪化につながる可能性があります。ホルモンやビタミンの関係で痒みが生じる場合もあります。一方で、ストレスや炭水化物、さとうきび原料由来からアレルギーが生じているときもあります。少しでも異常が出るようでしたら、一度病院へ行って診断してもらいましょう。